先住民族関連ニュース

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樺太記念館25日開館 資料1000点展示、引き揚げの歴史後世に 稚内

2018-05-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/24 05:00
 【稚内】樺太(サハリン)にまつわる資料を展示する「稚内市樺太記念館」が25日、副港市場(港1)2階にオープンする。全国樺太連盟(本部・東京、西本美嗣会長)から市に寄贈された衣服や写真など約千点の資料を通年で展示。開館を記念して、当日は午前10時からオープニングセレモニー、同10時半から歴史フォーラムが開かれる。
 市が市場2階を借りて、開設準備を進めてきた。広さは約270平方メートル。はんてんや襟巻き、写真などの引き揚げ者ゆかりの資料や、北緯50度以南の南樺太が日本の領土だった明治時代から戦後までの40年間の歴史、当時の産業や交通を紹介するパネルが並ぶ。関連書籍を閲覧できるスペースや、引き揚げ者ら関係者へのインタビューを編集した4編の映像を見られるブースも設けている。
残り:321文字/全文:659文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/192343

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アングル:好況に沸くニュージーランドの「ホームレス危機」

2018-05-24 | 先住民族関連
REUTERS 2018年5月23日 / 11:53 / 11時間前更新
<落し穴> [ウェリントン 21日 ロイター] - 酪農を主力とするニュージーランド経済は、ここ数年、富裕な先進諸国の羨望の的だった。だが、好景気にもかかわらず、数万人の住民が、車中や店舗の出入口、路地などで寝起きする生活を強いられている。
この新たな危機は、ニュージーランド国民にとって自慢にならない節目にまで悪化した。高所得の経済協力開発機構(OECD)35加盟国の中で、ホームレス人口比率が首位になったのだ。
この奇妙な問題は経済好調な都市を苦しめている。経済が繁栄する中で家賃が急上昇し、一部の住民が路上に追いやられているのだ。不動産価格が高騰しているため、住宅購入などましてや論外だ。
「現時点で、何も資産を持っていない」。ニュージーランド首都ウェリントンの無料給食所でロイターの取材に応じたビクター・ヤングさん(64歳)は、自らの窮乏を語った。
「ここは優しい国ではないし、暮らしやすい国でもない。去年は20日間、車内で寝た。週30時間働いているのに」
高い支持率を誇るアーダーン首相としては、こうした不満を解消したいところだろう。この無料給食所とは市街の反対側にある連邦政府庁舎で、同首相の率いる労働党政権は17日、野心的な社会インフラ整備計画を含めた最初の予算案を発表した。
政府は、5年間で38億NZドル(約2924億円)を新規設備投資に配分する。住宅建設については、今回の予算案で新たに6億3400万NZドルが上積みされた。これは、低価格住宅の供給増大に向けて政府が以前発表した建設計画「キウイビルド」向けの21億NZドル投資に追加されるものだ。
37歳のカリスマ女性首相に対する期待は大きい。
与党労働党が昨年9月の選挙で勝利を収めた際に、住宅危機解消を政策の柱として掲げていたからだ。アーダーン首相の課題は、自身の投資計画によって、前政権から引き継いだ健全な財政状況に穴を空けないようにすることだ。
「首相を誇りに思っている」と無料給食所で働くシスター・ジョゼファは語る。「多くの希望が、そして恐らく多くの期待がある」
しかし、根本的な改革を期待する国民は、政府の当初予算によって肩すかしを食らうだろうと専門家は警鐘を鳴らす。
「彼らは誰かが造った落し穴に深くはまってしまっている。いまだに、どんな有望な、手っ取り早い解決策も見つかっていない」とオークランド工科大学のジョン・トゥーキィ教授(建築マネジメント論)は語る。
政府が喧伝する「キウイビルド」計画が、今後10年間で10万戸の住宅建設という野心的な目標を達成するには、熟練労働者が不足しているため、失敗に終る可能性があると同教授は指摘する。
慈善団体サルべーション・アーミー(救世軍)の政策アナリスト、アラン・ジョンソン氏は、自身が暮らす南オークランド周辺でも自動車やトレーラー、ガレージで暮らす家族が目立ち始めており、今回の公営住宅投資向け追加予算で、これが緩和できる可能性は低いと語る。
「財務大臣はこの状況を一変できると述べているが、とうていその領域には達していない」とジョンソン氏は述べた。
<見捨てられた人々>
6年連続の成長を遂げるニュージーランド経済は、強力な酪農セクターと躍進する観光セクター、そして移民に支えられている。
成長率が2019年に3.8%のピークに達すると財務省は予想しており、景気拡大がまだ続くと期待している。この数字は、国際通貨基金(IMF)が予想する先進諸国の成長率2%を大きく上回っている。
だが、ニュージーランドのインフラは成長に追いついていない。
同国を襲う住宅不足、交通渋滞、病院スタッフの不足を背景に、2017年の総選挙では、無敵に思えた中道右派の国民党が突如として有権者の支持を失ってしまった。
もちろん、特にここ10年間は、好景気の恩恵を受ける人々もいた。たが、それと同時に苦境に追いやられた人々も存在する。
ニュージーランドの先住民マオリ族は、同国人口の15%にすぎないが、ホームレスの3分の1を占めている。
米イェール大学によるOECDデータ分析によれば、ニュージーランドは加盟国の中で最もホームレス比率が高く、2015年には人口のほぼ1%が定住用の家屋で暮らしていない。
現状はその分析時点からさらに悪化している、とアナリストは指摘。2015年以降、政府の住宅補助の受給資格者数は倍増した。
また、賃金の上昇スピードは、過去10年間で6割増加した家賃負担に追いついていない。屋根の下で暮らすことができる国民にとってさえ、痛手を被っている状況が浮き彫りになっている。
<保護施設も満員>
ニュージーランドで最も人口の多いオークランドでも、ホームレスの数は史上最悪の水準にある。ここでは住宅不足も最も厳しい状況にあり、不動産調査会社クオータブル・バリューによれば、住宅価格は過去10年間で9割上昇した。
ロイターがインタビューした路上生活者の中には、オークランドを離れてウェリントンに来たという人が複数いた。
だが、圧迫は広範囲に拡大している。高級クラフトビールや熟練のコーヒーショップで有名なウェリントンは、同国内でも給与水準の高い都市だが、それでも家賃高騰の罠(わな)にはまった人は多い。
ウェリントン・ナイト・シェルターのカースティ・バギンズ氏によれば、同施設もほぼ常に満員状態だという。「ときには、ベッドと毛布を提供するのが精一杯ということもある」
(翻訳:エァクレーレン)
https://jp.reuters.com/article/newzealand-economy-budget-idJPKCN1IO09E

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戒厳令布告から1年。ミンダナオ地方の人権活動家らがマニラ市で抗議集会を実施

2018-05-24 | 先住民族関連
まにら新聞 2018.5.24

戒厳令終結を訴える抗議集会参加者=23日午前10時半ごろ、首都圏マニラ市メンジョーラ橋前で冨田すみれ子撮影
 イスラム過激派によるミンダナオ地方マラウィ市占拠を理由に、ドゥテルテ大統領が同地方へ戒厳令を布告してから23日で1年が経過した。昨年10月の戦闘終結以降も、今年末までミンダナオ地方への戒厳令は継続されており、首圏各地では同
日、戒厳令に反対する抗議集会が開かれた。
 同日午前のマニラ市での抗議集会には、バヤンなど左派系団体や全国の先住民族団体から約千人が参加。「戒厳令に終止符を」「マラウィ戦闘の被害者に正義を」と書かれた横断幕やプラカードを掲げて、戒厳令下で続く人権侵害に抗議した。
 デモ隊はサントトマス大学で集会を行った後、大統領府近くのメンジョーラ橋まで行進。ラマダン期間で断食中のイスラム教徒もミンダナオ地方から参加し、猛暑の中で「戦闘が終わったミンダナオに戒厳令はいらない」と声を上げた。
 マギンダナオ州から参加した先住民の人権を守る活動家ジェロム・アバさん(25)は「戒厳令はミンダナオ地方に平和をもたらさない」と断言。「戦闘が終わったミンダナオでは戒厳令の名の下に活動家や先住民、農民が殺害されている」と話し「マルコス政権下の戒厳令の再来だ」と訴えた。
 人権団体カラパタンは同日までに、戒厳令布告から1年間に同地方で調査した人権侵害についての報告書を発表。共産党と無関係であるのに同党の軍事部門、新人民軍(NPA)のメンバーとされた学生、人権活動家、農民、イスラム過激派掃討を目的とする国軍による空爆で巻き添えになった住民など計49人が殺されたとし、これを「超法規的殺人」と非難した。このほか、89人が不当逮捕され、22人が拷問の被害にあったとしている。
 戒厳令はマラウィ市が占拠された昨年5月23日夜、ミンダナオ地方全域に60日間の期限で布告された。その後、同年7月に年末まで5カ月、さらに12月に18年年末まで1年間延長された。
 1987年制定の憲法では「侵略もしくは反乱により、治安維持のために必要な場合」に戒厳令布告と人身保護令状の停止措置を取ることができるとしている。戦闘が終結した後も、戒厳令が延長されたことについて左派系下院議員らは「憲法違反」として1月に最高裁に提訴、戒厳令の差し止めを求めていたが、翌月に最高裁は差し止め請求を棄却している。
 昨年12月に行われた民間調査機関ソーシャル・ウエザー・ステーション(SWS)による戒厳令に関する世論調査では、62%が「延長は必要ない」と答えていた。(冨田すみれ子)
http://www.manila-shimbun.com/category/society/news237872.html

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実物で学んで 教材用トランクを財団作製 工芸品や伝統衣装など19点詰め /北海道

2018-05-24 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2018年5月23日 地方版
 公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌市)が、アイヌの工芸品や伝統衣装を詰めた「アイヌ文化学習トランク」を作った。6月以降、教材として道内の小学校などに無償で貸し出す。担当者は「触ったり着たりして、アイヌを感じてもらいたい」と話す。
 財団はアイヌ文化の普及活動を行っており、前身の団体のころから所有する工芸品を学校に貸し出してきた。年20件以…
この記事は有料記事です。
残り258文字(全文429文字)
https://mainichi.jp/articles/20180523/ddl/k01/040/156000c

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自然と共生、アイヌ文化体験 ポロトの森整備へ

2018-05-24 | アイヌ民族関連
読売新聞2018/5/23配信
 民族共生象徴空間の開設に向け、白老町や町商工会、白老観光協会などが、象徴空間に近接するポロト湖畔の森をアイヌ文化を体験できる森への整備に向けて動き出した。林床を覆うササを刈り取り、埋土種子を目覚めさせ森を再生することで、自然と共生してきたアイヌ文化を肌で体験できる新たなフィールド造りの一環。21日には、関係者が設定した調査区域内のササを刈り取り、来春に埋土種子の出現状況を確認しながら、森の整備を進めたい考え。
 白老では2020年4月の民族共生象徴空間の開設に向けた工事が進む。森や木がアイヌ文化と密接に関係することから象徴空間に近接したポロト湖畔東側の森林をアイヌ文化を体験できるフィールドとして整備しようと、町や商工会など各団体の関係者が集まり、ポロトの森の可能性調査を始めた。
 ポロトの森は多くの木々が茂り、林床はササに覆われ、落ち葉も多いことから、太陽光があまり当たらず、自生する草花が少なくなっている。こうしたことから、「十勝千年の森」を手がけた高野ランドスケーププランニング(十勝管内音更町)の高野文彰会長や金清百広代表取締役、札幌大学の本田優子教授などのアドバイスのもと、森の再生に着手。調査区域を数カ所設定して、参加者たちが林床を覆うササを刈り取ったり、落ち葉をかき集めるなどの作業を行った。
 今後、定期的に調査区域の整備を行い、来春にどの程度、埋土種子が出現しているかを確認しながら整備を進め、象徴空間の体験プログラムなどと連動させた取り組みに発展させたい意向だ。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/13871/

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道東で体験型観光モデル…経産局が策定

2018-05-24 | アイヌ民族関連
読売新聞2018年05月23日
ハイキングやカヌーなど
 北海道経済産業局は22日、釧路市・阿寒湖温泉を中心とする道東地方を対象に、体験型観光アドベンチャーツーリズム(AT)の事業モデルを策定したと発表した。ハイキングやカヌー、ラフティングなどで自然や文化を楽しむATは消費単価が高く、欧米では50兆円近い市場規模を誇る。日本でATの事業モデルは全国で初めてで、官民で海外富裕層の取り込みを目指す。
同局によると、ATは、バードウォッチングなどの「アクティビティ」、湿原や流氷などの「自然」、アイヌ文化などの「異文化体験」のうち二つ以上の要素で構成される。
 事業モデルでは、道東のホテル会社やNPOなどが旅行商品を企画。国の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」や、アイヌ文化の体験などを組み合わせたツアーが考えられるという。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20180523-OYTNT50020.html

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アザラシ仲間の新種 帯広の会社員、91年に発見

2018-05-24 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年5月23日 北海道朝刊
 北海道足寄町の足寄動物化石博物館は22日、浦幌町の川で1991年に見つかった骨の化石が、アザラシと同じ祖先を持ち、約1000万年前に絶滅したとされる海生哺乳類「アロデスムス」の新種と分かったと発表した。ほぼ全身の骨格が確認された。発掘地層などから約1500万年前の個体の可能性が高く、アロデスムスの化石としては国内最古という。
 沢村寛館長ら4人の研究者による研究論文が、英国の学術誌「ロンドン王立協会オープンサイエンス」に掲載された。新種は発見された浦幌を示すアイヌ語にちなみ「アロデスムス・ウライポレンシス(浦幌のアロデスムス)」と命名された。
 骨格は数ミリから30センチ程度の92個の骨で構成。全長は約2メートルで雄の成獣とみられる。アロデスムスは国内外で5種が確認されていたが、前頭骨の目の位置の上に突起があるなど、新種と判断できる特徴があるという。
 新種の発見は、帯広市の会社員、井上清和さん(59)が91年、浦幌町の河原で貝化石の採集中、骨の化石が入った岩塊を見つけたのがきっかけだ。
 その後、学芸員や大学研究者らが、地層発掘や骨格研究を進めてきた。
 この日、記者会見した筑波大大学院博士課程の主森(とのもり)亘さん(28)は「日本最北のアロデスムスの骨格であり、当時の海の哺乳類の多様性を示している」と解説。井上さんも「新種と認められてうれしい」と喜びを語った。【鈴木斉】
https://mainichi.jp/articles/20180523/ddr/041/040/003000c

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140年前の日本を旅した、女性旅行家の先駆け「イザベラ・バード展」が開催

2018-05-24 | アイヌ民族関連
T-SAITE 2018年5月22日 (火) 18:00 配信
現代の旅行・観光業を牽引するのは、女性客たち。しかしかつては女性が自由に旅をするのは珍しく、また難しい時代がありました。そんな女性の「自由」が今よりはるかに制限されていた時代、遠い未知の国を目指した、女性の旅人がいます。
19世紀のイギリスで生まれ、アメリカやカナダ、そして日本や中国など、広く世界を旅した、イザベラ・バード。当時としても珍しい女性旅行家である彼女は、1878(明治11)年に日本を訪れ、東京を拠点に日光、新潟を経て、日本海側から北海道までを旅しています。その体験を、"Unbeaten Tracks in Japan" (邦題『日本奥地紀行』)としてまとめ、1880(明治13)年に出版。外国人の目を通した日本を知る、貴重な文献となりました。
[caption id="attachment_79879" align="alignnone" width="600"]
そんな彼女の足跡を辿る展覧会が、2018年5月19日(土)から東京ステーションギャラリーにて行われています。
バードは東日本から北海道へ、その時々で日本人通訳を雇いながら、人力車や馬、時に徒歩で約3ヶ月間、旅しました。このルートは、先日2018年5月1日に開業1周年を迎えたJR東日本の豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」と重なるところがあるといいます。今展は「TRAIN SUITE 四季島」の運行ルートとバードの目線を重ね合わせ、パネル展示や映像などを使いながら、当時の各地の文化や風俗を解説しています。
彼女の旅の最終目的は、文字をもたない民族・アイヌに出会うこと。無事、北海道・平取のアイヌ集落に辿り着き、その生活や文化をしっかりと見聞したといいます。
バードの旅は約3ヶ月。一方、「TRAIN SUITE 四季島」は上野から日光、函館、道南を巡り、また上野へと戻る春から夏の運行コースで、3泊4日。日程ひとつとっても明治時代と現代では多くの面で違いがありますが、旅は心躍るものだということは、今も昔も変わりません。女性旅行家の先駆けであるイザベラ・バードを知ることで、また新たな旅への好奇心がうずくのではないでしょうか。
◆「TRAIN SUITE 四季島」運行開始1周年記念企画 イザベラ・バード展
会期:2018年5月19日(土)〜7月1日(日)
   ※6月25日を除く毎月曜日は休館
場所:東京駅内 丸の内北口改札前 「東京ステーションギャラリー」(回廊展示)
開館時間:10:00〜18:00(金曜日は20:00まで。入場は閉館30分前まで)
※入館には東京ステーションギャラリーで開催中の「夢二繚乱」展の入館券(一般・当日900円)の購入が必要です。
http://top.tsite.jp/news/lifetrend/o/39885953/index

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