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アイヌ遺骨 20体情報公開

2016-10-01 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年10月1日 東京朝刊
 北海道大と札幌医科大(いずれも札幌市)は30日、学内で保管しているアイヌ民族の遺骨のうち、身元が判明した計20体についての情報を、大学のホームページで公開した。遺骨を遺族や祭祀(さいし)承継者に返還するための手続きを定めた、政府のガイドラインに基づく措置という。
 北海道大は1931〜36年に浦河町や平取町、当時の樺太(サハリン)で収集した男女16体。札幌医科大は66年に遺族から提供されたという、千歳市の墓地に埋葬されていた男女4体の情報を公開している。返還希望者の問い合わせ先は、北海道大アイヌ遺骨等返還室(0120・622277)と札幌医科大総務課(0120・361115)。
http://mainichi.jp/articles/20161001/ddm/041/040/139000c

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大学が保管するアイヌ遺骨の返還について

2016-10-01 | アイヌ民族関連
文部科学省-2016年9月30日
 アイヌの人々は、日本列島北部周辺、とりわけ北海道に先住し、独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族です。
 政府では、衆参両院による「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」(平成20年6月6日)及び「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の報告書(平成21年7月29日アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会決定)等を踏まえ、内閣官房長官が座長を務めるアイヌ政策推進会議の下に、アイヌの人々の意見等を聴いて、アイヌ政策の推進を図っているところです。
 その中で、過去に発掘・収集され、現在大学が保管するアイヌの人々の遺骨及びその副葬品の中には、アイヌの人々の意にかかわらず収集されたものも含まれていると見られていることから、アイヌの精神文化の尊重という観点から、遺族等への返還が可能なものについては、各大学等において返還するとともに、遺族等への返還の目途が立たないものについては、国が主導して、アイヌの人々の心のよりどころとなる象徴空間に集約し、尊厳ある慰霊が可能となるよう配慮することとしています。
 この方針を踏まえ、これらの遺骨等のうち、身元が判明しているもの(特定遺骨)については、各大学において祭祀継承者への返還を進めることとしており、文部科学省は特定遺骨の返還についてガイドラインや手続の詳細をまとめるとともに、返還に向けた大学の取組について情報を公開しています。
大学が保管するアイヌ遺骨(特定遺骨)の情報公開について
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/ainu/1377181.htm
アイヌ遺骨の返還に関する資料等
特定遺骨の返還に関する報告等
大学が保管する特定遺骨等の返還に関する手続の詳細について(平成28年3月30日)(※PDF)
個人が特定されたアイヌ遺骨等の返還手続に関するガイドライン(平成26年6月2日)(※PDF 内閣官房アイヌ総合
政策室ホームページへリンク)
大学等におけるアイヌの人々の遺骨の保管状況の調査結果(平成25年6月、平成26年1月更新)  (PDF:92KB)
アイヌ遺骨の返還・集約に係る基本的な考え方について(平成25年6月14日)(※PDF 内閣官房アイヌ総合政策室ホームページへリンク)
その他関係資料
「民族共生の象徴となる空間」作業部会報告書(平成23年6月)(※PDF 内閣官房アイヌ総合政策室ホームページへリンク)
アイヌ文化の復興等を促進するための「民族共生の象徴となる空間」の整備及び管理運営に関する基本方針について(平成26年6月13日)(※PDF 内閣官房アイヌ総合政策室ホームページへリンク)
大学が保管するアイヌ遺骨の返還に向けた手続等に関する検討会
検討会ページへのリンク http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shinkou/043/index.htm
お問合せ先
研究振興局学術機関課
高等教育局高等教育企画課
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/ainu/



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