先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

先住民族の権利尊重、政府主導で 国連会議の合意文書判明

2014-11-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/12 05:00
 9月に米ニューヨークの国連本部で開かれた「国連先住民族世界会議」で採択された成果文書の内容が明らかになった。先住民族に関係する土地、資源について、森林伐採、ダム建設などの事業を行う際には、先住民族の代表機関の協力を得るよう、国が関わっていくことなどが盛り込まれた。
 オブザーバーとして出席した非政府組織(NGO)の市民外交センター(東京、代表・上村英明恵泉女学園大教授)が成果文書を入手し、翻訳した。40項目からなり、「先住民族の権利に関する国連宣言」の内容を、各国が実施していくための指針を列記した。
 特に土地、資源に関しては、自由な事前の情報提供に基づく合意を前提とし、各国政府が主導して、先住民族の権利を尊重するよう周知したり、そのための仕組みづくりに取り組んだりするよう求めた。
 このほか《1》国連宣言に記された先住民族の諸権利を実現するため、先住民族と協力して国内行動計画、国家戦略などを立てる《2》先住民族の儀式用具、遺骨の返還について、公正で透明性のある仕組みを打ち出す―などを盛り込んだ。
 国連事務総長に対しても、先住民族の団体に国連加盟国に準じた資格を与えるなどして、国連の関係会議への参加を促す方法を提案するよう要請した。
 成果文書は国連総会レベルの合意文書。法的な拘束力はないが、加盟国は内容の尊重を求められる。今回、日本政府は採択に賛成した。
 外務省は「文書の中で可能なものは検討していく」(人権人道課)と話し、内閣官房アイヌ総合政策室は「アイヌ政策推進会議などを通じて取り組んでいる政策の参考になる」と言っている。
 日本政府はアイヌ民族をめぐり、道内の国有地などを利用した伝統的な生活空間(イオル)の再生事業を始めている。
 国連先住民族世界会議は9月22、23日に初めて開かれ、日本政府代表団には、道アイヌ協会が初参加した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/573903.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北米先住民の氷河期の埋葬跡から副葬品

2014-11-12 | 先住民族関連
National Geographic News  November 11, 2014
Traci Watson
 アメリカのアラスカ州で、1万1000年以上前の最終氷期時代に葬られたと見られる乳児の遺骸2体が発見された。発掘チームによると、傍らには貴重な狩猟道具が添えてあったという。
 北アメリカ大陸の最初期の先住民たちが、手間をかけて埋葬を行っていたという事実を初めて裏付ける証拠となる。さらにこの埋葬場所からは、北アメリカの先住民と極東アジアの民族との文化的なつながりを示す痕跡も見つかっている。アメリカ大陸の先住民たちは、極東アジアから移住してきたとされている。
 従来の学説によると、北アメリカの最初期の先住民たちは小集団で絶えず移動しながら暮らしていた。しかし今回の遺物などからは、少なくとも夏の一時期は定住してサケやジリスなどを捕獲していた事実がうかがい知れる。
 発掘チームを率いたアラスカ大学フェアバンクス校の考古学者ベン・ポッター(Ben Potter)氏は、「埋葬の様子から、最若年層が共同体の中でどのような扱いを受けていたのかを探ることができた」と話す。
◆埋葬方法の違い
 過去の事例では、年代がより古い埋葬跡もいくつか存在する。だがこれほど手厚く埋葬された遺骸が、氷河期時代の居住域跡から見つかった例はない。
 発見された遺骸は、生後6~12週の乳児と、ほぼ満期出産の新生児だった。現場はアラスカ州内陸部にあるホーソー・ナ(Xaasaa Na:「上流の太陽の川」の意)で、既に消失した半地下住居の下に埋葬されていたと見られている。
 また、土が厚くかぶせられた埋葬跡の上部には火を燃やした形跡があり、乳児の親族たちが調理やゴミの処分に使用していたと考えられる。
 ポッター氏らの発掘チームは2011年に、同じホーソー・ナで3歳前後と見られる子どもの埋葬跡も発見しているが、こちらは明らかに火葬された様子が伺える。
 では、なぜこの3歳の子どもは乳児や新生児とは異なる方法で埋葬(火葬)されたのか。ポッター氏は、ある年齢を過ぎると人に魂が宿ると当時は信じられており、年齢を境にして埋葬方法が変わったのではないかと推測している。あるいは、父親など特定の血縁者の有無によって、儀式が異なっていた可能性もあるという。
 また、火葬跡には副葬品がない一方、2人の乳児にはヘラジカの枝角や丁寧な加工跡を残す石の投げ矢と見られる狩猟道具が添えられていた。いずれも十分使える状態で、ポッター氏は乳児の血縁者が貴重な所持品を埋めたのではないかと見ている。
 住居の中またはその近くに家族を埋葬するという行為は、現代の感覚からするといささか奇異に思えるが、先史時代にはそれほど珍しいケースではなかった。ロシアの極東地域では、およそ1万3000年前の住居跡から子ども数人の埋葬跡が発見されている。また、現在のトルコに位置する世界最古の都市遺跡チャタル・ヒュユクでは、自宅の真下に遺体を埋葬していたとされる。
◆埋葬にうかがえる初期定住者の精神性
 今回の発見について、アラスカ大学アンカレッジ校の考古学者デイビッド・イェスナー(David Yesner)氏は、北アメリカ先住民の定住習慣を理解する上で「極めて重要」だと話す。
 またテキサスA&M大学の考古学者テッド・ゲーベル(Ted Goebel)氏は、この遺跡での発掘調査が進めば、北アメリカ大陸に初めて定住した人々の精神性についても理解が深まるだろうと語る。
 ゲーベル氏によれば、埋葬跡には「先史時代の文化の精神的側面」が表れているという。「われわれは埋葬のあり方を通じて、初期の定住者らの新たな実像をとらえることができるに違いない。単なる放浪生活というイメージは、いずれ塗り替えられることになるだろう」。
 今回の研究結果は、「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌オンライン版に11月10日付けで掲載されている。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141111003

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根津に「ホピ族」の雑貨店-アメリカ先住民の文化や思い伝える

2014-11-12 | 先住民族関連
上野経済新聞-2014年11月11日
 根津駅近くにアメリカ先住民ホピ族による工芸品を販売する雑貨店「Sun & Rain」(文京区根津2、TEL 03-5834-7675)がオープンして半年がたった。
 同店は、16年前から根津を拠点に自然の英知と命の尊厳をテーマにしたイベントや旅などを企画する「オフィスTEN」がオープンしたもので、代表の天川彩さんは作家・脚本家としても活躍する。「オフィスTENの仕事で世界中のいろいろな場所へ行くので、各地で仕入れたものをネットショップで販売してきた。たまにギャラリーなどを借りて期間限定のアンテナショップも開いていた。そうした活動を知っていて近所でギャラリーを営んでいる方から、ここに店舗スペースができるので店を開かないかと誘われた。この場所のサイズ感や雰囲気がホピ族の店に似ていると思った」と天川さん。「急な話で開店資金が十分になかったので、普段発行している読者2000人のメルマガでお伝えしたところ、ほぼ24時間以内に開店できるだけの支援が集まった」という。
 店内で最も目を引くのが、壁を埋め尽くすカチーナと呼ばれる精霊の人形。「ホピ族は、アリゾナの砂漠地帯に暮らす人口わずか9000人の小さい部族。ホピというのは『平和の民』という意味で、彼らは世界中の人々の平和を祈るための儀式をしている。カチーナは彼らが儀式に使ったり、お祝いに贈ったりする精霊。300種類以上あり、その姿形は全て決まっている。人や植物、虫などさまざまなものがモチーフとなっており、太陽や雨など、何をつかさどるものか決まっている」という。カチーナは7,500円~。ほかにバスケット、つぼ、シルバーアクセサリーなどのホピ族の作品をそろえる。
 「カチーナで一番引かれるのは、かわいらしいところ。カチーナを購入する方は皆、その人の雰囲気にぴったりなものを選ばれる。日本ではまだホピ族やカチーナの認知度が低いので、彼らの精神性や素晴らしい思いを、作品を通して伝えていくのが私たちの使命。そして、日本人が同じように自分たちが大事にしていたものを見直すきっかけになれば」と話す。
 営業時間は11時~19時。月曜定休。
http://ueno.keizai.biz/headline/1605/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奇跡のハーブで秋美人! 揺らがない睡眠力をあなたに

2014-11-12 | 先住民族関連
マイナビニュース  [2014/11/11]
睡眠力を高めるためにハーブが効果的であることは、今や周知のこととなりましたね。そのハーブをブレンドして病を克服したとされるお茶があることをご存知でしょうか。
その名も三大陸ハーブティー。3種類のハーブがブレンドされることによって、不眠やうつ、日々の健康づくりに相乗効果が期待できるものです。あらためてお茶のチカラを見直し、揺らがない睡眠力に効くハーブとは? をテーマに探究します。
ブレンドしてお互いのハーブ力を高める
三大陸ハーブティーは、インディアンセージ(アメリカ大陸)、レッドクローバー(ヨーロッパ大陸)、ハーバリーン(アジア大陸)の3種類のハーブからなるブレンドティーです。
まず、インディアンセージですが、これはアメリカ先住民に伝承されている薬草であり、ビタミンのほか、カルシウムやポタジウム、硫黄などが含まれ、不眠症やうつ病に効果があるとされています。
また、レッドクローバーは二酸化ケイ素、コリンなどを含み、倦怠感にも効果が。さらにハーバリーンは、2500年前にお釈迦さまが説法で広めたとされ、身体機能を正常化し、免疫力を改善します。
これら3種類のハーブがブレンドされることにより相乗効果が働き、ガンや糖尿病といった成人病にもよいと言われています。
考案者は自らの病を克服!
三大陸ハーブティーを考案したのは、イギリス人のサー、ジェイソン・ウィンターズ氏。彼は40代半ばにして、右あごに大きな腫瘍を発症し余命1年と宣告を受けました。
最初はそれぞれのハーブを別々に煎じて飲んでいましたが、面倒で手間がかかることから、いつしか全部をブレンドして煎じることに。
このブレンドティーを1日3.8ℓ飲み続けるうちに、腫瘍は小さくなり、やがて完治してしまったと言われています。このような誕生秘話から、三大陸ハーブティーは、考案者の名前にちなんで、ジェイソン・ウィンターズ・ティー(JWT)という名で市販されています。
ブレンドティーはこんな飲み方も……
三大陸ハーブティーを検証したイギリスのイアン・ピアース医学博士によるとこのお茶は「体内に蓄積された毒素を排泄する作用をもち、免疫力を高め自己治癒力が向上するようになる」とし、それぞれのハーブをブレンドすることによる相乗効果は27倍にもなると報告しています。
このようにさまざまな効能をもつ三大陸ハーブティーですが、作り方はいたってシンプル。水2リットルにティーパック2つをやかんに入れて、中火にかけます。
沸騰したら弱火で5分煮出せば出来上がり。温かいまま飲むと代謝が上がりいっそう効果的。健康茶の薬効図鑑を書かれた船瀬俊介氏は、三大陸ハーブティーに日本の番茶をブレンドすると違った味わいでいただけると紹介しています。
ゆらがない睡眠力を得るために、健康づくりに、深まりゆく季節のうつろいを感じつつ、みなさんもゆったりとした気持ちで三大陸ハーブティーを召し上がってみませんか。
本記事は「ネムジム」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。
http://news.mynavi.jp/news/2014/11/11/097/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「先住民族か疑念」 小野寺道議、アイヌ政策質問で発言

2014-11-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (11/11 17:55)
 道議会会派の自民党・道民会議に所属する小野寺秀(まさる)氏(51)=帯広市=は11日の道議会決算特別委員会で「アイヌが先住民族かどうかは非常に疑念がある。グレーのまま政策が進んでいることに危機感を持っている」との考えを示した。
 環境生活部が所管するアイヌ政策に関する質問での発言。小野寺氏は「われわれの祖先は無謀な、むちゃなことをアイヌの人たちにやってきてはいない。そういう自虐的な歴史を北海道で植え付けるのはいかがなものか」とも述べた。
 アイヌ民族をめぐっては、札幌市議の金子快之(やすゆき)氏(44)=東区=が8月、短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込み、札幌市議会が9月に議員辞職勧告決議案を可決した。
 国会は2008年6月に「 アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議 」を全会一致で可決。同年に国はアイヌ民族を先住民族と認めている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/573822.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旭川龍谷高校(旭川市) 郷土部

2014-11-12 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年11月11日
アイヌ文化、体験通し学ぶ
 学校創立と同じ1958年に創部。最初は考古学ブームを背景に発掘調査などをしたが、67年、北海道開拓100年を前に「開拓者の歴史が注目される一方で、アイヌの歴史が置き去りにされるのでは」と、アイヌの歴史と文化を記憶に残す取り組みを始め、以後「上川アイヌの研究」を続けてきた。道内の同様の部の中でも異色の存在だ。
 他校にも郷土と名の付く部はあるが、和太鼓など郷土芸能が多い。郷土史研究を柱に据えているのは道内で他に3、4校で、アイヌ文化を研究しているのは龍谷だけだという。
 部員は2年生の4人だけ。昨年度は3人だったが、4月に聖歌隊かけもちで塩田唯人君が加わった。部OBでもある顧問の本間愛之教諭は「常に存続の危機です」と笑う。
   ○  ▲  □
 体験学習に力を置き、アイヌの衣装を着て儀式に参加したり、伝統的な住居チセの修復作業を手伝ったりする。毎年、古式舞踊、子供の遊び、丸木舟作りなどテーマを決めて活動してきた。今年は「アイヌの有用植物・薬効」がテーマだ。
 アイヌ文化には地域ごとに独自色があるが、「上川アイヌの毒矢は道内一と言われている」と本間教諭。これに注目し、アイヌの人々が毒や薬に使ってきた植物の研究を始めた。
 例えば、コウライテンナンショウ(別名マムシ草、アイヌ語でラウラウ)の根は、毒のある中心部を除けば食べられるという。
   ○  ▲  □
 8日、本間教諭と若井あすか部長、森田亮太君、藤井嘉一君が旭川市の川村カ子(ネ)トアイヌ記念館を訪れ、近くに住む杉村フサさん(85)と川村兼一館長に話を聞いた。取ってきた根を見せ、若井部長が「ラウラウを食べたことは?」と聞くと、杉村さんは「ない」と即答。「親の言いつけで危ないものは口にしなかった」。川村館長も「山の中に426種も食べるものがあるのに、わざわざ危険なものは食べないよ」と笑った。
 オオウバユリ(アイヌ語でトゥレプ)をたくさん取ってきて干し、団子などにして冬の間も食べたこと、下痢止めにキハダ(同シコロ)の皮をかじったこと、クマのたんのうが最高の胃薬で、クマが捕れなくなり豚で代用したこと……。アイヌ民族の2人の話を、部員は熱心にメモした。
 こうして集めた研究成果は、冊子やパソコンのプレゼンテーション資料にまとめ、今月末の北海道高校文化連盟の全道郷土研究発表大会で披露する。
 若井さんは「他ではできない貴重な体験ができるのが魅力。一つ一つのものに神が宿るというアイヌの考え方から、周りの全てに感謝することを教えてもらった」と話した。
 (渕沢貴子)
 《がっこうじまん》
■旭川龍谷高校
 道内初の私立の普通科共学校。創設者は浄土真宗本願寺派の僧侶で、全国に27ある龍谷総合学園グループの一つ。校訓は「慈光照曜(じこうしょうよう)」。仏様の教えを仰ぎ、清く正しく明るく美しくあれ、という意味だ。カリキュラムの中にも「宗教」の時間がある。
 修学旅行は創設者の出身地である米国のハワイなど海外2カ所、国内1カ所から生徒が自由に選べる。
 部活動が盛んで、特に野球部は、甲子園大会に春2回、夏6回出場している。柔道部、陸上部、書道部など、ほかにも全国大会で活躍している部が多い。
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141111010490002.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道)釧路地域の民俗芸能一堂に 阿寒で催し

2014-11-12 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年11月11日03時00分
 釧路地域に伝わる民俗芸能を集めた「第1回イコ●(口の小さい文字)民俗芸能フェスティバル」が9日、釧路市の阿寒湖アイヌシアターイコ●(口の小さい文字)で開かれた。市民や観光客がアイヌの舞踊や白糠駒踊り、太鼓演奏などを楽しんだ。
 阿寒湖温泉アイヌ文化推進実行委員会(大西雅之会長)が主催。民俗芸能は、地域の住民が誇りをもって伝え、未来へ期待を託す思いがこもったものとの考えから、アイヌシアターイコ●(口の小さい文字)を会場に民俗芸能の交流を進めようと開催された。
 フェスでは、青森県の南部駒踊がモデルと伝わる白糠駒踊りや、釧路市の鳥取神社に奉納され、いまに引き継がれている麒麟(きりん)獅子舞、くしろ蝦夷(えぞ)太鼓の演奏もあった。アイヌ民族に伝わる舞踊では、クジラを天の恵みとして感謝するフンペリムセ(クジラの歌舞)なども披露された。
 阿寒アイヌ工芸協同組合代表理事でもある同実行委の西田正男・副会長は「六つの保存会が一堂に集まり、イコ●(口の小さい文字)で開催できたことが何より。アイヌの舞踊だけでなく、地元の民俗芸能を披露できるよう今後も続けたい」と話した。
http://www.asahi.com/articles/ASGC96SNNGC9IIPE11N.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戸田町長が台北市で白老PR 国際旅行博に参加

2014-11-12 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2014年 11/10)
親善訪問で台湾を訪れた白老町の戸田安彦町長は9日、台北市の台北世界貿易センターで開催された第22回台北国際旅行博(台湾観光協会主催。6~10日)に出展している北海道ブースで、白老町のパンフレットを配布するなど積極的なPR活動を行った。アジアを中心に多くの旅行ツアーが一般向けに直接販売される大規模な展示博覧会。北海道ブームが広がる台湾で多くの人に白老町の魅力をアピールした。
 戸田町長は白老日台親善協会主催の親善旅行で10日まで台湾に滞在した。公式行事などを終えた後に同旅行博に参加。会場ブースで白老町のアイヌ民族博物館をはじめ、「イランカラプテ」キャンペーン、白老牛に関する3種類のパンフレットを配布した。
 白老町では、海外の観光博覧会に観光協会がほぼ毎年参加。今回は北海道観光振興機構の協力で「北海道ブース」を拠点にPR活動を行った。昨年は60カ国から1350ブースが出展し、4日間の来場者実績は約31万人。今年も日本関係で100超が出展し、出展を支援している道経済部の担当者は「昨年以上の反響がある」と語るほど、会場内が混雑した。
 戸田町長は白老町の知名度向上に向け、町や白老観光協会の職員とともにパンフレットを手渡しながら笑顔で呼び掛け、反応も上々で「北海道に対する台湾の皆さんのイメージがすごくいい印象」と語り、次の機会では「さらに戦略的な展開を検討していきたい」と話した。
 戸田町長はこれに先立ち、7日に台北市内のデパートで日本産食材の取り扱い状況などを現地調査。また2020年の民族共生の象徴空間開設を踏まえ、別の日程で国立台湾博物館を訪ね、台湾の原住民に関する展示などを視察した。
http://www.tomamin.co.jp/20141118821

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする