【共同通信 2010/04/21 09:53 】
【リオデジャネイロ共同】ブラジル・アマゾン地方の熱帯雨林に総出力で世界第3位の巨大ダムが建設されることになり、国家電力庁は20日、入札を行い国内9社の企業連合が落札したと発表した。電力の安定供給に向け国民的人気を誇るルラ大統領が肝いりで進める事業だが、環境保護団体は野生動植物の生態系や多くの流域住民の生活を破壊すると反発、各界に波紋を投じそうだ。
地元メディアによると、北東部パラ州シングー川(アマゾン川支流)に約110億ドル(約1兆240億円)をかけて建設されるのはベロモンチ水力発電所で、総出力約1100万キロワット。2015年からの電力供給を目指し、完成後は総出力で中国の三峡ダム、ブラジルとパラグアイにまたがるイタイプ水力発電所に次ぐダムとなる。
入札をめぐっては今月に入って、環境影響評価が不十分なことなどを理由に地元裁判所が下した入札延期決定が直後に上級裁判所で覆されるなど司法判断も混乱。米映画「アバター」のジェームズ・キャメロン監督も建設予定地を訪れて反対を唱えるなど、国際的な注目を浴びている。
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042101000152.html
【リオデジャネイロ共同】ブラジル・アマゾン地方の熱帯雨林に総出力で世界第3位の巨大ダムが建設されることになり、国家電力庁は20日、入札を行い国内9社の企業連合が落札したと発表した。電力の安定供給に向け国民的人気を誇るルラ大統領が肝いりで進める事業だが、環境保護団体は野生動植物の生態系や多くの流域住民の生活を破壊すると反発、各界に波紋を投じそうだ。
地元メディアによると、北東部パラ州シングー川(アマゾン川支流)に約110億ドル(約1兆240億円)をかけて建設されるのはベロモンチ水力発電所で、総出力約1100万キロワット。2015年からの電力供給を目指し、完成後は総出力で中国の三峡ダム、ブラジルとパラグアイにまたがるイタイプ水力発電所に次ぐダムとなる。
入札をめぐっては今月に入って、環境影響評価が不十分なことなどを理由に地元裁判所が下した入札延期決定が直後に上級裁判所で覆されるなど司法判断も混乱。米映画「アバター」のジェームズ・キャメロン監督も建設予定地を訪れて反対を唱えるなど、国際的な注目を浴びている。
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042101000152.html