先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

熱帯雨林に巨大ダム建設へ ブラジル・アマゾン

2010-04-22 | 先住民族関連
【共同通信 2010/04/21 09:53 】
【リオデジャネイロ共同】ブラジル・アマゾン地方の熱帯雨林に総出力で世界第3位の巨大ダムが建設されることになり、国家電力庁は20日、入札を行い国内9社の企業連合が落札したと発表した。電力の安定供給に向け国民的人気を誇るルラ大統領が肝いりで進める事業だが、環境保護団体は野生動植物の生態系や多くの流域住民の生活を破壊すると反発、各界に波紋を投じそうだ。
 地元メディアによると、北東部パラ州シングー川(アマゾン川支流)に約110億ドル(約1兆240億円)をかけて建設されるのはベロモンチ水力発電所で、総出力約1100万キロワット。2015年からの電力供給を目指し、完成後は総出力で中国の三峡ダム、ブラジルとパラグアイにまたがるイタイプ水力発電所に次ぐダムとなる。
 入札をめぐっては今月に入って、環境影響評価が不十分なことなどを理由に地元裁判所が下した入札延期決定が直後に上級裁判所で覆されるなど司法判断も混乱。米映画「アバター」のジェームズ・キャメロン監督も建設予定地を訪れて反対を唱えるなど、国際的な注目を浴びている。
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042101000152.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【白老】韓国人向け案内役に朴さん アイヌ民族博物館

2010-04-22 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 4/21)
 白老町のアイヌ民族博物館特別研究員に、韓国人の朴炳宰(パク・ビョンゼ)さん(38)が赴任した。韓国から訪れる観光客へのアイヌ文化の解説などさまざまな役割が期待されている。朴さんは「アイヌ文化を学びながら、自分の経験や知識も生かしたい」と意気込んでいる。
 韓国北東部の江原道(カンウォンド)出身。1998年に鹿児島大学へ入学し、2003年に農学博士号を取得。06年に北見工大の研究員となり、主に北海道の野草をテーマに学んできた。白老町とのかかわりは、1年半ほど前からは北見工大の山岸喬教授と共に、町などが進める「食材王国しらおい」事業に参加したことから。アイヌ民族の有用植物を使った薬膳(やくぜん)料理の開発にも携わっている。
 博物館を訪れる外国人の中で最も多いのが韓国人。09年度も外国人の入館約6万6000人のうち、半数以上の約3万5000人を占めている。このため、韓国人対応と、おもてなしに―と、日本語が堪能な朴さんに白羽の矢を立てた。
 着任から3週間。これまでアイヌ文化を学んだことがないので、職員から基礎知識を学び、並行して展示物のハングル文字解説に誤りはないか確認したり、職員に簡単な韓国語を教えるなど忙しい毎日だ。「ガマでござを編む風習はアイヌ民族も韓国人も同じ。お互いの文化の共通点や違いを毎日学べるのは、とても新鮮で刺激的です」と朴さん。「まちの方々と博物館の触れ合いを生む仕事もしたい」と、今後は町民に韓国語や野草についての勉強会を開こうと意欲を見せている。特別研究員の任期は1年。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10042101.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白老の薬効食材を活用した酒を試飲、年内の販売めざす

2010-04-22 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年4月21日(水)朝刊】
 白老に自生しアイヌの食材だったオオウバユリなどを活用し、話題の酒「美苫(びせん)」を醸造する田中酒造(小樽)がこのほど日本酒とリキュールを試作した。19日、試作を依頼した白老町商工会さーびす業部会(波多武光部会長)が試飲会を開いた。部会員の意見などを参考に改良を加え、年内販売を目指す。
 薬効があるといわれ、アイヌ民族が食材として利用していた白老自生の野草にこだわった。オオウバユリ、ツルニンジン、カキドウシ、ナギナタコウジュウを田中酒造に持ち込み、酒類の試作を依頼した。
 オオウバユリは球根のでん粉とこうじを発酵させ、布でこしたアルコール度15%の日本酒。他の3種類の野草は焼酎に3カ月以上漬け込み、砂糖やクエン酸を加えて味を整えたリキュール。同社製造部長の高野篤生さんは「まず味をみていただき、その後改良を加えます」と、試飲会に臨んだ部会メンバーに協力を求めた。
 日本酒1種、リキュール3種を口に運び「甘みがあって飲みやすい」「口当たりがいい」「ふわっといい香りがする」「体にいいという感じがする」「ツルニンジンが一番うまかった」と好反応の一方、「酸っぱい」という声も。
 部会員たちからは商品化に向けて「健康志向を強調したほうがいい」「アイヌ民族にかつて使われていたことを強調しては」といった意見が出た。波多部会長は「薬草については、白老はリーダー格を目指していかなければ」と“オンリーワン”にこだわりをみせた。
 高野部長は「原材料をいただければ無料で造ります」と、同社としても初の試みに意欲をみせていた。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/04/21/20100421m_08.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ文化を韓国語で案内 白老・民族博物館にガイド

2010-04-22 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 04/21 10:20)
 【白老】胆振管内白老町のアイヌ民族博物館に、初の韓国人ガイドが誕生した。北見工大の元研究員朴炳宰(パクビョンゼ)さん(38)で、アイヌ古式舞踊が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されるなど関心が高まるなか、「アイヌ民族と日韓両国の懸け橋に」と意気込んでいる。
 朴さんは韓国東部の江原道出身。1998年に来日し、鹿児島大大学院へ入学。植物生理学で博士号を取得し、2006年から今年3月まで北見工大で植物の成分研究に取り組んだ。
 アイヌ民族がよく食べたドングリなどが韓国でも食材として親しまれており、その研究からアイヌ文化への造詣も深い。08年12月からは、アイヌ民族の伝統食を生かした観光振興に取り組む同町のアドバイザーを務める。
 同館を訪れる韓国人は年々増加。昨年は約3万5千人がアイヌ文化の魅力に触れた。今後もツアー客や修学旅行生が増えると予想。きめ細かな対応でアイヌ文化の発信力を高めようと、町が来年3月末までの契約で採用を決めた。
 朴さんは、今月1日から活動。韓国人団体客に館内の資料や古式舞踊の様子などを韓国の言葉で紹介している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/227234.html
「アイヌ民族と日韓両国の懸け橋になりたい」と意気込む朴さん

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「少数者」の実像探る 東北大連続企画24日スタート

2010-04-22 | アイヌ民族関連
(河北新報 2010年04月21日水曜日)
 少数者のコミュニティーの実像を見据え、向き合い方を考えよう―。そんな問題意識を出発点として東北大が連続企画「不可視の隣人たち」を始める。1回目は在日コリアンがテーマの映画上映と討論会を24日、仙台市青葉区の同大川内キャンパスのマルチメディア棟で開く。
 主催は東北大大学院国際文化研究科のアジア文化論講座(研究室)。「身近な存在でありながら、その実像がよく見えていない少数者たちがいる。固定化された先入観をいったん引きはがし、『隣人たち』の視点から関係性をとらえ直したい」と同講座の寺本成彦准教授は狙いを語る。
 初開催の24日は、同講座で学ぶ韓国人留学生の発案で在日コリアン社会をテーマに取り上げることにした。議論のたたき台となるのは北海道朝鮮初中高級学校を舞台にした2007年のドキュメンタリー映画「ウリハッキョ」(「私たちの学校」の意味)。作品は韓国人の金明俊監督が同校の寮に3年間住み込み、生徒や教師、父母らの日常に迫った。
 映画を鑑賞した後、在日韓国人で映画配給・宣伝の仕事をしている呉徳周さんと、在日コリアンのライフヒストリーの聞き取り調査に取り組む市民グループ「パラム仙台」の金子忠政さんを中心とした討論会を行う。
 討論のテーマは「ウリハッキョと『我々』」。寺本准教授は「我々という代名詞は『我々○○人は』などと使えば排除的なニュアンスも時に帯びる。このキーワードを軸に議論し合い、隣人としての具体的な関係性を考えたい」と話す。
 連続企画の2回目以降の内容や開催時期はまだ固まっていないが定期開催する予定。テーマは在日米軍基地などの問題を抱える沖縄、アイヌ民族、アジアの少数民族などが候補に挙がっている。
 24日は映画上映が午後1時半から、討論会が午後4時から。入場無料。連絡先はメールで東北大大学院国際文化研究科アジア文化論講座movietohoku@gmail.com
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100421t15008.htm

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする