伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2020/09/13

2020-09-13 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 22:1-11

そこでテマンびとエリパズは答えて言った、 「人は神を益することができるであろうか。賢い人も、ただ自身を益するのみである。 あなたが正しくても、全能者になんの喜びがあろう。あなたが自分の道を全うしても、彼になんの利益があろう。 神はあなたが神を恐れることのゆえに、あなたを責め、あなたをさばかれるであろうか。 あなたの悪は大きいではないか。あなたの罪は、はてしがない。 あなたはゆえなく兄弟のものを質にとり、裸な者の着物をはぎ取り、 疲れた者に水を飲ませず、飢えた者に食物を与えなかった。 力ある人は土地を得、名ある人はそのうちに住んだ。 あなたは、やもめをむなしく去らせた。みなしごの腕は折られた。 それゆえ、わなはあなたをめぐり、恐怖は、にわかにあなたを驚かす。 あなたの光は暗くされ、あなたは見ることができない。大水はあなたをおおうであろう。」

自分が災いに遭ったのは罪があるからだと責め立てる友人たちに、ではこの世ではどうして悪人が栄えるのかと現実を突きつけられ、返答に困ったエリパズは、人の言葉は自分を喜ばせるだけで神には何一つ益にはならないと、ヨブの主張が間違っていると返し、神を畏れて歩んでいるならばどうしてヨブの身に災いが及んだのかと問い直しました。しかしこの論法には矛盾があります。エリパズはヨブを責めるその言葉を自分に向けて突きつけ、自ら省みることをしていません。結局のところ、エリパズは自分の見解が正しいと主張して、ヨブが間違っていると言いたいだけなのです。人に意見する前に同じ言葉をもって己を吟味し、自らを省みる習慣を身に付けていないと、エリパズのような過ちに陥ってしまいます。

https://www.bible.com/bible/81/job.22.1-11.ja1955

*****

ヨブ記 22:12-20

「神は天に高くおられるではないか。見よ、いと高き星を。いかに高いことよ。 それであなたは言う、『神は何を知っておられるか。彼は黒雲を通して、さばくことができるのか。 濃い雲が彼をおおい隠すと、彼は見ることができない。彼は天の大空を歩まれるのだ』と。 あなたは悪しき人々が踏んだいにしえの道を守ろうとするのか。 彼らは時がこないうちに取り去られ、その基は川のように押し流された。 彼らは神に言った、『われわれを離れてください』と、また『全能者はわれわれに何をなしえようか』と。 しかし神は彼らの家を良い物で満たされた。ただし悪人の計りごとはわたしのくみする所ではない。 正しい者はこれを見て喜び、罪なき者は彼らをあざ笑って言う、 『まことにわれわれのあだは滅ぼされ、その残した物は火で焼き滅ぼされた』と。」

ヨブの神に対する問いかけは、自分に何の非があって、このような災いに遭わなければならないのですか?という一点です。しかしエリパズはヨブの言葉尻を捉えて、ヨブが神に対して不平不満をぶちまけて罪を犯していると、論理をすり替えてヨブを罪ありと断定し、あなたのしていることは昔から悪人たちが行ってきたことだと、因果応報の考え方に染まった自分の主張を繰り返しています。言葉巧みに論点をすり替えて真理を疑わせることは、私たちを神から引き離そうとするサタンの得意技です。私たちは言葉のすり替えに注意しなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/job.22.12-20.ja1955

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ヨブ記 22:21-30

「あなたは神と和らいで、平安を得るがよい。そうすれば幸福があなたに来るでしょう。 どうか、彼の口から教を受け、その言葉をあなたの心におさめるように。 あなたがもし全能者に立ち返って、おのれを低くし、あなたの天幕から不義を除き去り、 こがねをちりの中に置き、オフルのこがねを谷川の石の中に置き、 全能者があなたのこがねとなり、あなたの貴重なしろがねとなるならば、 その時、あなたは全能者を喜び、神に向かって顔をあげることができる。 あなたが彼に祈るならば、彼はあなたに聞かれる。そしてあなたは自分の誓いを果す。 あなたが事をなそうと定めるならば、あなたはその事を成就し、あなたの道には光が輝く。 彼は高ぶる者を低くされるが、へりくだる者を救われるからだ。 彼は罪のない者を救われる。あなたはその手の潔いことによって、救われるであろう」。

エリパズはヨブに、自らを低くして罪を悔い改め、神に立ち帰るようにと、神との和解を勧めています。これは一般論としては福音のメッセージの基本ですが、神を信じ正しく歩んできたヨブに対して語るべき言葉ではありません。エリパズの過ちは、苦しみに遭う人は何らかの罪を犯しているはずだ、との思い込みから解放されていない点にあります。まさに主イエスの譬にある、目の中にある梁に気付かずに他人の目の中にある塵を取り除こうとしている人のようです。私たちもまた福音のメッセージを語る際、人に罪の悔い改めを迫る前に、自ら過ちがないか、自己点検することが必要です。

https://www.bible.com/bible/81/job.22.21-30.ja1955
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【今日の聖句】 2020/09/13

2020-09-13 06:45:30 | 今日の聖句
詩編 23:6 新共同訳

命のある限り
恵みと慈しみはいつもわたしを追う。
主の家にわたしは帰り
生涯、そこにとどまるであろう。

神様の私たちに対する愛は、私たちが想像するよりもはるかに強く、深く、限りないもので、私たちの後を追いかけてくるほどです。この神の大いなる愛に応えて、主の宮をわが故郷、わが住まいとしてまことの平安を享受し、神の愛の内に留まり続ける私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/psa.23.6.新共同訳
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