伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2020/09/06

2020-09-06 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 15:1-10

そこでテマンびとエリパズは答えて言った、 「知者はむなしき知識をもって答えるであろうか。東風をもってその腹を満たすであろうか。 役に立たない談話をもって論じるであろうか。無益な言葉をもって争うであろうか。 ところがあなたは神を恐れることを捨て、神の前に祈る事をやめている。 あなたの罪はあなたの口を教え、あなたは悪賢い人の舌を選び用いる。 あなたの口みずからあなたの罪を定める、わたしではない。あなたのくちびるがあなたに逆らって証明する。 あなたは最初に生れた人であるのか。山よりも先に生れたのか。 あなたは神の会議にあずかったのか。あなたは知恵を独占しているのか。 あなたが知るものはわれわれも知るではないか。あなたが悟るものはわれわれも悟るではないか。 われわれの中にはしらがの人も、年老いた人もあって、あなたの父よりも年上だ。」

ヨブの苦しみを理解せず、通り一遍の知識でヨブを説き伏せようとした友人たちに、無駄な議論はやめて神と直接対話したいと言ったヨブに、エリパズが反論しました。自分よりも年の若いヨブに対し、おまえは最初に生まれた人なのか、山々よりも先に生まれたのか、神の会議に参加したのかと問い質して、自分たちの方が年輩なのだからヨブの知恵に勝っていると自らの優位性を説き、若輩者のヨブ語る知恵の言葉など何の役にも立たない無用の長物だと批判したのです。私たちの中にも、年長者の言うことには素直に聞き従えと、高圧的な態度に出る人がいますが、これは神との関係においては間違っています。まことの神の本質を知るならば、歳の上下関係よりも神との関係の密接さを競うべきです。

https://www.bible.com/bible/81/job.15.1-10.ja1955

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ヨブ記 15:11-16

「神の慰めおよびあなたに対するやさしい言葉も、あなたにとって、あまりに小さいというのか。 どうしてあなたの心は狂うのか。どうしてあなたの目はしばたたくのか。 あなたが神にむかって気をいらだて、このような言葉をあなたの口から出すのはなぜか。 人はいかなる者か、どうしてこれは清くありえよう。女から生れた者は、どうして正しくありえよう。 見よ、神はその聖なる者にすら信を置かれない、もろもろの天も彼の目には清くない。 まして憎むべき汚れた者、また不義を水のように飲む人においては。」

エリパズは、神と直接語り合いたいと願ったヨブの言葉を、神に向かって苛立ち不遜な言葉を投げかけているのだと受け止めて、ヨブに対して、神の前に人はきよく正しい存在ではなく、神に信頼される者はいないと語り、まして全身皮膚病に冒された汚れた者の言うことなど聞くだろうかと告げました。これはつまりヨブのことを揶揄した言葉です。外見で人を判断することは愚かなことです。

https://www.bible.com/bible/81/job.15.11-16.ja1955

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ヨブ記 15:17-26

「わたしはあなたに語ろう、聞くがよい。わたしは自分の見た事を述べよう。 これは知者たちがその先祖からうけて、隠す所なく語り伝えたものである。 彼らにのみこの地は授けられて、他国人はその中に行き来したことがなかった。 悪しき人は一生の間、もだえ苦しむ。残酷な人には年の数が定められている。 その耳には恐ろしい音が聞え、繁栄の時にも滅ぼす者が彼に臨む。 彼は、暗やみから帰りうるとは信ぜず、つるぎにねらわれる。 彼は食物はどこにあるかと言いつつさまよい、暗き日が手近に備えられてあるのを知る。 悩みと苦しみとが彼を恐れさせ、戦いの備えをした王のように彼に打ち勝つ。 これは彼が神に逆らってその手を伸べ、全能者に逆らって高慢にふるまい、 盾の厚い面をもって強情に、彼にはせ向かうからだ。」

エリパズは自分が見たことを語ろうと言いながら、先祖伝来の知者の言葉を鵜呑みにして、人伝てに語り継がれてきた善悪の判断基準に基づく悪しき者の成れの果ての姿を語るばかりでした。彼の言い分は、神に逆らう高慢な者は苦しみを受けるのだと、一方的に突き放す言葉ばかりで、慰めの言葉は微塵もありません。まことの義は神の愛から出るものですが、人の考える義の基準は人の悪を挙げつらって裁くだけの価値でしかありません。

https://www.bible.com/bible/81/job.15.17-26.ja1955

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ヨブ記 15:27-35

「また彼は脂肪をもってその顔をおおい、その腰には脂肪の肉を集め、 滅ぼされた町々に住み、人の住まない家、荒塚となる所におるからだ。 彼は富める者とならず、その富はながく続かない、また地に根を張ることはない。 彼は暗やみからのがれることができない。炎はその若枝を枯らし、その花は風に吹き去られる。 彼をしてみずから欺いて、むなしい事にたよらせてはならない。その報いはむなしいからだ。 彼の時のこない前にその事がなし遂げられ、彼の枝は緑とならないであろう。 彼はぶどうの木のように、その熟さない実をふり落すであろう。またオリブの木のように、その花を落すであろう。 神を信じない者のやからは子なく、まいないによる天幕は火で焼き滅ぼされるからだ。 彼らは害悪をはらみ、不義を生み、その腹は偽りをつくる」。

ヨブを責め立てるエリパズの言葉は更に激しさを増します。かつて神から大いに祝福を受けて生活していたヨブは、裕福な暮らし向きのためどうやら肥え太っていたようです。そんなヨブの容姿にまでエリパズの批判の言葉は言及して、悪しき者の繁栄は束の間で、いつか必ず落ちぶれるのだと言い放ちました。ヨブを慰めるためにやって来た3人の友が、掌を返したようにヨブを批判し責め立てるとは、彼らの友情はヨブが富んでいたときにしか通用しなかったものなのでしょうか。本当の友情とは、本当の愛とは何なのか、改めて考えさせられます。

https://www.bible.com/bible/81/job.15.27-35.ja1955
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【今日の聖句】 2020/09/06

2020-09-06 06:05:35 | 今日の聖句
ローマの信徒への手紙 8:26 新共同訳

同様に、“霊”も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、“霊”自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです。

私たちは時折、特にあまりにも衝撃的な出来事に遭遇したとき、どのように祈ったらよいのか、言葉すら見つからないことがあります。そのようなとき、心の内に住まう聖霊なる神が、私たちの思いを察して、代わりに神に執り成して祈ってくださいます。心を神に解放し、御霊の導きに委ねる私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/rom.8.26.新共同訳
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