ヨブ記 18:1-10
そこでシュヒびとビルダデは答えて言った、 「あなたはいつまで言葉にわなを設けるのか。あなたはまず悟るがよい、それからわれわれは論じよう。 なぜ、われわれは獣のように思われるのか。なぜ、あなたの目に愚かな者と見えるのか。 怒っておのが身を裂く者よ、あなたのために地は捨てられるだろうか。岩はその所から移されるだろうか。 悪しき者の光は消え、その火の炎は光を放たず、 その天幕のうちの光は暗く、彼の上のともしびは消える。 その力ある歩みはせばめられ、その計りごとは彼を倒す。 彼は自分の足で網にかかり、また落し穴の上を歩む。 わなは彼のかかとを捕え、網わなは彼を捕える。 輪なわは彼を捕えるために地に隠され、張り網は彼を捕えるために道に設けられる。」
売り言葉に買い言葉とはまさにこのことで、ヨブとその友人たちとの関係に大きな亀裂、埋まらない溝を生み出します。自分の苦しみを理解してもらえない心の痛みの故に、友人たちの語る知恵の言葉を愚かだと言ったヨブの言葉に、ビルダデはどうして自分たちが愚か者と言われなければならないのかと反論しました。そして怒りを身近な人にぶつける者は、神が地に捨てられると断言してヨブを責めました。自分の怒りを抑えきれずに周囲の人々に当たり散らす者は、神か祝福を奪い、その言葉が自分を滅ぼす罠になるというのです。私たちは言葉において、態度において、自分の感情をコントロールできているでしょうか。今一度、自らの言動を振り返り、反省する必要があります。
https://www.bible.com/bible/81/job.18.1-10.ja1955
*****
ヨブ記 18:11-21
「恐ろしい事が四方にあって彼を恐れさせ、その歩みにしたがって彼を追う。 その力は飢え、災は彼をつまずかすために備わっている。 その皮膚は病によって食いつくされ、死のういごは彼の手足を食いつくす。 彼はその頼む所の天幕から引き離されて、恐れの王のもとに追いやられる。 彼に属さない者が彼の天幕に住み、硫黄が彼のすまいの上にまき散らされる。 下ではその根が枯れ、上ではその枝が切られる。 彼の形見は地から滅び、彼の名はちまたに消える。 彼は光からやみに追いやられ、世の中から追い出される。 彼はその民の中に子もなく、孫もなく、彼のすみかには、ひとりも生き残る者はない。 西の者は彼の日について驚き、東の者はおじ恐れる。 まことに、悪しき者のすまいはこのようであり、神を知らない者の所はこのようである」。
ビルダデはヨブのことを、神を知らない愚か者だと断罪し、災いに遭って当然、病を身に負うのが何よりの証拠、その子孫が滅ぼされるのも当たり前、それらの報いを見る東西南北の地に住む人々に反面教師となり、恐れの念を抱かせると答えました。これは本当に罪ある人々に対する言葉であったならば一理あることですが、ことヨブに関しては的外れな言葉です。罪とその報いに関する一般論を、誰にでも当てはめて良いものではありません。
https://www.bible.com/bible/81/job.18.11-21.ja1955
そこでシュヒびとビルダデは答えて言った、 「あなたはいつまで言葉にわなを設けるのか。あなたはまず悟るがよい、それからわれわれは論じよう。 なぜ、われわれは獣のように思われるのか。なぜ、あなたの目に愚かな者と見えるのか。 怒っておのが身を裂く者よ、あなたのために地は捨てられるだろうか。岩はその所から移されるだろうか。 悪しき者の光は消え、その火の炎は光を放たず、 その天幕のうちの光は暗く、彼の上のともしびは消える。 その力ある歩みはせばめられ、その計りごとは彼を倒す。 彼は自分の足で網にかかり、また落し穴の上を歩む。 わなは彼のかかとを捕え、網わなは彼を捕える。 輪なわは彼を捕えるために地に隠され、張り網は彼を捕えるために道に設けられる。」
売り言葉に買い言葉とはまさにこのことで、ヨブとその友人たちとの関係に大きな亀裂、埋まらない溝を生み出します。自分の苦しみを理解してもらえない心の痛みの故に、友人たちの語る知恵の言葉を愚かだと言ったヨブの言葉に、ビルダデはどうして自分たちが愚か者と言われなければならないのかと反論しました。そして怒りを身近な人にぶつける者は、神が地に捨てられると断言してヨブを責めました。自分の怒りを抑えきれずに周囲の人々に当たり散らす者は、神か祝福を奪い、その言葉が自分を滅ぼす罠になるというのです。私たちは言葉において、態度において、自分の感情をコントロールできているでしょうか。今一度、自らの言動を振り返り、反省する必要があります。
https://www.bible.com/bible/81/job.18.1-10.ja1955
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ヨブ記 18:11-21
「恐ろしい事が四方にあって彼を恐れさせ、その歩みにしたがって彼を追う。 その力は飢え、災は彼をつまずかすために備わっている。 その皮膚は病によって食いつくされ、死のういごは彼の手足を食いつくす。 彼はその頼む所の天幕から引き離されて、恐れの王のもとに追いやられる。 彼に属さない者が彼の天幕に住み、硫黄が彼のすまいの上にまき散らされる。 下ではその根が枯れ、上ではその枝が切られる。 彼の形見は地から滅び、彼の名はちまたに消える。 彼は光からやみに追いやられ、世の中から追い出される。 彼はその民の中に子もなく、孫もなく、彼のすみかには、ひとりも生き残る者はない。 西の者は彼の日について驚き、東の者はおじ恐れる。 まことに、悪しき者のすまいはこのようであり、神を知らない者の所はこのようである」。
ビルダデはヨブのことを、神を知らない愚か者だと断罪し、災いに遭って当然、病を身に負うのが何よりの証拠、その子孫が滅ぼされるのも当たり前、それらの報いを見る東西南北の地に住む人々に反面教師となり、恐れの念を抱かせると答えました。これは本当に罪ある人々に対する言葉であったならば一理あることですが、ことヨブに関しては的外れな言葉です。罪とその報いに関する一般論を、誰にでも当てはめて良いものではありません。
https://www.bible.com/bible/81/job.18.11-21.ja1955