伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2020/09/11

2020-09-11 12:05:30 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 20:1-11

そこでナアマびとゾパルは答えて言った、 「これによって、わたしは答えようとの思いを起し、これがために心中しきりに騒ぎ立つ。 わたしはわたしをはずかしめる非難を聞く、しかし、わたしの悟りの霊がわたしに答えさせる。 あなたはこの事を知らないのか、昔から地の上に人の置かれてよりこのかた、 悪しき人の勝ち誇はしばらくであって、神を信じない者の楽しみはただつかのまであることを。 たといその高さが天に達し、その頭が雲におよんでも、 彼はおのれの糞のように、とこしえに滅び、彼を見た者は言うであろう、『彼はどこにおるか』と。 彼は夢のように飛び去って、再び見ることはない。彼は夜の幻のように追い払われるであろう。 彼を見た目はかさねて彼を見ることがなく、彼のいた所も再び彼を見ることがなかろう。 その子らは貧しい者に恵みを求め、その手は彼の貨財を償うであろう。 その骨には若い力が満ちている、しかしそれは彼と共にちりに伏すであろう。」

ヨブの反論を聞いて、自分が非難されていると感じた3人目の友人ゾパルがすぐさま反応します。人は攻撃されると直ちに自己防衛反応を示します。脊髄反射的な反論には、知恵も正義も悟りもありません。ただ単に自分を守るためだけの屁理屈に過ぎない陳腐な言葉を、さも正当で含蓄のある言葉であるかのように装い並べ立てます。ゾパルの反論は前回申し述べたこと、すなわち悪人は栄えない、ということを言葉を変えているだけで、目新しい内容はありません。むしろ激しさを増し、いたずらに憎悪をかき立てるばかりです。自分を守るためには必死になる、人の愚かさを感じずにはおられません。

https://www.bible.com/bible/81/job.20.1-11.ja1955

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ヨブ記 20:12-22

「たとい悪は彼の口に甘く、これを舌の裏にかくし、 これを惜しんで捨てることなく、口の中に含んでいても、 その食物は彼の腹の中で変り、彼の内で毒蛇の毒となる。 彼は貨財をのんでも、またそれを吐き出す、神がそれを彼の腹から押し出されるからだ。 彼は毒蛇の毒を吸い、まむしの舌は彼を殺すであろう。 彼は蜜と凝乳の流れる川々を見ることができない。 彼はほねおって獲たものを返して、それを食うことができない。その商いによって得た利益をもって楽しむことができない。 彼が貧しい者をしえたげ、これを捨てたからだ。彼は家を奪い取っても、それを建てることができない。 彼の欲張りは足ることを知らぬゆえ、その楽しむ何物をも救うことができないであろう。 彼が残して食べなかった物とては一つもない。それゆえ、その繁栄はながく続かないであろう。 その力の満ちている時、彼は窮境に陥り、悩みの手がことごとく彼の上に臨むであろう。」

ゾパルはヨブについて、何か明らかにしていない悪を隠しているのではないかと勘ぐります。しかし人が毒や体に害のあるものを食べると反射的に吐き出すように、腹の中に収めた罪はやがて明らかになるものだ、神が人の罪を白日の下に晒すからだと語ります。罪ある者がどれほど努力して財を積み上げても、すべては元通りになり、その繁栄は長くは続かないであろうと、罪と裁きに関する一般論をゾパルは申し立てました。しかしゾパルの指摘はヨブの置かれた状況を説明できるものではなく、単なる中傷に終始しています。自分の考えに固執する者は、真理を見失い、愚かな言葉を口から出して、人間関係を損ねますから、私たちは注意しなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/job.20.12-22.ja1955

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ヨブ記 20:23-29

「彼がその腹を満たそうとすれば、神はその激しい怒りを送って、それを彼の上に降り注ぎ、彼の食物とされる。 彼は鉄の武器を免れても、青銅の矢は彼を射通すであろう。 彼がこれをその身から引き抜けば、きらめく矢じりがその肝から出てきて、恐れが彼の上に臨む。 もろもろの暗黒が彼の宝物のためにたくわえられ、人が吹き起したものでない火が彼を焼きつくし、その天幕に残っている者を滅ぼすであろう。 天は彼の罪をあらわし、地は起って彼を攻めるであろう。 その家の財産は奪い去られ、神の怒りの日に消えうせるであろう。 これが悪しき人の神から受ける分、神によって定められた嗣業である」。

ゾパルは反論の最後に、罪を隠し通そうとしても、神が必ず明らかにされると語ります。鉄の武器にたとえられた人の追求を逃れることができても、青銅の矢にたとえられた神の裁きが魂を射抜き、神の義の矢じりが人の心を暴いて、神が起こされた永遠に焼き尽くす火が罪人を滅ぼすことが神によって定められている、これが悪しき者が神から受ける嗣業であると語りました。ゾパルの言い分は決して全くの間違いではありません。しかし一般論をすべての人、すべてのケースに当てはめて押しつけることは真実を見誤らせます。私たちに必要な態度は、通り一遍の教えを鵜呑みにすることなく、その都度、神の御心と真意を問い続ける姿勢です。

https://www.bible.com/bible/81/job.20.23-29.ja1955
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【今日の聖句】 2020/09/11

2020-09-11 05:10:45 | 今日の聖句
詩編 147:3 新共同訳

「打ち砕かれた心の人々を癒し
 その傷を包んでくださる。」

私たちの信じるまことの神は、人の心の痛みを感じない冷たいお方ではなく、むしろ心打ち砕かれ希望を見失った人々に癒しの御手を伸べてくださり、心の傷を包み込むように慈しんでくださるお方です。この愛と憐れみに富む主に向かい、心からその御名をほめたたえ、全幅の信頼を寄せる私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/psa.147.3.新共同訳
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