ヨブ記 32:1-5
このようにヨブが自分の正しいことを主張したので、これら三人の者はヨブに答えるのをやめた。 その時ラム族のブズびとバラケルの子エリフは怒りを起した。すなわちヨブが神よりも自分の正しいことを主張するので、彼はヨブに向かって怒りを起した。 またヨブの三人の友がヨブを罪ありとしながら、答える言葉がなかったので、エリフは彼らにむかっても怒りを起した。 エリフは彼らが皆、自分よりも年長者であったので、ヨブに物言うことをひかえて待っていたが、 ここにエリフは三人の口に答える言葉のないのを見て怒りを起した。
自分の身の潔白を主張するヨブの言葉に3人の友人たちはすっかり返す言葉を失い、答えること自体をやめてしまいました。すると、これまでヨブと友人たちとの対話を端で聞いていたエリフが、己の主張を曲げないヨブの態度と、それを諫めない友人たちに向かい、怒りを発しました。エリフは彼らより年少者だったため、これまで発言を控えていましたが、誰もヨブに答えないことに業を煮やしたのです。年輩者を立てる謙虚な姿勢は徳の一つですが、たとい年が若くとも発言すべき時には発言する勇気を持つことが肝要です。
https://www.bible.com/bible/81/job.32.1-5.ja1955
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ヨブ記 32:6-12
ブズびとバラケルの子エリフは答えて言った、「わたしは年若く、あなたがたは年老いている。それゆえ、わたしははばかって、わたしの意見を述べることをあえてしなかった。 わたしは思った、『日を重ねた者が語るべきだ、年を積んだ者が知恵を教えるべきだ』と。 しかし人のうちには霊があり、全能者の息が人に悟りを与える。 老いた者、必ずしも知恵があるのではなく、年とった者、必ずしも道理をわきまえるのではない。 ゆえにわたしは言う、『わたしに聞け、わたしもまたわが意見を述べよう』。 見よ、わたしはあなたがたの言葉に期待し、その知恵ある言葉に耳を傾け、あなたがたが言うべき言葉を捜し出すのを待っていた。 わたしはあなたがたに心をとめたが、あなたがたのうちにヨブを言いふせる者はひとりもなく、また彼の言葉に答える者はひとりもなかった。」
エリフは今まで、年輩者のヨブと3人の友人たちの応答に沈黙を保っていましたが、ヨブがあまりにも己の義を主張するため、ついに怒りを発し、自分の見解を述べ始めました。雄弁は銀、沈黙は金と言われますが、過ちに気付きながら指摘せずに沈黙を通すことは、人のためにも神の栄光のためにもなりません。
https://www.bible.com/bible/81/job.32.6-12.ja1955
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ヨブ記 32:13-22
「おそらくあなたがたは言うだろう、『われわれは知恵を見いだした、彼に勝つことのできるのは神だけで、人にはできない』と。 彼はその言葉をわたしに向けて言わなかった。わたしはあなたがたの言葉をもって彼に答えることはしない。 彼らは驚いて、もはや答えることをせず、彼らには、もはや言うべき言葉がない。 彼らは物言わず、立ちとどまって、もはや答えるところがないので、わたしはこれ以上待つ必要があろうか。 わたしもまたわたしの分を答え、わたしの意見を述べよう。 わたしには言葉が満ち、わたしのうちの霊がわたしに迫るからだ。 見よ、わたしの心は口を開かないぶどう酒のように、新しいぶどう酒の皮袋のように、今にも張りさけようとしている。 わたしは語って、気を晴らし、くちびるを開いて答えよう。 わたしはだれをもかたより見ることなく、また何人にもへつらうことをしない。 わたしはへつらうことを知らないからだ。もしへつらうならば、わたしの造り主は直ちにわたしを滅ぼされるであろう。」
人が災いに遭うのは何か罪を犯したせいだと一貫して言い続けてきたヨブの友人たちは、自分たちの主張が的外れであったことに気付いたのか、ヨブの言葉が激しくなったことにひるんだのか、人よりも神の方が正しいと言うだけで、ヨブとの対話を続けることができなくなってしまいました。そのためヨブの態度に疑問を抱いたエリフが、ついに口火を切ったのです。たとい相手が自分より年輩者であったとしても、媚びを売ったり、へつらったり、忖度することなく、正しい言葉を述べることは、神の目に適うことです。
https://www.bible.com/bible/81/job.32.13-22.ja1955
このようにヨブが自分の正しいことを主張したので、これら三人の者はヨブに答えるのをやめた。 その時ラム族のブズびとバラケルの子エリフは怒りを起した。すなわちヨブが神よりも自分の正しいことを主張するので、彼はヨブに向かって怒りを起した。 またヨブの三人の友がヨブを罪ありとしながら、答える言葉がなかったので、エリフは彼らにむかっても怒りを起した。 エリフは彼らが皆、自分よりも年長者であったので、ヨブに物言うことをひかえて待っていたが、 ここにエリフは三人の口に答える言葉のないのを見て怒りを起した。
自分の身の潔白を主張するヨブの言葉に3人の友人たちはすっかり返す言葉を失い、答えること自体をやめてしまいました。すると、これまでヨブと友人たちとの対話を端で聞いていたエリフが、己の主張を曲げないヨブの態度と、それを諫めない友人たちに向かい、怒りを発しました。エリフは彼らより年少者だったため、これまで発言を控えていましたが、誰もヨブに答えないことに業を煮やしたのです。年輩者を立てる謙虚な姿勢は徳の一つですが、たとい年が若くとも発言すべき時には発言する勇気を持つことが肝要です。
https://www.bible.com/bible/81/job.32.1-5.ja1955
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ヨブ記 32:6-12
ブズびとバラケルの子エリフは答えて言った、「わたしは年若く、あなたがたは年老いている。それゆえ、わたしははばかって、わたしの意見を述べることをあえてしなかった。 わたしは思った、『日を重ねた者が語るべきだ、年を積んだ者が知恵を教えるべきだ』と。 しかし人のうちには霊があり、全能者の息が人に悟りを与える。 老いた者、必ずしも知恵があるのではなく、年とった者、必ずしも道理をわきまえるのではない。 ゆえにわたしは言う、『わたしに聞け、わたしもまたわが意見を述べよう』。 見よ、わたしはあなたがたの言葉に期待し、その知恵ある言葉に耳を傾け、あなたがたが言うべき言葉を捜し出すのを待っていた。 わたしはあなたがたに心をとめたが、あなたがたのうちにヨブを言いふせる者はひとりもなく、また彼の言葉に答える者はひとりもなかった。」
エリフは今まで、年輩者のヨブと3人の友人たちの応答に沈黙を保っていましたが、ヨブがあまりにも己の義を主張するため、ついに怒りを発し、自分の見解を述べ始めました。雄弁は銀、沈黙は金と言われますが、過ちに気付きながら指摘せずに沈黙を通すことは、人のためにも神の栄光のためにもなりません。
https://www.bible.com/bible/81/job.32.6-12.ja1955
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ヨブ記 32:13-22
「おそらくあなたがたは言うだろう、『われわれは知恵を見いだした、彼に勝つことのできるのは神だけで、人にはできない』と。 彼はその言葉をわたしに向けて言わなかった。わたしはあなたがたの言葉をもって彼に答えることはしない。 彼らは驚いて、もはや答えることをせず、彼らには、もはや言うべき言葉がない。 彼らは物言わず、立ちとどまって、もはや答えるところがないので、わたしはこれ以上待つ必要があろうか。 わたしもまたわたしの分を答え、わたしの意見を述べよう。 わたしには言葉が満ち、わたしのうちの霊がわたしに迫るからだ。 見よ、わたしの心は口を開かないぶどう酒のように、新しいぶどう酒の皮袋のように、今にも張りさけようとしている。 わたしは語って、気を晴らし、くちびるを開いて答えよう。 わたしはだれをもかたより見ることなく、また何人にもへつらうことをしない。 わたしはへつらうことを知らないからだ。もしへつらうならば、わたしの造り主は直ちにわたしを滅ぼされるであろう。」
人が災いに遭うのは何か罪を犯したせいだと一貫して言い続けてきたヨブの友人たちは、自分たちの主張が的外れであったことに気付いたのか、ヨブの言葉が激しくなったことにひるんだのか、人よりも神の方が正しいと言うだけで、ヨブとの対話を続けることができなくなってしまいました。そのためヨブの態度に疑問を抱いたエリフが、ついに口火を切ったのです。たとい相手が自分より年輩者であったとしても、媚びを売ったり、へつらったり、忖度することなく、正しい言葉を述べることは、神の目に適うことです。
https://www.bible.com/bible/81/job.32.13-22.ja1955