社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

低投票率

2016-10-15 07:06:16 | 日記

討論会の項目のひとつであった投票率。
低投票率の原因はいくつかあるが、私は
前提として衆議院の「小選挙区制」があ
るのではないか、と思っている。

小選挙区制は、かなりの死票を生み出し、
当選する議員の政党が固定化していく。
少ない投票率で多数の議席を得るため、
多様な民意が反映されなくなっていく。

完全小選挙区制のイギリスでは、小選挙区
制度への批判が増大している。日本と同じ
ように、政権の「暴走」が表出している。
そして投票率の低下が続いている。

最近の調査報告書はこちら→

以上のことはふれなかったが、私は次の3
点を述べた。
・すぐ出来るもの
・主権者教育
・政治家の責任

選挙管理委員会もずいぶん頑張っている。
先進例では愛媛県松山市の「選挙コンシェ
ルジェ」がおもしろい。

18歳選挙権で「主権者教育」が課題になっ
ているが、一歩踏み込むと「偏向教育」と
政権党から圧力がかかる。結局、あたりさ
わりのないものになっていくのではないか。
自由闊達な議論が行われなくなる。
普通選挙権を生み出した人類社会の苦闘は
絶対必要であると思う。

そして、政治家不信である。政権与党の政
治家の「とんでも」や「腐敗」が著しい。
ここから政治家一般への不信と政治離れが
生まれる。

こうした現象面とともに、小選挙区制によ
る民意が反映されないため、「あきらめ」
「よくわからない」が醸成されていく。

もうひとつ、日本人の「宗教と政治」への
タブー視。日常的な話題にしないという、
そして「右へならへ」的な文化がある。

外国のジョークに、沈没する船から退避す
るために、日本人には「みんな飛び込んで
るよ」というのが一番効果があるというも
の。

これからの若い人が打ち破っていくことに
期待している。

いずれにして、市長選の投票日まで、あと
1週間。政策を訴えに訴えていく。


自助・共助・公助の陥穽

2016-10-14 06:59:19 | 日記

陥穽(かんせい)とは落とし穴のこと。
新自由主義が大きな力を得てから、自助・
共助・公助という言葉が多用されるように
なった。

この分類による分析はありうるが、問題は
順番をつけることだ。
まずは自助、足りない部分は共助、そのう
えで公助。いわゆる公助は最後の最後とい
う位置づけになる。

これはいっけん正しいようにみえる。
しかし、ここに大きな「陥穽」がある。

私は、それぞれが力を発揮することこそ大
切であり、順番をつけてはならないと考え
る。

でなければ、福祉は「お恵み」「慈善」
「救済」になってしまう。

人類社会の発展は、福祉を「お恵み」や
「慈善」から、人としての「権利」にまで
認識を高めている。

最近では、新自由主義が、福祉をマーケッ
ト(市場)としてゆだねている。いわば儲
けの対象としかみていない。儲けにつなが
らないものは、自助・共助・公助に順番で
面倒をみよ、となっている。

市長選政策討論会では、市の貯金60億円を
どう使うか、が焦点になった。

お金がないとして福祉を削って、お金がた
まると、もっとためないと・・・となる。

やはりここには、新自由主義の影響が色濃
くあらわれているのではないか。

ところで、ノーベル文学賞にボブディラン
が選ばれた。すばらしいと思う。
ブロウイング・ウィンドは、60年代に大ヒ
ットした歌だ。
プロテストソングに位置付けられていたが、
歌詞の詩的な呼びかけは人の心をうつ。

私は「風に吹かれて」を「考えろ」と受け止
めた。みずからの頭で考えようと・・・


不幸の上に成り立つ業

2016-10-13 07:10:07 | 日記

業(ごう)とは仏教用語として使われる。
また産業の業でもある。

昨日の青年会議所主催の市長選の政策討論
会は、中心が若者の政治参加と観光産業の
政策問題が中心であった。

全国で釧路を含め三ヵ所をモデルケースに
した「観光ショーケース」は現市政の成果
を評価した。そしてIRなどが議論となっ
た。

私はこうした観光産業にかならず付きまと
う「カジノ」問題を取り上げた。

ギャンブル大国「日本」といわれて久しい。
世界のギャンブルマシンの数は、
1位 日  本    421万台
2位 アメリカ    86万
3位 イタリア    35万
4位 ドイツ     24万
5位 スペイン     24万
6位 イギリス     22万
7位 フランス     2万

ビックリされる方が多い。
昨日は時間の関係上、この数は話さなかっ
たが、日本にギャンブル依存症が多い原因
が歴然としている。

私の議員時代、地域にはアルコール、ギャ
ンブルなどの依存症がさまざまな形でかか
わっていた。
依存症のなかでも「ギャンブル」は別格だ。
外からは見えない。
見えるのが、多重債務となってから。
家族が壊れ、人間関係が破壊されていく。

まさに「人の不幸の上に成り立つ産業」と
いえる。悪い「業」をひきだしてしまう。
昨日は、あえてこの言葉は使わなかった。
それはパチンコ・スロット問題があるから
だ。

しかし「カジノ」だけは、この言葉を使い
たい。

IRは、カジノを除いても十分すばらしい
ものである。国がIRを推進するからとい
って、地方が「そのまま」受け入れていい
ものではない。カジノを除いて、進めるべ
きものだ。

観光産業の業、生業(なりわい)の業であ
るべきだ。

イザベル・バードの日本旅行記がおもしろ
い。江戸時代の「鎖国」がとけて10年後。
イギリスの女性が一人で東京から東北、青
森、そして蝦夷地までの旅行記。
大いなるヒントがあると思う。


減債基金

2016-10-12 07:13:46 | 日記

民間企業ではあまり聞かれない言葉になり
つつある「減債基金」。
釧路市も一時期、ほぼゼロになった時があ
る。
今は60億を超え、財政調整基金にも積み立
てがはじまった。

再び1980年代から90年代の基金論争がむ
しかえされる気配がある。

ルールがあり取り崩せない。
取り崩せば、財政が不安定になる。
地方債の償還が出来なくなる恐れ。
・・・など、理屈は後から出てくるような
ものではなかったか。

私はしばらく行政から離れているが、3.3
%ルールなど今もあるのだろうか。
釧路市はこんなルールも関係なくほとんど
減債も財政調整もない状況が続いた。

いったいいくらあれば安心なのか。
答えはない。
基金の多寡が、いたずらに財政危機を煽る
「道具」になりかねない要素がある。

困っている市民に手をさしのべる。
そこに地方財政の本質があると考える。
不名誉の黒字と見るか。名誉の黒字とみる
か。判断基準は地方自治の本旨、さらには
地方自治法の1条である。
私は「不名誉」の部分が相当あると考える


安心の政策パッケージ

2016-10-11 07:23:53 | 日記

高齢者や若い人とお話しして一番に感じる
のは「不安」というキーワードではないか。

高齢者は年金削減、医療・介護の負担増。
若い人は、非正規と低賃金、そして将来も
給料は上がっていかない。介護職場にその
傾向が顕著にあらわれている。介護保険の
導入時に一番懸念していたことだ。そして
「保険あって介護なし」がさらに進行する
気配だ。福祉が人権ではなく、マーケット
化されつつある。新自由主義のあくなき膨
張だ。

国の政策によるところがほとんどだが、地
方自治体も、本来の「行財政改革」ではな
く、「福祉削減改革」であった。

3割、あるいは1割自治ともいわれる地方
自治体。その力をつかって、どれほど市民
に生活の「安心感」をもってもらえるか。

そのための「住んで安心、子育てして安心
の包括的政策パッケージ」を提案したい。
 →政策協定書の1ページの後半を→→

この「安心の包括的パッケージ」は、さら
に若者、大学生、子育て世代など多くの市
民の智恵をとりいれて豊かにしたいと思っ
ている。

これが「トリクルダウン」経済への、地方
からの反撃だ。

リーディングカンパニーによる域内経済の
引き上げだけでは、域内循環がなかなかプ
ラスに転じない。

リーディングカンパニーとともに、下から
の底上げが必要だと思っている。

福祉と経済の有機的結合の端緒としたい。

追記
カタカナは分かりにくいという声が寄せら
れました。
すみません。反省しています。
・リーディングカンパニー
  その業界を引っ張っていく企業
・政策パッケージ
 最近よく使われる言葉です。具体的な事
 例であるひとつひとつの政策をいくつか
 まとめあげ(パッケージ)ているもの。
・マーケット
 ここでは単に市場
・トリクルダウン
 雨のしずくがしたたり落ちるように、大
 企業が儲ければ儲けるほど、庶民にお金
 がしたたり落ちて豊かになるという「経
 済理論」。昔は「ダム 論」ともいわれ
 た。今は提唱者も否定し逃げている。


健康と運動

2016-10-10 07:27:36 | 日記

今日は体育の日。
運動と健康の関連が指摘されて久しい。
過去スポーツマンであっても、今行なっ
ていなければ健康に意味がないようだ。

継続性が重要とのこと。
運動のある生活が必要だ。しかし忙しい
人たちは、なかなか難しい。私もそのひ
とりだ。

小学時代は山や川での遊び、中学時代は
バスケットばかりやっていた。 当時は
篭球部(ろうきゅうぶ)と呼んでいた。
いまのバスケをみていると雲泥の差だ。
昔のバスケが遊びのようにみえてしまう。

生活のなかにどう運動を取り込んでいく
か。私の課題でもあるが、疲れるとすぐ
やすんでしまう。
今どきの表現では、Wwwww~~~

継続は力なり、とよく言われるが、こち
らは別の意味に使われている。
・・・制度の持続性・・・

「持続」「継続」という言葉が、「福祉
の削減」の別名になっている。
狭い枠のなかで、枠そのものを固定し、
その枠から一歩も出ようとしない。

介護保険や医療制度。

こちらの制度の継続性や持続性はゴメン
だ。


鶏と卵

2016-10-09 07:31:37 | 日記

よく鶏が先か、卵が先か、の論争がある。
経済政策にもよく当てはまる。

長期にわたる消費低迷は、人口減とあいまっ
て地方経済に大きな影響を与えている。

日銀は金融コントロールで必死だが、完全に
行き詰まっている。
新しい製品が投入され、それが消費を拡大す
るとして、新たな稼ぎ頭を探す。

国も、地方も、企業に「投資を」、「雇用を」
と呼びかけているが、消費が増えない以上、人
は動かない。

すべて上からの経済政策ではないか。
アベノミクスが地方に行き渡らないと称して、
まち・ひと・しごと創世総合戦略を策定した。
これに合わせて、釧路市まち・ひと・しごと
創世総合戦略をつくり、経済政策としている。

雇用を、仕事を。
これはこれとして重要だが、国は一方で消費
を落とす政策を実行している。

鶏と卵ではないが、そろそろ国の政策を利用す
るとともに、地方は消費を増やす政策の転換が
求められているのではないか。

直接に賃金は上げられないが、底上げのひとつ
に、行政の福祉と市民サービスがある。
格差解消と生活に安心感をもてる福祉政策であ
る。

いままで行財政改革で削減されてきた福祉の復
活とともに、他都市で先進的に行われているも
のに追いつき追い越すこと。
就学援助の拡大や子どもの医療費の無料化は、
消費拡大の政策でもある。
域内循環の拡大のひとつになる。

安心感と使えるお金が増えれば、家族そろって
外食、温泉、旅行など、1回増やせる。

鶏ばかりでなく、地方から卵も重視した観点を
取り入れたい。


公開討論会

2016-10-08 07:24:10 | 日記

道新主催の公開討論会が開かれた。
テーマは3つ。
 ①行財政改革
    図書館・市立病院建てかえも
 ②観光政策と基幹産業 
 ③成長戦略とまちづくり
    人口予測・地域交通も

市長選の討論会にのぞむ姿勢として
 ・議会の野党の追及の立場は持ち込ま
  ない
 ・市長になったとして、過去・現在の
  課題と問題をあきらかにし、
 ・今後の市政運営、市民に希望がもて
  る政策展開をしたい
とした。

5分という短い時間で展開するのは、や
はり難しいが、主張すべきことは主張し
た。

3割自治、1割自治といわれる現在の地
方自治体。国の政策に翻弄(ほんろう)
され、地方の地盤沈下が止まらない。

しかし、1割でもやるべきことはたくさ
んある。国に主張すべきことは、しっか
りしていきたい。

市民一人ひとりが希望をもてる市政に。
ともに力を合わせて、市政の流れを転換
しよう!


釧路の空

2016-10-07 07:31:52 | 日記

今朝はぬけるような青空。
夏の霧があるからこそ、釧路の秋の朝の快晴
は特別だ。この釧路の青空に合う漢字はない
のではないか。青、碧、藍・・・

どれも違う気がする。

日本人は緑を青とよぶ文化がある。
とりわけ信号機の青だ。

いま、もっと生臭い「言いかえ」が国会で横
行している。白紙の領収書を使って、自分で
書いて自分の領収書にする。筆跡もすべて同
じ。
これを「領収書」とよんでいる。

信号機の赤を青と見る、すごい「文化」だ。

しかし、これでは税務署の「反面調査」には
耐えられない。
商売人にとって、領収書は大事な、大事なも
のだ。相手が発行していない、さらには帳簿
にも記載されていない領収書を持っていれば、
ただちに「偽造」となる。

昨日の小池晃参議員の3閣僚の白紙領収書の
追及は拍手喝采をおくりたい。
菅官房長官、稲田防衛相、高市総務相ともど
も、苦しい言い訳だ。

庶民には厳しい税の徴収。自分たちは白紙の
領収書を使い放題。
こんなダブルスタンダードは政治家失格であ
る。

釧路の秋の青空。
この形容しがたい青空のごとく、自民党閣僚
の隠された「霧」をすっきりと吹き飛ばした
い。


基礎研究

2016-10-06 07:38:54 | 日記

細胞内の「オートファジー」でノーベル賞
を受賞した大隅良典さんは、「役に立つと
いう言葉が社会をだめにしていると思いま
す。本当に役に立つのは10年後か20年後か、
あるいは100年後かもしれいない。」「ゆ
とりをもって基礎研究を見守ってくれるよ
うな社会になってほしいと常々思っていて、
その努力を私もしたい」(赤旗日曜版)

基礎研究の重要性は多くが認識しているが、
「早く成果を」という社会の利益追求と衝
突する。

スタップ細胞騒動のときも「こんなことを
していたら追い抜かれてしまう」というよ
うな発言をしている研究者がいた。

基礎研究が軽視される傾向が強まっている
のではないか。

工学に「公差」という言葉がある。
いわゆる許容範囲のこと。

今朝の地元新聞に全国学力テストの釧路市
の結果が公表された。「小学 全道平均上
回る」、「中学は全教科下回る」

この報道で、一喜一憂している人々がいる。

私は平均点の上下の許容範囲をしっかりもっ
ていただきたいと思っている。そして毎回、
騒がないでほしい。報道の仕方も判で押し
たように、みな同じだ。

テストの平均点競争から、平均という統計上
の概念も大きく歪んできている。
平均はその母集団のごくごく一面を表してい
るだけだ。本来なら「分散」という言葉も、
平均以上に重要な概念なのだが。

「平均」という子どもたちはいない。
Aさん、Bくんという生身の人間である。

キャリア教育を否定するものではないが、
「役に立つ」という教育だけでは、人間の
可能性を矮小化するなにものでもないと思
う。

ノーベル賞を受賞した大隅さんの言葉から
その思いを強くした。


入札の透明性

2016-10-05 07:38:18 | 日記

公共事業の入札は、公平性、透明性など、
長年の努力で改善がはかられ、制度上も
整備されてきた。

そこには「談合」を排除していく、さま
ざまな工夫や法整備がおこなわれてきた。

それでも東京都の「豊洲」問題をみてい
ると、これは談合ではないかと疑う事例
が出てきている。

釧路市の図書館の決定も、これからの公
共事業の決定のありかたに一石を投じて
いる。そして、その危険性も私は指摘し
てきた。

さまざまな計算によって、賃借の方が安
いと繰り返しの推計によって議会に提出
されてきた。
本当にそうだろうか。
他都市との比較も必要ではなかったのか。

入札問題の議会での私の質問はこちら→

追記
ビルへの賃借という「随意契約」で住民
訴訟が起きたケースがないかどうか、国
会図書館に問い合わせたことがある。
その結果、1件だけあることが判明した。
入札と随意契約。難しい問題でもある。


秋は夕暮れ

2016-10-04 07:41:25 | 日記

今朝の気温は18度。台風の影響か、季節外
れの暑さだ。すっきりした青空が少なく、
夕日も「秋は夕暮れ」とはまだなっていな
い。
釧路は「山の端」ではなく「海」だが、ま
だ「いとをかし」にはほど遠い。

季節がずれている。

釧路の図書館も、市民とずれっぱなしだ。
ビルの中を借りた方が安い、からすべてが
始まった。

30年間の賃貸料が変遷めまぐるしい。
25→45→42→51億円

これにビルの中の図書館仕様の改装費が、
14億円。賃貸料と合わせれば、65億円と
とても大きな金額だ。

自前で建てれば、例えば隣の帯広の図書館
は35億円。こちらは当然に賃貸料は発生し
ない。さらに面積は、釧路市の5,500平米
より、1,000多い6,544平米となっている。

借りた方が安かったのか。疑問だ。

間借り方式はおかしい。この声が市民の中
にひろがっていった。同時に図書館は「文
化」だ。文化人の「矜持」の観点からの批
判も多い。

道銀ビルの建設は最終段階に近付いている。
同時に、釧路市の貯金(減債基金)は、60
億円になろうとしている。

間借りの決定に至った「透明性」はまった
くない。
そもそも「入札」もない。
せめて「プロポーザル方式」にすべきであっ
た。

「冬はつとめて」
晴れた冬の早朝は、身体も締まり、すっき
りしている。
まもなく冬の星座が美しい季節となる。

不透明感ただよう市政も、すっきりしたい
ものだ。


私の夢

2016-10-03 07:54:38 | 日記

市長選の事務所開きが行われた。
多くの団体や個人が集まってくれた。
最初に「明日の会」と私との間で、市長選
にむけた公約の調印式が行われた。

「明日の会」代表の川村氏との調印式

 この後、10分間のあいさつを行った。

議会時代は、批判とともに提言を重視し
ていたが、市長選は市政の課題解明とと
もに、「夢」を語ることが必要だと思う。

市長は唯一の予算決定権を持つ。
1割自治ともいわれる昨今だが、市民が
困っていることへ、手を差し伸べる。そ
うした方向へ、市政のハンドルを徐々に
回していきたい。

これからの釧路をつくっていく若い世代
へ、長いあいだ貢献してきていただいた
高齢者、地域のなかで力を発揮していく
障がいをもった人たち。そして、小規模、
家族経営、個人事業者など、地域でがん
ばって人たち。

小さな「夢」が一歩でも前へすすめるよ
うに。

明るく楽しくあきらめない。
(ピアニスト辻井さんの母の言葉)

 


産業連関表

2016-10-02 08:00:52 | 日記

議員になって、地域経済をつかむために、
「産業連関表」の勉強をしたことがある。

経済は細かい網の目のように複雑につな
がっている。それも平面ではなく立体的
に。
ひとつを持ち上げると付随して他も動く。
どこに何を投入するか。政策決定の一要
素にもなる。あくまでも一要素である。

当時、建設の公共事業の波及効果を調べ
ていて、時代とともに小さくなっている
状況がわかった。だからといって市民に
とっての公共事業の重要性はかわらない。
とともに、介護・福祉関連が大きくなっ
ており、その波及効果は増大している。

また、この時、小規模・家族経営や個人
事業者の役割の重要性もよくわかった。

しかし、あくまでも大局的な、統計的な
ものであり、その中に一人ひとりの市民
のさまざまな生活があること見落とすと
大変なことになる。

私は、議会で「市の職員から市民をみる
と何百人、何千人のなかの一人だが、市
民が市役所に相談にいくと、その人の立
場からは100%だ」と時々話したことが
ある。

統計は取り扱い方が難しい。

市単位での作成は、釧路市は早かった。
しかし、行財政改革の影響で近年遅れ
ていた。

財政危機による長年の財政削減はさま
ざまな歪みが生まれている。
それは福祉だけでなく、経済にも、町
内会をはじめとした市民生活にも影響
を与えているのではないか。


いよいよ十月

2016-10-01 07:46:40 | 日記

神無月をむかえた。季語は蕎麦。台風の被害
は道内のそば産地を直撃した。農家の収入は
激減の恐れがあるが、早急な復興を願う。

私たちの生活には、自然災害が及ぼす影響は
大きい。さらに、経済災害、政治災害ともい
うべきものも多いのでは。

派遣労働、パート、契約社員など不安定就労
が大量に生み出されたのは「政治災害」であ
る。これは自然災害と違って、全国津々浦々
まで影響を与える。

その結果、豊かさの中での格差と貧困。

地方自治体は住民の生活に密接な行政をつか
さどっている。

生活を支える「福祉」 ・・・医療、介護、
子育て、高齢者、障がい者・・・

どんどん「国基準」に縮小化されてきたので
はないか。

なかには厚労省がお金を出すといっても、実
施しないものもある。子育て世代の「就学援
助」のなかにクラブ活動費、生徒会費、PT
A会費の三費目が算入されている。が、釧路
市は実施していない。

ひとつの例であるが、市民が大変なところに
手をさしのべる。これが「長」の役目ではな
いだろうか。

市政のハンドルを市民生活の方向へ、ハンド
ルを徐々にまわしていきたい。

市民のくらしと営業に、国基準に無いもの、
あっても手が届いてないものを、付け加えて
いきたい。

それが地方自治法の第1条にある「住民の福
祉の増進を図ることを基本」だと確信してい
る。

いよいよ10月。23日が釧路市長選の投票日。
全力をあげてがんばりたい。