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格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

産業連関表

2016-10-02 08:00:52 | 日記

議員になって、地域経済をつかむために、
「産業連関表」の勉強をしたことがある。

経済は細かい網の目のように複雑につな
がっている。それも平面ではなく立体的
に。
ひとつを持ち上げると付随して他も動く。
どこに何を投入するか。政策決定の一要
素にもなる。あくまでも一要素である。

当時、建設の公共事業の波及効果を調べ
ていて、時代とともに小さくなっている
状況がわかった。だからといって市民に
とっての公共事業の重要性はかわらない。
とともに、介護・福祉関連が大きくなっ
ており、その波及効果は増大している。

また、この時、小規模・家族経営や個人
事業者の役割の重要性もよくわかった。

しかし、あくまでも大局的な、統計的な
ものであり、その中に一人ひとりの市民
のさまざまな生活があること見落とすと
大変なことになる。

私は、議会で「市の職員から市民をみる
と何百人、何千人のなかの一人だが、市
民が市役所に相談にいくと、その人の立
場からは100%だ」と時々話したことが
ある。

統計は取り扱い方が難しい。

市単位での作成は、釧路市は早かった。
しかし、行財政改革の影響で近年遅れ
ていた。

財政危機による長年の財政削減はさま
ざまな歪みが生まれている。
それは福祉だけでなく、経済にも、町
内会をはじめとした市民生活にも影響
を与えているのではないか。