社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

不幸の上に成り立つ業

2016-10-13 07:10:07 | 日記

業(ごう)とは仏教用語として使われる。
また産業の業でもある。

昨日の青年会議所主催の市長選の政策討論
会は、中心が若者の政治参加と観光産業の
政策問題が中心であった。

全国で釧路を含め三ヵ所をモデルケースに
した「観光ショーケース」は現市政の成果
を評価した。そしてIRなどが議論となっ
た。

私はこうした観光産業にかならず付きまと
う「カジノ」問題を取り上げた。

ギャンブル大国「日本」といわれて久しい。
世界のギャンブルマシンの数は、
1位 日  本    421万台
2位 アメリカ    86万
3位 イタリア    35万
4位 ドイツ     24万
5位 スペイン     24万
6位 イギリス     22万
7位 フランス     2万

ビックリされる方が多い。
昨日は時間の関係上、この数は話さなかっ
たが、日本にギャンブル依存症が多い原因
が歴然としている。

私の議員時代、地域にはアルコール、ギャ
ンブルなどの依存症がさまざまな形でかか
わっていた。
依存症のなかでも「ギャンブル」は別格だ。
外からは見えない。
見えるのが、多重債務となってから。
家族が壊れ、人間関係が破壊されていく。

まさに「人の不幸の上に成り立つ産業」と
いえる。悪い「業」をひきだしてしまう。
昨日は、あえてこの言葉は使わなかった。
それはパチンコ・スロット問題があるから
だ。

しかし「カジノ」だけは、この言葉を使い
たい。

IRは、カジノを除いても十分すばらしい
ものである。国がIRを推進するからとい
って、地方が「そのまま」受け入れていい
ものではない。カジノを除いて、進めるべ
きものだ。

観光産業の業、生業(なりわい)の業であ
るべきだ。

イザベル・バードの日本旅行記がおもしろ
い。江戸時代の「鎖国」がとけて10年後。
イギリスの女性が一人で東京から東北、青
森、そして蝦夷地までの旅行記。
大いなるヒントがあると思う。


コメントを投稿