民間企業ではあまり聞かれない言葉になり
つつある「減債基金」。
釧路市も一時期、ほぼゼロになった時があ
る。
今は60億を超え、財政調整基金にも積み立
てがはじまった。
再び1980年代から90年代の基金論争がむ
しかえされる気配がある。
ルールがあり取り崩せない。
取り崩せば、財政が不安定になる。
地方債の償還が出来なくなる恐れ。
・・・など、理屈は後から出てくるような
ものではなかったか。
私はしばらく行政から離れているが、3.3
%ルールなど今もあるのだろうか。
釧路市はこんなルールも関係なくほとんど
減債も財政調整もない状況が続いた。
いったいいくらあれば安心なのか。
答えはない。
基金の多寡が、いたずらに財政危機を煽る
「道具」になりかねない要素がある。
困っている市民に手をさしのべる。
そこに地方財政の本質があると考える。
不名誉の黒字と見るか。名誉の黒字とみる
か。判断基準は地方自治の本旨、さらには
地方自治法の1条である。
私は「不名誉」の部分が相当あると考える。
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