社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

鶏と卵

2016-10-09 07:31:37 | 日記

よく鶏が先か、卵が先か、の論争がある。
経済政策にもよく当てはまる。

長期にわたる消費低迷は、人口減とあいまっ
て地方経済に大きな影響を与えている。

日銀は金融コントロールで必死だが、完全に
行き詰まっている。
新しい製品が投入され、それが消費を拡大す
るとして、新たな稼ぎ頭を探す。

国も、地方も、企業に「投資を」、「雇用を」
と呼びかけているが、消費が増えない以上、人
は動かない。

すべて上からの経済政策ではないか。
アベノミクスが地方に行き渡らないと称して、
まち・ひと・しごと創世総合戦略を策定した。
これに合わせて、釧路市まち・ひと・しごと
創世総合戦略をつくり、経済政策としている。

雇用を、仕事を。
これはこれとして重要だが、国は一方で消費
を落とす政策を実行している。

鶏と卵ではないが、そろそろ国の政策を利用す
るとともに、地方は消費を増やす政策の転換が
求められているのではないか。

直接に賃金は上げられないが、底上げのひとつ
に、行政の福祉と市民サービスがある。
格差解消と生活に安心感をもてる福祉政策であ
る。

いままで行財政改革で削減されてきた福祉の復
活とともに、他都市で先進的に行われているも
のに追いつき追い越すこと。
就学援助の拡大や子どもの医療費の無料化は、
消費拡大の政策でもある。
域内循環の拡大のひとつになる。

安心感と使えるお金が増えれば、家族そろって
外食、温泉、旅行など、1回増やせる。

鶏ばかりでなく、地方から卵も重視した観点を
取り入れたい。


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