片仮名の「ヲ」の筆順ですが、ご存知でしょうか。片仮名の「ヲ」は現代では用いることがないので、あまり重要ではないんですけど・・・一応・・・
片仮名は主として、外国語の地名・人名、外来語、擬音語・擬態語、一部の動植物名・専門用語などに用いられるのですが、発音が「オ」と同じなので、現代では遣う機会はめったにありません。平成3年の内閣告示第2号の「『外来語の表記』に用いる仮名と符号の表」にも「ヂ・ヅ」「ヰ・ヱ・ヲ」は示されておらず、遣わないことになっています。
ま、一応、歴史的には存在する音、仮名なので、筆順も覚えておかないと、ということで・・・・
① ニ → ノ → ヲ
② フ → 一 → ヲ
③ ノ → ニ → ヲ
さて、どれでしょう。元になった漢字は「乎」なので、正解は、①でした。
筆順と一口にいっても、かなり奥が深いです。例えば、「ヒ」は「比」が元の漢字なのですが、「ヒ」の一画目は左から右か、右から左か・・・小学校の教科書にも、両方の記述があるようです。ただ、左から右が優勢のようです。
また、元の漢字では、説明できないものもあります。例えば、「毛」から、「も」と「モ」ができましたが、平仮名の「も」は縦から、片仮名の「モ」は横から・・・。
一つのルールでなく、いろいろな要素が絡み合っていますから、難しいですね。