要旨
1935年~2009年までの直木賞受賞作品総182作品のタイトルの表記に注目し、それを①タイトルの文字構成、②年代別の文字構成の割合、③タイトルの長さ・文字数、④年代別のタイトルの文字数の変化を調査した。
①では、「漢字+ひらがな」の構成が一番多く、また、直木賞受賞作品中に見られる文字構成11のうち、5つは漢字を含む構成であるという結果が出た。また、それらを年代別にみた②では、1935年から徐徐に「漢字」表記が減少し、それに対して「漢字+ひらがな」表記が増加しており、③については、直木賞受賞作品では4・5・6文字の作品が一般的であること、またそれを年代別に見た④では、長文化傾向が戦前より、現代の方にあるという結果が出た。
1935年~2009年までの直木賞受賞作品総182作品のタイトルの表記に注目し、それを①タイトルの文字構成、②年代別の文字構成の割合、③タイトルの長さ・文字数、④年代別のタイトルの文字数の変化を調査した。
①では、「漢字+ひらがな」の構成が一番多く、また、直木賞受賞作品中に見られる文字構成11のうち、5つは漢字を含む構成であるという結果が出た。また、それらを年代別にみた②では、1935年から徐徐に「漢字」表記が減少し、それに対して「漢字+ひらがな」表記が増加しており、③については、直木賞受賞作品では4・5・6文字の作品が一般的であること、またそれを年代別に見た④では、長文化傾向が戦前より、現代の方にあるという結果が出た。