日本語おもしろ発見

日々の生活から

ビールのつまみにパン!

2008-08-31 14:39:03 | おもしろ広告
 今日は久しぶりにいい天気です。洗濯機を2回まわし、布団を干し、をぐっと飲みたいところですが、我慢我慢。

 さて、広告シリーズ第2弾。『中央公論』(1926.8月号)に掲載です。引用します。(ルビは削除)

  そゝるよ
     そゝるよ
        食慾を!

  生のセロリと
    よきパンと              
  グラスに光るよきビール 

 良き
ビールサクラ      
                  の名に選べ!


 そうかあ。昔のビールのあては、パンと生のセロリだったのかあ。

 現在だったら、どうでしょう。まずは枝豆、それから・・・・

 が飲みたくなってくるので、今日はこのへんで・・・
            
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「クラブ練歯磨」

2008-08-30 14:44:25 | おもしろ広告
 語彙調査をしていると、面白い広告に出会えます。今では当たり前のものでも、発売当時は新しく、珍しいものなので、そのあたりを強調します。

 今日、紹介するのは、1926年1月号の『中央公論』の広告ページ。

   便利で徳用で衛生的な

   クラブ練歯磨

  舶来品以上に歯の為に一番よいクラブ歯磨


 粉歯磨よりも練歯磨のほうが、使いやすくて好評だったそうです。そら、そうでしょうね。粉は飛び散りやすいですから。また、容器も、缶、陶器、袋、箱などいろいろあったようです。このクラブ練歯磨はチューブに入っています。女の子が左手にチューブを持って、右手には何でしょう、歯ブラシか何かを持っている、レトロな絵が書かれています。

 現在では、チューブが当たり前で、缶や箱に入っていたらびっくりしますね。

 しかし、前にも書いたことがありますが、なぜ、現在では、練歯磨なのに、

   「歯磨き

って言うんでしょう。ってこういうことを調べるのが、我々の仕事じゃんって思いながら、そのうち・・・・調べます。
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どんだけ~

2008-08-29 10:09:46 | 日記
 ちょっと前の流行語ですが、タイトルに使いました。「どんだけ~」
 
 さて、次の文章に隠されてた秘密は、何でしょう。ヒントは「どんだけ~」と「一つ」

 今日、蘆花を論ふことは所謂文壇附月評家のよくしない所であるやうだが、かつて蘆花は「黒潮」に於て稀に見る大規模の小説を計画し、第一巻のみで永代未完の作となつてしまつたものの、その一巻は決して単なる家庭小説をもて遇するものでなく、試みに三十六年中の所産を一見しても僅かに藤村の「爺」と独歩の「女難」や「悪魔」や「第三者」「正直者」等「独歩集」の諸篇が新芸術の芽生を感ぜしめ、荷風が「あめりか物語」中の諸篇を「文芸倶楽部」、「新小説」等に分載し、鏡花が「田毎かゝみ」と「白羽箭」(「文芸倶楽部」)とを出してゐるのみで、紅葉は「新続金色夜叉」に苦められ、風葉、松魚、葵山、春葉、水蔭、柳浪、眉山、春雨、掬汀、花袋等悉く駄作凡作拙作を続出してゐる上に、当時大評判となつた天外の「魔風恋風」が「読売」に掲げ初められた年ではあるが、是等をライワ゛ルとして蘆花の位置は「不如帰」に喪失した芸術感を「思出の記」にとりかへし更に「黒潮」に於て、彼一流の描写に拙く兎もすれば説明に走り勝な悪癖は随所に多く見えるけれど、規模宏大に抱負も高かつた此の作で政治的、社会的関心を中心とする大本格小説を夢想したのであるが、その続篇はついに出でず、「寄生木」に移つては更に読物に近く小説には遠いものになつてしまつた。(旧字体は新字体に改める)

 その秘密(別に秘密でも何でもないんですが)、これ↑、一文なんです。

 『中央公論』(1926.9月号、説苑26頁)の文章なんですが、どんだけ、長いねん・・・・。

 語彙調査では、前後の文脈がないと、品詞などがわかりにくいため、調査の範囲外であっても、データとして入力します。たまたま、ここの部分、下から三行目の「高かつた」から、抽出範囲であったため、その前の部分も入力したのですが・・・

 1906年から10年毎の語彙調査で、なぜか、1946年が他の年よりも文章が長いのですが、1926年にもこのような長い文章がありました。これって、書き手の特徴なんでしょうね。きっと。

 学生がこのような文を書いていたら、私は間違いなく、文はもっと短くと言うでしょう。携帯小説に多く見られるように短い文章が優勢の昨今(それがいいと言っているわけではありませんが)、あまりに長い文章に出会い、驚き(入力にちょっとうんざりし)、今日の記事としたのでした・・・
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キム タクファン?

2008-08-28 11:29:57 | 日記
 今期のドラマはあまり面白くないですね。どれもこれも、全然面白くない。今、唯一、毎週見てるのは、「篤姫」ぐらいです。

 その点、韓国ドラマは面白いですね。最近では、韓国のドラマも比較的新しいものが、BSで見られるようになって大変ありがたいです。なかなか泣かない私ですが、なぜか、韓国ドラマだけは、ひたすら泣ける・・・。なぜですかね・・・。

 この前も「ファン・ジニ」を見て、主人公のチニの師匠が死ぬ回では、大泣きしてしまいました。

 で、その「ファン・ジニ」ですが、本が出ています。

 『ファン・ジニ』 ハヤカワ文庫 キム タクファン 米津 篤八 ¥ 600 (税込)

 キム タクファンさん・・・。漢字表記はわかりませんが、一字一字をカタカナで表記するとこうなるのでしょう。実際の発音では、「ク」の子音と「ファ」の子音をつなげて発音することが多いですから、このようにはなりませんが・・・。

 最初、見たとき、「キムタク ファン」かと思いました。切るところが違うと、木村拓哉のファンになってしまいますね
 
 

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「せいぜい、頑張ってください」by 福田首相

2008-08-27 11:47:51 | 日本語豆知識
 オリンピックに出場する日本選手団に対して、福田首相は、

 「せいぜい、頑張ってください」

と言ったそうです。TVタックルでその話題がとりあげられ、なんて愛想のない人なんだ、まあ、だめだろうけど、能力の範囲内でがんばってねという感じがする、もうちょっとましな言葉はないのか、などと非難ごうごうでした。

 もしかしたら、そんなつもりではなかったかもしれないので、福田首相にちょっと同情しますが、今の用法の傾向からすると、ふさわしくない表現と言わざるを得ないでしょう。

 たしかに、『上級で学ぶ』第13課でも「せいぜい(精々)」は学習項目で、二つの使い方の練習をします。

 1.「考えられる最高、最大の場合を考えても、~ぐらい」という意味で否定的、マイナスのニュアンスを含む
 
  来月から時給が上がるとしても、精々50円ぐらいでしょう。

 2.限度、能力などを最大限活用してという意味で、肯定的に十分に活用すると言いたいときに使う。

  就職すると、休みが自由にとれないので、学生のうちに精々やりたいことをやっておこう。

 福田首相は2の用法で、「せいぜい頑張ってください」と言ったのかもしれないので、一方的に非難するのはかわいそうです。

 もともとは2の用法のほうが古いのですが(私が調べた限り)、現在ではもっぱら1の意味で用いられることが多く、その影響からか、2の意味でいったとしても、1の否定的なニュアンスを含んでとられることが多いですので、使うときは注意が必要です。福田首相のように非難されるかも・・・

 本来は正しい使い方でも、時代とともにそのニュアンスは変わっていきます。言葉の使い方って難しいですね。
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駿馬も老ては駑馬に劣る

2008-08-26 11:13:28 | 印象に残った言葉
「駿馬も老ては駑馬に劣る」

 こちらも『中央公論』(1906.7月号)に載っていました。

 どんなに優れた馬でも、年をとれば、足のおそい、鈍い馬よりも劣るということです。

 『日本国語大辞典』第2版の「駑馬」の項によりますと、戦国策―斉策五や、高野本平家に、その例が見られます。

 *高野本平家(13C前)五・咸陽宮「麒麟は千里を飛とも老ぬれば奴馬(ドバ)にもおとれり」

 では・・・・

 「駑馬」が年をとれば、どうなるのでしょう。最悪・・・・

 朝原選手にパワーをもらったところですが、「光陰矢の如し」、急がねば!

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拙速は巧遅に劣る

2008-08-25 11:41:22 | 印象に残った言葉
「拙速は巧遅に劣る」

 『中央公論』(1906.7月号)に載っていました。

  「たとえ遅くても、よくできていれば、速くても拙いよりは、よい」

 そうかもしれないけれど、遅くて拙ければ、最悪なので、だったら、速くても拙いほうがましかと思う・・・。

 もちろん、速くてよくできているのが一番いいんだけれど・・・
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「ジャマイカ」のアクセント

2008-08-23 10:27:57 | 日本語に関する疑問
 連日、オリンピックの様子が報道されています。私は、運動が苦手なので、選手たちのすばらしい運動神経にほれぼれします。運動能力の高さもさることながら、あのプレッシャーに勝つ精神力!本当にすばらしいですね。私なら練習で、100回中100回成功していても、本番で失敗しそうです。

 一昨日、ソフトボールは悲願の金メダルを獲得しました。エースの上野選手が、大事なのは「自分の力を信じること」とインタビューに答えていました。きっとそうなんでしょうね。

 そして、昨日、男子陸上トラック競技では史上初のメダルを、400メートルリレーで獲得しました。アンカーの朝原選手は36歳。すごいですね。本当にすごいですね。年齢なんて関係ないと、変なところで勇気をもらったのでした・・・。

 ところで、「ジャマイカ」の選手はなぜあんなに速く走れるんでしょうね。最後の追い込みを画面で見たかったのに、1位の「ジャマイカ」の選手を映していたら、2位以下が画面に映っていませんでした。

 で、やっと本題です。「ジャマイカ」のアクセントですが、「下上下下」が、『明解日本語アクセント辞典』、『NHK日本語発音アクセント辞典』に載っているアクセントです。低く入って、「マ」で下がる。たいていのアナウンサーはそのアクセントですが、フジテレビの「とくダネ!」のメインキャスターは、大御所なのに、平板型アクセントで「下上上上」で話します。平板型になるのはよくある傾向なんですが、大御所なのに・・・。そのアクセントが気になって気になって、仕方がありません。選手の名前のアクセントも、アナウンサーによって違うこともあって、それがかなり気になるんですよね・・・。

 そういう混乱を防ぐために、標準アクセントというものがあって、アナウンサーたちは日夜練習しているのでしょうから、勝手にアクセントを変えないでくださいと、こちらも勝手に願っているのでした・・・
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誰が考えたの?「アクチビア」

2008-08-09 14:14:51 | 日本語豆知識
「あくちができた」

 一瞬、何のことだかわかりませんでした。何かできたのか、皆さん、わかります?

 日国オンラインで調べますと、「あくち」とは、

①まだ巣立ちのできない小鳥のくちばしのつけ根のところにある、黄色の小隆起部。


②子どもの口のあたりにできる小さなおでき。*日葡辞書〔1603~04〕「Acuchi (アクチ)〈訳〉男児のくちびるにできるある種の疥癬」

 とあります。『日葡辞書』にも載っているんですね。方言としては、口角の辺りにできるはれ物、口角炎の意味で、新潟県中蒲原郡、大阪府大阪市、泉北郡、兵庫県加古郡などで用いられているようです。

 私の出身地方では、「熱の華」と言って、父が疲れたときに、しょっしゅう出しています。

 最近、口唇ヘルペス(私はこの言葉を知りませんでしたが・・・)の治療薬のCMをよく見ます。そのうちの一つのネーミングが素晴らしい。「アクチビア」!

 誰が考えたんでしょうね。といっても、「あくち」を知らなければ、イメージも結びつかないですね^^
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日本語で何?

2008-08-08 10:34:38 | 日本語に関する疑問
 久しぶりの更新です。学期も終了し、成績処理も終わり、ほっとしています。

 今年のお盆は、チームで合宿を行い、語彙調査をします。合宿という響きがたまらなく懐かしいです。その合宿の準備で、昨日、荷物の発送をしました。手伝ってくれた留学生が、帰り際に、



 「これは、日本語で何と言うのですか?」

 

 普段、使っているものの名前とか、何かの様子を表わす言葉とか、日本語で何と言うか、聞かれることが多いのですが、すぐに答えられないもの、わからないことも結構多いのです。

 さて、これって一体、何て言うのでしょう。すぐに出てきた言葉は「プチプチ」、衝撃を和らげるもの一般は「緩衝材」・・・わかりません。そこで、ちょっと調べてみました。

 気泡緩衝材(きほうかんしょうざい、bubble wrap)と言うらしいですね。確かに、わかりやすい。でも、この名称はあまり用いられていないような・・・。

 メーカーによって「エアキャップ」「プチプチ」「ミナパック」「エアパッキン」「エアクッション」「エアマット」「エアーバック」等の商標が登録されているようです。私が、一番に思いついた「プチプチ」は、川上産業株式会社の登録商標(登録番号 第2622392号)だったようです。

 これは、ウィキペディア情報です。最近は、疑問に思ったこともすぐに調べられるから便利ですね。
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