日本語おもしろ発見

日々の生活から

「ぼくって~じゃないですか?」「知らないけど・・・」

2009-03-30 18:36:39 | 日本語豆知識
 赤ちゃんA 「あ~、早く自分で歩きたいな。そう思いません?」

 赤ちゃんB 「どうして?」

 赤ちゃんA 「ぼくって、ほら、人任せにできない性格じゃないですか

 赤ちゃんB 「知らないけど

 某会社のCMです。生まれて間もない新生児が会話しているこのシリーズはとても面白いですね。特にこのバージョンは最高です。

 赤ちゃんAがまだ出会ったばっかりの赤ちゃんBに「人任せにできない性格じゃないですか」と言ったところ、それを初めて聞いた赤ちゃんBは「知らないけど」と答えたのです。

 「~じゃないですか」は、一般的に成立する内容に対して、あるいは、話し手と聞き手がともに知っている内容に対して、同意を求めるときに使われることばです。

 「あそこに映画館が見えるじゃないですか

 「ええ。見えます」

 「あの手前の角を左に曲がってください」

というような使い方をするのです。しかし、最近では自分自身のことを断言しないで、遠回しに客観的にいうときに使います。一昔前は若者言葉だったと思うのですが、指摘されてから大分時間が経ったので、若者だけが用いる表現とは言えないかもしれません。先日、テレビで50代のある会社の社長がこの表現を連発しているのを聞きました。抵抗を感じる人の割合は減ってきているのでしょう。

 そのような時代の中で、生まれたばかりの赤ちゃんが、「ぼくって~じゃないですか」と言われて、初めて聞いたから「知らないけど」と言葉の使い方にうるさい年配者、あるいは先生?のようなことを言っているので、本当におかしいのです。

 このCMを作った人は、言葉に敏感で、それを面白く感じさせる素晴らしいセンスを持った人だと思いました。
コメント

宣長が京都で最後に過ごした場所

2009-03-27 18:57:59 | 旅行&出会い
 本居宣長の号は鈴屋です。最晩年の1801年(この年に宣長は亡くなります)に京都に来て、京都在住の門下生に講義を行いました。そのとき、身を寄せた住居がこの辺りでした。

 何年か前までは見ることができなかったようですが、2007年に今の位置に移されたそうです。町中なのに、ひっそりと建っていて、ドアの前にあるからちょっと邪魔にされそうな感じ・・・・しかも碑の下の方の文字は埋まっています・・・。

 先生に教えてもらうまで、全く知りませんでした。偉大な宣長の碑の前をずっと素通りしていた私をお許しください・・・
 
鈴屋大人偶講学旧地 
場所:下京区烏丸通四条下る東側
コメント

シバレンの悩み相談&桜

2009-03-27 18:46:10 | 日記
 本日の朝日新聞の天声人語は、人生相談について書かれていました。作家柴田錬三郎は週刊プレイボーイで人生相談をしていたようです。前に書いたことがありますが、私の名前は眠狂四郎が娘につけた名前を母が気に入って付けました。その『眠狂四郎』を書いたのが柴田錬三郎ですから、私の名付け親?でもあるわけです。シバレンは、熱く激しく、悩みを斬りまくったそうです。いいですね~。そういう相談。私もそのように人生を極めたいです。

 さて、話は変わりますが、今年は桜が咲くのが早いですね。御所の桜はもう満開です。明日は三重に行きますが、桜も楽しめるかもしれません。


コメント

本居宣長修学の地

2009-03-26 12:03:07 | 旅行&出会い
 春休みもあとわずかです。研究会に論文の締切。その合間を縫って、旅行に行ったり実家に帰ったりとなんだか忙しい毎日です。

 京都に長い間、住んでいますが、数多くの貴重な歴史の跡が刻まれていることに注意を払ったことがありませんでした。今、先生のおかげで、いろいろな発見(単に知らなかっただけですが^^)をしています。次は、本居宣長記念館を訪れるので、その前に、京都にひっそりと建っている宣長の石碑を紹介したいと思います。

 江戸中期の国学者、本居宣長が20代前半のころ、堀景山に儒学を、武川幸順に医学を学びました。その宅跡に建てられた碑です。

 四条烏丸から歩いてすぐです。こんな近くに、偉大な宣長が若いころ、勉強していた場所があったなんて・・・。無知な私・・・

 国語学を学ぶ者ならば、知っておきたい場所です。ということで、今頃知ったくせに、紹介しました・・・



場所:綾小路通室町西入善長寺町

コメント

みんな「おへちゃ」です^^

2009-03-19 21:08:09 | 日本語豆知識
 昔、子供のころの思い出です。

「○○さんとこの兄弟って、みんな鼻がこうだね」と言いながら、鼻が低いということを手のひらを鼻の上から下に動かすことで表現した子がいました。

 そう、君の名は、○○○。意外なことを結構しっかり覚えているものだなあ^^。私たち三姉妹は、みんな鼻が低いんですね。たぶん。(兄弟の中では私が一番高いと思う!!!)

 話題は、容姿(特に女性)についての表現が多いという話の続きで、鼻の低いことを「へちゃ」と言います。

 姪っ子たちもやはり鼻が低いので、私は、会うたびに、

「おへちゃだね~」

と言っています。もちろん、愛情を込めて言っていますけど^^。赤ん坊のうちはいいですが、そろそろお年頃だから、もう言うのをやめなければ^^
コメント

会話の本はありませんが・・・

2009-03-18 10:33:16 | 恩師の教え
 週末は中国に旅行に行っていました。4年ぶりに訪れたのですが、いろいろな発見があって面白かったです。

 さて、中国に行く前に、先生に論文のチェックをお願いしに、研究室を訪ねたときの話です。事前に買えなかったので、先生に

 「中国語の会話の本をお持ちですか」

と尋ねたところ、「家にはありますが、研究室にはありませんね。中国語概論ならありますが・・・」

 「いえ、結構です

 さすが、先生・・・


コメント (4)

「人三化七」って何?

2009-03-13 10:19:05 | 日本語豆知識
 辞書を総ざらえしていると、いろいろな言葉に遭遇します。美しい言葉だけではなく、ひどい言葉もあります。

 たとえば、「人三化七」

 容姿(特に女性)について表した言葉をいくつか探すことができます。その中の一つがこれ。

 読み方は「にんさんばけしち」

 意味はわかりますか。これ、なんと、「人間らしい部分は三で、化け物のような部分が七」という意味なんです。容貌がひどく醜い女性のことをいうらしいです。

 なんとまあ、ひどい言葉ですね・・・・。

コメント (2)

タ行の不思議

2009-03-12 11:27:00 | 日本語豆知識
 姪っ子が小学校に上がります。妹の手作りの五十音図で平仮名、片仮名を覚えています。

 先日、外来語音の話を少ししましたが、外来語音は、五十音図には入っていません。私は母は「ファ、フィ、フェ、フォ」の発音はできないと言っています。できないのだから、当然、日常生活で使うことはないでしょう。しかし、現代の生活では、時折、耳にします。交通機関のJR、これは、ジェイアールですが、「ジャ、ジュ、ジョ」と3つしか書かれていない。「ジュ」の次の「あきま」に、「ジェ」が入ることを指摘する小学生にならないかなあと、たくさんいる姪っ子、甥っ子を見ていますが、さて、どうでしょう^^

 五十音図といっても、その性格は一様ではありません。同じ行でも発音の仕方が違う語が混ざっています。例えば、タ行。同じ調音点・調音法で発音すれば、「タ、ティ、トゥ、テ、ト」となるはず(実際、平安時代まではそのように発音されていたと思われます)。しかし、現代は「タ、チ、ツ、テ、ト」。どれが違うかというと、「チ」と「ツ」。

 おおざっぱな説明をすると、「チ」は、舌が少し後ろに下がります。「タ、テ、ト」は、とめた状態の呼気を解放した音ですが、「チ」と「ツ」は、呼気を開放し、その瞬間に隙間から息を通す音です。確かに、「タ、テ、ト」と違って、擦れた音がします。

 同じ行だからといって、同じ発音ではないのが、五十音図です。しかし、母音「イ」の前には「チ」が、「ウ」の前には「ツ」しか来ないので、同じ行にして、問題はありませんでした。が、現代では「ティ」「トゥ」が使われるようになりました。でも、まあ、これらが、「チ」や「ツ」にとってかわることはないでしょう。外来語にしか使われませんから、その勢力範囲は、無視はできませんが、もともとの日本語の音韻体系を脅かすほどではありません。 
コメント

韓国の左腕エース「金広鉉」の発音は?

2009-03-11 15:40:19 | 日本語豆知識
 WBC盛り上がっていますね。韓国の若き左腕のエース、「金広鉉」選手、とてもかっこいいですね。この前の試合は不調のようでしたが、いい投手ですね。日本に来ないかな~。なんちゃって^^

 今日は外来語音の話です。外来語を発音するとき、現代の日本語の音韻体系にはない発音がいくつか出てきます。「金広鉉」選手も韓国語の発音で読みますから、原語の発音をなるべく近く表そうとすると、「キム・グァンヒョン」。この中で日本語の音韻体系にはない発音は「グァ」です。

 皆さんは、どのように発音しますか。民放が放送していましたが、アナウンサーの発音を聞いていると、「グァ」ではなくて、「ガ」でした。表記と発音が一致していません。そして、これは個人個人で違うでしょう。「グア」、あるいは「グワ」と発音すれば、2拍になってしまうし、拍数も違ってきます。

 こういった調査は難しいですね~。でも、とても興味深いです。

コメント

人名・地名のアクセント

2009-03-09 16:03:54 | 日本語豆知識
 先日、「雫」のアクセントについていろいろ書きましたが、これは人名、つまり固有名詞になっているので、もっと詳しく調べないといけないです。普通名詞が固有名詞に転成した場合は、普通はもとのアクセントのままなのですが、「雫」の場合、固有名詞のアクセントの型になっているのかもしれません。また折を見て、詳しく調べます。

 固有名詞のアクセントの型はとても簡単です。外国人が日本の名前を発音すると何とも違和感のあるアクセントになることが時々ありますが、パターンを習得すると、非常に簡単♪

人名・地名(原則として0型か、-3型(2拍語は―2型)

0型の例(平板型、最初は下で2拍目から上上・・・)

人名:タナカ、ハヤシ、イシイ、マエダ、オザワ、ススム、カオル、マコト、マサエ
地名:トーキョー、オーサカ、ヒロシマ、クマモト、ハコネ、シブヤ、ヨコハマ

―3型の例(後から3拍目にアクセントの核がある)

人名:グチ、カワ、トー、ヨシ、モコ、タハシ、タウチ、ウハラ、マユキ
地名:ゴヤ、キョート、カガワ、オヤマ、アモリ、シオカ

 例外や地域による差もありますが、とりあえず平板型か、後から3つ目で下がるということを知っておけば、トコさんという発音は避けることができるでしょう。 
コメント (2)