呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気オヤジの読書感想文・丑の9「ブラバン」

2009-11-30 | 本の話
ブラバン (新潮文庫)
津原 泰水
新潮社

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♪「ブラバン」津原泰水著 新潮文庫

高校の弱小ブラスバンドの面々が、卒業以来四半世紀を経て中年になってからメンバーの披露宴で演奏するためにバンドを再結成する。
彼らの瑞々しい高校時代と、ちょっと現実にくたびれた40を過ぎたオジサン・オバサンの現在が、ほろ苦く切なく描かれた話だ。

主人公の他片(たひら)は、今はいつ潰れてもおかしくない場末のバーの経営者。
高校時代の先輩に声を掛けられ、図らずも昔のメンバーを集めてブラパンの再結成に協力することになる。
卒業してから25年。死んだ者、行方不明の者、事故で片腕を失くした者、幸せに結婚したり、家業を継いでいる者、etc、etc・・・。
最初は全くやる気がなかったが、仲間に会うたびに高校の頃の出来事が蘇り、次第にのめり込んでゆく。
高校の頃の、情熱と覚醒と希望と挫折を併せ持つ複雑な青春時代。
中年になって、十代の頃の希望と挫折を、若気の至りと皮肉な微笑で振り返り、でももう一度バンドをやっても良いかなと昔を懐かしむ今の自分・・・。
高校時代と現代を行ったり来たりして、それぞれの時代の自分と友人たちの時々の人生を克明に描く。

中学と高校の1年間をブラバンで過した僕には、読んでいて胸に迫るもがあった。
懐かしさと、途中で止めてしまった後悔。主人公の他片ほどではないが、僕にも忸怩たる思いがある。
また主人公たちが高校生だったのが1980年。多少ずれるものの、出てくる音楽や風俗は僕たちの青春時代と共通する。
そういう意味で、とても面白くかつ感動的に読めた。
ただ、高校時代と現代を行ったり来たりすること、登場人物が多くて、そのキャラと相関関係が良く理解できないこと、そして広島弁?がすんなり頭に入らないことなどにより、せっかくの話の魅力をスポイルしている。


話の中に、主人公が父親にベースギターを買ってもらうシーンが出てくる。
決して裕福な家庭ではなく、父親も若い頃にマンドリンは多少弾いたものの、ブラバンやロックには全く興味も理解も示さなかった。
しかし、いざベースギターを買うとなったら一緒に楽器店に付いて来た。
フェンダーのコピー物の国産品を手に取った主人公に父親が「それはコピーやろ。本物はありますか」と店員に聞く。
「本物を弾かせてやってください」「いい音が出るか?それでええか?」
結局主人公は本物のフェンダー・プレシジョンベーズを買ってもらう。17万円。今で言えば3倍近いだろう。
このシーンはちょっと感動した。
高校の頃に、僕も父親にフルートを買ってもらった。
ヤマハのYFL-31という、入門機種の中では上位の楽器だった。
ウチの父も、あまり安物では飽きてしまうし上達もしないと思ったのだろう。
当時3万円台、今は同等の後継機種が10万円以上する。
あの時、とても父に感謝したことを思い出した。
そのフルートは今も手元にあるが、すっかりシルバーメッキが黒ずんでしまい、リペアに6万円もすると言われてしまった・・・。
なんとかリペアして、また吹きたいと思っている。
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がん保険、入ってますか?

2009-11-28 | 徒然なるままに

某生命保険会社から新しいがん保険が発売された。その名も「がん治療支援保険」
正確には、この保険は2年ほど前に発売されている。基本は既存のがん保険と一緒で、「がん診断給付金」「入院給付金」「通院給付金」などがセットになっている。
通院給付金は、入院を1日以上した場合に、その前後の通院が支払われる。
以前(または他社)のがん保険は、入院を20日以上しないと通院給付金は支払われなかった。それだけでも格段の進歩!
今回、この「がん治療支援保険」に「がん先進医療特約」と「抗がん剤治療特約」が新たに付帯可能となった。
僕はこの話を聞いたときに、正直感無量で、ちょっと大袈裟だけど涙が出るほど嬉しかった。

我が妻は、2002年に乳がんが見つかり、即刻治療を始めた。
その時は、すでに第ⅢステージのB段階ということで、相当進行した状態。
だからすぐには手術が出来ず、抗がん剤治療でがん細胞を小さくして、それから手術をおこなうことになった。
抗がん剤投与は約1年続いた。それほど高い薬ではなかったが、それでも毎月4~5万円はかかったと思う。
がん保険に加入していたので「がん診断給付金(=がんと診断されたら支払われる)」はすぐに支払われた。
でも抗がん剤投与は通院しながら行うので、治療費は保障の対象外。
がん診断給付金のおかげで、毎月の治療代に事欠くことはなかったが、それでも家計を圧迫することは確かだし、将来への経済的不安は残る。
妻は抗がん剤が効いて、がん細胞も順調に小さくなり、1年後に漸く手術を行った。
この「がん治療支援保険」だったら、通院による抗がん剤治療費も保障されるし、手術入院後の、その前後の通院も保障される。
まさに画期的ながん保険だ。

左乳房全摘出手術・・・、女性にとってこれほど辛いことはないだろう。その辛さは、なにものを以っても癒されるものではない。
当然、保険に入っていたからその辛さが軽減されるものでもない。
しかし、がんを治療するのに経済的不安が少しでも軽くなれば、それだけでも安心して治療に専念できる。
日本人の2~3人に一人ががんに罹る時代だ。でも今や、がんは治る病気。
お金の余計な心配をせず、治療に専念するためにも「がん保険」は絶対に必要だ。
早期発見、早期治療。これががんに勝つ必須条件。

がん保険に加入していないあなた、絶対に入ったほうがいいですよ!
もう入っている? では、内容をきっちり見直しすることをお勧めします。
月々の支払いが多少増えたって、万一のときに使えない保険じゃ意味がありません。
妻のがんに気づいてやれなかった情けないオヤジが、心から皆さんにお伝えするメッセージです。



なんだ、宣伝か!って?
違いますよ、本気で心からそう思っているんです・・・。



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第9回東京男声合唱フェスティバル~その2

2009-11-26 | コンサート・LIVE・演劇などの話

今回の男声合唱フェスティバルでは、参加51団体中41団体の演奏を聴いた。
演奏が素晴らしく、思わず目頭が熱くなった合唱団が沢山あったが、圧巻はやはり今年の招待合唱団の「トンペイ・メモリアルズ9」だ。

上手い!素晴らしい!
僕の拙いボキャブラリーでは、それ以外に表現が思いつかない。
中高年層が中心の合唱団とお見受けするが、なんとも均質で瑞々しい歌声。
フォルテシモでも決して地声にならない軟口蓋発声。
デミュネンドからピアニシモに至る繊細さ。
そして、若者の合唱団にはとても真似が出来ない、年輪を重ねた艶っぽくて豊かな表現力・・・。
組曲「雨」の各曲の詩の世界を、自分の人生と重ねて実感して歌う・・・、大人の合唱団の魅力だ。

この合唱団は、東北大学男声合唱団のOBを中心に結成された団なのだが、「イベント合唱団」ということで、この合唱祭のために8月末から練習を始め、合唱祭が終了すると解散するらしい。
3ヶ月の練習であの名演?凄い!
やはりメンバー一人ひとりのクオリティーが高いのだろう。
まさにため息と憧れと嫉妬心・・・。
僕たちも頑張ろうよ!!


*トンペイ・メモリアルズ9関係者各位
昨日掲載の画像には不適切な部分がありましたので、修正させていただきました。
大変失礼いたしました。
これからもご活躍ください。ぜひ他でも歌ってください!

仙台出身のオヤジより


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第9回東京男声合唱フェスティバル~その1

2009-11-25 | コンサート・LIVE・演劇などの話

東京男声合唱フェスティバルを聴きに行った。
このフェスティバルは9回目となり、参加応募して出演する合唱団が49団体!
昨年の人気投票1位の招待団と公募合唱団を合わせれば51団体の演奏が、朝の10時から夜の7時まで続く。

僕が聴きに行くのは、今年で3回目だ。
今回は、叔父が参加する大学のグリーOB合唱団が午後1時の出演だったため、その時間に間に合うよう出掛けた。
我が男声合唱団の団長も同じごろにいらした。その後テナーのFさん、夕方からは我が友人にして合唱の師匠Yも合流。
僕と団長は、結局約6時間聴いていたことになる。
でも1団体の持ち時間は7分。入れ替わり立ち替わり、大も小も老いも若きも、いろいろな合唱団がそれこそあらゆるジャンルの男声合唱を聴かせてくれる。
全く飽きなかった。それどころか楽しくて感心して感動して、とても有意義な時間を過すことが出来た。

高校生や大学生、20代のメンバーが集まる団は、歌声が若々しく輝いていて爽やかなハーモニーを聴かせてくれる。
年配者の多い団は、さすがに鮮やかさや輝きは薄れているが、その分老成した味がある。
でも若きも老いも、みんな男声合唱とハモリが三度の飯より好き!という心意気が聴き手にひしひしと伝わって来る。
う~ん、やっぱり男声合唱は明るく元気で楽しいなぁ!

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今回参加の51団体中、なんと14団体が多田武彦の作品を取り上げていた。
特に高校生と大学生?の団が、1954年(昭和29年)に作曲された「柳河風俗詩」から「梅雨の晴れ間」を選曲していた。
高校生の演奏は第1番目だったため聴けなかったが、大学生のダブカルにも満たない6名の「梅雨の晴れ間」には、思わず「ほぉ~!」と感心。
テナー系が2名ずつ、バス系が1名ずつというアンサンブルで、完璧にハモっていた。
ゴスペラーズがタダタケを歌うとこんな感じか、というところ。
この若者たちは何を想い「まわせ、まわせ、みずぐるま~」と歌うのだろうか・・・。
でも上手い!心からBravo!です。
まさに「タダタケ」は男声合唱のバイブルだ。

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今回で3回目のフェスティバルだったが、自分がどっぷり男声合唱に漬かった状態で聴いたこともあり、前2回とは随分印象や感じ方が違うような気がする。
なんといっても、参加者みなさんの男声合唱を愛する心持が手に取るように分かる。
そして、さすがに上手な合唱団が多く、同じ男声合唱を嗜む者としては、感心し嫉妬し発奮した。
自分も、そして我が団も、もっと練習すれば、もっともっと上手になれる。もっと上手になりたい。そんな思いが強くなった。
今回のフェスティバルは、もっともっと沢山の我が団のメンバーに聴かせたかった。

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川崎駅、午後11時半、そぼ降る雨・・・、混声合唱の帰り

2009-11-24 | 徒然なるままに
今日は混声合唱練習日。
2週間サボってしまったため、今日こそ出席しないと・・・。
7時半過ぎには練習会場に到着、組曲「蔵王」の練習に参加。
本日は常任指揮者T先生はお休みで、副指導者のO先生でした・・・。

練習内容は省きますが(すみません、まぁいつもの調子なので同じことを書いてもね)、例によって反省会をやって降り始めた雨の中を帰宅。
川崎到着が11時半ごろ。
結構強く雨が降り始めたが、傘を持っていなかったので仕方がなくタクシー乗り場に向かった。
雨の当たらない屋根の下の歩いていたら、降りしきる雨を気にもせず外を若い女性が携帯で大きな声で話しながら歩いていた。

「も~、信じられない。何でまっすぐ帰るの!そんなに奥さんのところがいいの!!ブチッ!(携帯を切る音=想像)」

『おぉ~~、そうかい、そうかい、君もいろいろ大変だねぇ。でも男は結局奥さんのところがいいんだよねぇ~』
オヤジは勝手に一人ごちて、タクシー乗り場に向かうのでありました・・・。





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タイ家庭料理パーティー

2009-11-23 | 食べ物・お酒の話
男声合唱団の団長宅で「タイ料理パーティー」があるというので、早速お邪魔した。
なぜタイ料理?
団長の娘さんご家族が、ご主人の仕事の関係でタイに7年近くいらしたという。
今回、混声合唱団のメンバーMさんが、タイ料理を習いたいという希望があり、それなら一層のことみんなに声を掛けて、タイ料理パーティーにしようということになったそうだ。
僕はタイ料理が大好きなので、料理の練習でもなんでも大歓迎!参加にいの一番に手を挙げた。
結局土曜日に集まった男声合唱団メンバーは15人!
団長ご夫妻、娘さん、そしてMさん、お疲れ様でした&ありがとうございました。



さて肝心のタイ料理は・・・。
僕はタイに行ったことはなく、タイ料理レストランでたまに食べるぐらいだが、さすが7年も地元に住んでいた娘さん、本格的なタイ料理だった。
名前は分からないが、春雨のサラダ、挽肉の炒め物、グリーンカレー、生春巻き、焼きそば・・・。
レストランで食べる料理と全く変わらない。タイの食材や調味料を売っている店があるそうで、まさにタイ料理そのものの味だ。(当たり前だけど)
でも辛さは随分抑えて調理したらしい。
僕には多少物足りなかったが、普段ほとんどタイ料理を食べたことのないメンバーには、相当辛く感じたらしい。
娘さん曰く、タイの家庭料理はこんな辛さではないので、次回はちゃんと作りましょう、とのこと。
僕は数年前まで、パクチーが嫌いだった。なんでこんな臭い葉っぱを食うんだ??という感じ。
でも最近は全然気にならなくなった。これがないとタイ料理にならないよね。
いやぁ~、美味しかったぁ~!今度機会があったら、ぜひ本格的な辛さの料理をお願いします!

辛さがマイルドとはいうものの、やはりタイ料理はビールやその他のお酒がどうしても進む。
今回も団長にご用意いただいたものに加えて、メンバーが持ち寄った酒類がいっぱい。
ビールは当たり前、日本酒一升瓶3本に四合瓶2本、焼酎1本、ボジョレー2本、白ワイン1本、それにメコンウイスキーにウォッカ・・・、いやぁ~たくさんいただいてしまった。
料理も美味しく、お酒も美味しく、会話も美味しく、そして歌も美味しく・・・。楽しい時間を過させていただきました。
帰り際には、団長秘蔵の?蓄音機で貴重なSPレコードも聴かせていただきました。味わい深い音だねぇ~。



すっかり酔っ払って団長宅を後にしたが、そのあと大変なことが連発して・・・。
その話はまた今度!
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献血会

2009-11-23 | 徒然なるままに

会社の献血会に参加した。
僕みたいなドロドロ血でも使えるのかなぁ~、などと思いながら会場に向かう。
まずは医師の問診から。
血圧を測って、体調やら食事時間やら海外渡航歴など聞かれ、質問が「今薬を服用していますか?」という話になった。
「ハイ、薬はいろいろと飲んでいます」
「どういう種類の薬ですか?」
「血圧と高尿酸値と高脂血症と、あと血小板の数を抑える薬です」
「う~ん、それだと1~3日薬の服用を止めてからじゃないと献血は出来ないですね」
「あぁ~、そうなんですか・・・」

その若いお医者さんは「献血は健康な方から血を頂いて、必要な方に提供するものです。まずはご自分の体を健康にして、それから献血をしてください」
そう言えば前にもそんなことを言われたような気がする。
要するに「あんたの体は他人に血を分けるには不健康過ぎる」ということだ。
なんか、ちょっと落ち込んだ。
いや、ちょっとじゃなくて本気で落ち込んで、体を健康体に戻さなくちゃならないんだね。
結局問診ではねられて、カードとジュースを貰ってすごすご職場に帰ってきた。
カードには「献血回数 0回」の文字が空しく打たれている・・・。

弟が15kgの減量に成功した。すっかり普通体になって最近ではジョギングが趣味だって。
僕も頑張らないと・・・。(と、気持ちだけは十分にある)
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有難き哉、親の愛

2009-11-21 | 家族のこと

会社の帰りに、先日行った白根山の写真を実家の両親用にミニアルバムにするため、駅前のビックカメラに立ち寄った。
結構時間がかかってしまい、家に着いたのは8時半過ぎ。
一人なら適当に済ませるが、長男がいるのでそれから夕飯の用意をしなくてはならない。
ジャガイモと玉ねぎが残っていて、そろそろ使わないとと思い、その日はシチューにするつもりだった。
家に着いて、着替えて手を洗って、風呂のお湯を落として、腹が減ったのでせんべいを齧っていたら、もう9時過ぎだ。
はぁ~、今から飯作りかよぉ~、嫌になっちゃうなぁ~。
なんか、うんざりするのと同時に情けなくなってしまった。
そんなところに電話が掛かってきた。こんな時間に電話を寄越すのは実家の母親だろう。
出てみると、案の定仙台の母だった。

「元気にしてた?」
「う~ん、まあまあかな」
「新米を貰ったから、そっちと川口(弟)に分けて送るよ。適当におかずになりそうな物も入れておくから」
「ありがとう、助かるよ」
「もう夕飯は終わったの?」
「いや、帰りが遅くなったんで、これからっシチューを作ろうかと思って」
「え~、これからシチュー?なんか簡単に食べられるものないの?」
「うん、最近買い物していないから、ご飯もおかずも何もない。カップラーメンぐらい」
「そんな話を聞くと、月に2回ぐらいは行ってやりたいんだけど、結構忙しいし体もきつくなってきたから」
「いいよ、無理しなくて。何とかやっているから。今日も出前でも取るよ」
「あんたも子供たちも、体に気をつけなよ」・・・

決して母親を心配させるつもりはない。
でも、身内にはつい弱音を吐いてしまう。
この歳で年老いた両親に心配を掛けているんだから、親不孝だね。辛いね。
でも亡くなった妻が悪いわけではないし、誰が悪いわけでもない。こうなってしまったのは運命。
なるべく手を抜きたいけど、息子たちがいるとそうもいかない。
再婚?それこそ面倒。
まぁ、息子が独立したら、一人でのんびりやるさ。
でもちゃんと独立してくれるかなぁ。いつまでも親の脛をかじっているんじゃねーぞ!

数日後にアルバムが出来た。
親父もお袋も、弟も長男も、みんな良い笑顔で写っている。
やっぱり家族だ。これが大事な家族だ。


*画像は、実家から送ってきた「ササニシキ」と「コシヒカリ」
米の他に、焼き魚、漬物、缶詰、明太子、カップ麺、お茶漬けの素・・・、いっぱい入っていた。涙が出る。お袋に多謝!

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創立10周年

2009-11-19 | 徒然なるままに

僕が現在出向して在籍しているグループ会社が、先日創立10周年を迎え、部署単位で記念行事が行われた。
記念行事といっても、社員の呑み食いに会社の経費はほとんど使えないので、会社のビルのラウンジで手作りの懇親会だ。

幕張センターでは、10周年に掛けて、社員全員の「10年前の写真鑑賞会」を開催した。
社員は40名強いるが、ほとんどが女性で、下は20代から上は・・・まで。だから10年前の写真も多種多様。
会社での同僚とのスナップとか、旅行の記念写真、自分の披露宴の写真などなど。
それぞれが当然10歳若く、意外な写真もあって、大受けだった。
特に20代の社員の10年前ということは・・・、じょしこうせい・・・制服にルーズソックスです!
オジサンならずとも、みんな興味津々で「歓声の渦」でありました。
10年の歳月は、皆平等に過ぎにけり・・・。

さて幕張には、僕を含めてオジサン管理職が2名いる。
オジサンは10年前もほとんど変わっていない。
「では20年以上前の写真を適当に持ってきてください」と言われたので、20年前、30年前、40年前、50年前の写真を持っていった。
ハイ、恥ずかしいから小さく掲載します。
左が50年前、右が約30年前です。批評・評価は皆さんに任せます。



会場の反応は・・・
「えぇ~、うそ~!」「面影あるぅ~」「痩せてたぁ~」「オーバーオール、流行っていたんですかぁ~?」
はいはい、そうなんです。ちょっと流行ったんです。
学生時代、オーバーオールでウエストを締め付けず散々呑み喰いしたので、今の僕の体型の素が出来たのです。

当然、もう一人のオジサンの写真も大受け。
我が部署の10周年懇親会は、大いに盛り上がり終了いたしました。


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男声合唱練習(2009/11/14)

2009-11-15 | コンサート・LIVE・演劇などの話
合唱の練習のことを書いているのに、画像はいつもお酒ばかり。
歌の練習をしているの?それとも呑みに行っているの?と言われそうだ。
でも、我が男声合唱団は酒とは切っても切れぬ縁、酒なしでは団は成立しないんですよ。

ということで、今回も酒の画像。
練習は・・・、まぁいつもと同じ状況なので詳細は省く。
我が男声合唱団の団歌と愛唱歌がもうすぐ出来ます。
僕が入団する前からいろいろ取り組んでいて、紆余曲折を経て漸く完成しそうなところまで漕ぎつけた。
どんな曲になるのか、今から楽しみだ。その話は、完成後にまたご報告します!

さて、練習後にいつもの居酒屋で反省会を開いたのは、これまたいつもの通り。210本目であります。(画像は、我が団のピアニストYさんと野獣・・・、いやバスの重鎮Pさん)
今回は、そのPさんの昔からの知り合いのマスターがやっている居酒屋(いつもの居酒屋のすぐ近所)で津軽三味線の演奏会があって、少し時間が余るから我が団にも何曲か歌ってほしいとの要請があった。
もちろん呑んで聞いているお客さんの前で歌うのだから、こちらも呑んだ後で結構、酔った勢いで?やってもらって結構ということだ。
ハイ、それなら喜んで!なにせ酒と歌をこよなく愛すオヤジたちなんだから。
いつもの店で1時間程度呑んでから、すぐ側の居酒屋にみんなで移動。
三味線の演奏を聴きに来ていたお客さんが呑んでいる席の横にドヤドヤと入り込んで4曲も歌いました。



マスターが気を利かせて「おひねり」用の桶(?)をお客さんに回してくれた。
本日の出演料は、10,700円+一升瓶1本!
楽しく歌って、出演料とお酒まで頂いて・・・、なんと幸せなオヤジたちでしょう!
もちろん、また元の店に戻って、ワイワイと呑み直ししました・・・。
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詩人所縁の地を訪ねて~番外編・蕎麦と酒

2009-11-15 | 食べ物・お酒の話

二日目に寄った蕎麦屋は「丸甚」
地元の農家で、代々親から子へ受け継がれてきた自家製蕎麦の趣きで旨かった。
僕の好きな黒くて太目の田舎蕎麦だ。
そして、これまた自家製の突き出しが3種類出てくる。量もたっぷり。
このときはセロリの葉っぱの煮びたし、かぶの漬物、それにトマトのカレー風味の酢漬け!
どれも美味しかった。トマトは珍味、セロリの葉っぱはふきのようなほろ苦さがあって酒にぴったり。
こりゃぁ昼からビールも酒も進みます!



揚げたてのかき揚も美味。いろいろな野菜がたっぷり入って、サクサクだ。
小さな店で年配の女性二人でやっていた。
他にもお客さんがいるところに、我々12名が押し掛けたものだから、ちょっとしたパニック状態だったよう。すみませんでした!




帰りに駅の売店で買った地酒呑み較べセット。4種類のお酒が1合ずつセットになっている。
2本は帰りの電車の中でみんなで味見。1本はS先輩に差し上げ、1本を持ち帰った。
それぞれ全く違う味で、それぞれ旨かったです。
やっぱり日本酒は旨い。焼酎より断然旨いと思います。


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詩人所縁の地を訪ねて~その2

2009-11-15 | 徒然なるままに

二日目は、8時半にはペンションを出発して、N山の山頂を目指した。
詩人は登山家としても名を馳せた人物だ。当時、間違いなく詩人も何度も登ったはずのN山、僕たちも詩人の山登りを追体験するべく、ぜひ挑戦しよう!
といっても、それほど本格的な山登りではない。
ペンションから歩いて10分ほどのところがN山のスキー場の麓。そこからゴンドラに乗って更に10分登る。
周りは紅葉がそろそろ終わりかけだが、ゴンドラの後ろには八ヶ岳の雄姿が広がり、凄い迫力だ。
このスキー場は、夏場はマウンテンバイクのメッカらしい。今回も大勢のバイカーが集まっていて、ゴンドラの頂上からいくつかに分かれたコースを駆け下りていた。
もちろん僕には出来ないが、面白そうだね。女性も子供もやっていますよ!

ゴンドラの終点から2,000m近くあるN山の頂上までは約500m、歩いて50分程度とのこと。
登山の得意な合唱団メンバーのHさんに言わせれば「途中ちょっときついところがあるけれど、まぁ大体はなだらかで歩きやすいから大丈夫だよ」
そう言われて行ってみて、大変な思いをしたことは今まで何度もあるが、やっぱり詩人が立った頂上に行ってみたい。
確かにそれほど大変ではなかったが、それでも普段運動不足でデブの僕にはきつかった。
ヒイヒイ、ハアハア、汗もどっぷり・・・。喘ぎ喘ぎ、漸く頂上に着いた。

・・・すご~い、360度大パノラマの超絶景だぁ~!
北には八ヶ岳が目の前に迫る。東を見れば富士山の上半身がくっきり、南は峻険な甲斐駒ケ岳。西の遥か先には冠雪した槍ヶ岳や穂高連邦など北アルプスまで望める。
天気は雲ひとつない快晴!我が眺望を遮るものは皆無!
さっきまでのヒイヒイハアハアをすっかり忘れ、みんなで暫し絶景に見とれた。
「はぁ~、詩人もこの眺望をいつも眺めていたんだねぇ~。僕たちも同じ景色を眺めているんだねぇ」なんとも感慨深い瞬間だった。



さぁ、みんなでお祝いだ! 僕のリュックに「眞澄」のワンカップが1本入っていた。それを11人で分けて(ちゃんと紙コップを持っている人がいるんです)乾杯!
「待て待て、せっかくだから頂上で“Ein Prosit”を歌うんだべさ!」
少し押さえ気味にEin Prositを歌って、乾杯! いやぁ~、美味かったなぁ~。
周りの登山客から拍手とアンコールの声をいただきました。
Hさんが持って来ていたスコッチもすこしずつ呑んだので、気持ちが良くなっていたオヤジたち、「そうですかぁ?ではもう一曲」と、詩人の歌をご披露。
さらに調子に乗って「箱根の山」まで歌ってしまった。
パートバランスも悪く、ダブカルにも欠けるメンバーだったので、演奏そのものはイマイチだったと思う。
でも気は心。詩人所縁のN山頂上で、詩人の眺めた絶景を追体験し、そしてちょっとだけ呑んで詩人の歌を歌う。なんとも素晴らしい貴重な経験でありました。

気持ちよく下山し、名物の手打ち蕎麦とビール、お酒を堪能。その後は詩人の資料をたくさんお借りしていた施設美術館に立ち寄り、館長のお話を暫し伺い帰路についた。
この二日間で、すっかり詩人が身近になった参加メンバー。次回の練習からは、歌の意気込みと思い入れが違いますよ!
乞う、ご期待!!


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詩人所縁の地を訪ねて~その1

2009-11-09 | コンサート・LIVE・演劇などの話

男声合唱団で練習中の曲の「詩の世界」を少しでも体感すべく、信州の某地域を訪ねた。合唱団のメンバーと家族を含め、総勢12名の旅だ。
この地域には某詩人が終戦直後から暫くの間移り住み、戦争で傷ついた心を地元の人たちとの交流を深めることによって癒し、再び創作活動に打ち込むことになったという。
周りを山々に囲まれた田んぼや畑、牧草地が広がる自然豊かな土地だ。
詩人はこの辺りをイメージしたり、信州の山々を題材にした詩をたくさん書いている。
今度の定演では、それらの詩のいくつかに曲を付けた男声合唱曲を演奏する。

一日目は、まず詩人所縁の病院を訪問した。
以前は結核の療養所でもあり著名な作家や画家たちも療養していた施設。
詩人はこの療養所を訪れ、一般の入所者とも交流を持っていたらしい。
今は総合病院として現存しているが、裏手には当時の結核療養所で使っていた建物がそのまま残り、資料館となっていた。



資料館を後にして、詩人が住んでいた住居跡へ。
当時の建物はもうなく、こんもりとした森だけが残っていた。現在は町有地となっていて森の周囲に鉄線が張り巡らされていた。
「なんだ、入れないのかぁ~」と残念がっていると、メンバーの一人が「あれ、ここは鉄線がめくれ上がって、入れるよ。前にも誰かが入ったみたい」
その一言で、大きな声では言えないが、みんなで中に入ってしまった。
鬱蒼とした雑木林の中、ここで詩人は妻と二人でひっそりと暮らていた。
戦渦に巻き込まれ、作詩活動も自分の本意とは違う方向に引きずられたらしい。
詩人がここで傷心を静かに癒し、再び創作活動に突き進むことになったと聞いて、ちょっと敬虔な気持ちになった。
林に秋の緩やかな日差しが差し込み、とても気持ちが良い。
ハイ、我が男声合唱団の「どこでも歌いたい」病が再発。
詩人の歌をしっかり歌いましたよ!(立ち入り禁止なのに良くやるよね)
歌い終わると、早々に立ち入り禁止区域を脱出し、JRの駅近くのミュージアムへ。
ここにも詩人の資料がたくさんあった。
この地域の人々にとって、詩人はとても大切な「財産」なんだろうね。皆さんが大事しているという感じがひしと伝わってくる。

さて、本日の宿は明朝登る(それなりの山登りらしいです)山の中腹にあるペンションです。
このペンションがある地域は、詩人が当時足繁く通い、村人に文学の話をしたり俳句を教えたりして交流を深めたところだそうだ。
前以てペンションのご主人に、詩人と関わりがあった方がいらしたらお話をお聞きしたい旨を伝えていた。
そうしたら、なんとこの地域では詩人と一番親交のあったHさんに、わざわざペンションまでお越しいただく段取りまで取っていただいた。
五十を越えていた詩人は、兵役から戻り夫婦で農業をやっていた若きHさんと家族ぐるみの付き合いをしていたという。Hさんご夫妻を詠んだ詩もある。
今年84歳になったHさんの、朴訥とした詩人の思い出話をじっくりお聞きすることが出来た。Hさんに深謝!

夕飯前にみんなで近所の日帰り露天風呂に行った。ここの温泉は、とろっとした柔らかなお湯で、とても体が温まった。
さぁ、お風呂も入ったし喉も渇いたし、夕飯です!ビールです!
このペンションは、冬はスキー客、夏はパラグライダーやMTBの合宿などで賑わうらしいが、今回は我らの貸切。
さぞや「呑めや歌えや」かと思いきや、詩人の高邁な隠遁生活やHさんの素朴な語りに感化されたのか(?)、2次会も早々にお開き。11時前にはみんなで寝てしまった。
今日は結構歩いたし(11,000歩!)、昼間から結構呑んだし、昼飯の食堂で他の客がいないのをいいことに乾杯の歌は歌ったし、詩人の住居跡でも歌ったし・・・
満天の星を見上げながら露天風呂に入ったし、星空に向かって「見上げてごらん夜の星を」を歌うことが出来たし・・・。
十分に満足な第1日目でありました。



どこでも「呑めや歌えや」・・・昼食を摂った駅前食堂にて

*肝心のデジカメのバッテリーが切れてしまったため、画像がほとんどありません。

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本日のだるま鮨

2009-11-07 | 食べ物・お酒の話
明日は朝早くから、男声合唱団の有志で信州方面に出掛けるので、早く寝なくてはならない。
でも息子は飯は要らないらしい。オヤジ一人分の夕飯を作ってもなぁ~。
結局、目黒に寄りました。ハイ、だるま鮨です。

いつもは8時半とか9時とか、10時とかにしか行かない。
でも今日は7時過ぎにはだるまに着いた。
「あれ、時間間違えてるんじゃないの!?」の歓迎の声。
いやいや、明日の朝早くてさ、今日は早く帰らなくちゃならないんだよ。
「いらっしゃいませぇ~!」
ん?なんか聞きなれない黄色い声・・・。
あれぇ、君はだれ?こんな若い子、いたっけ?



いつもはランチの時間帯にいる「桃ちゃん」だそうです。
最近は夜も7時ぐらいまで働いているらしい。
へぇ~、普段はオヤジさんも板さんも、従業員の皆さんも、結構のいぶし銀的魅力溢れる方々が揃っているが、こういう子もいるんだ!
ということで、たまには早い時間に来るのも良いもんだと実感した本日でありました。

さて締めは、赤身・イカ・しめ鯖、そしてお新香巻きであります。
桃ちゃんのせいではないが、結局呑みすぎた・・・。
明日、起きれるだろうか・・・??



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RALPH LAURENのハーフコート

2009-11-05 | 徒然なるままに

今週末に男声合唱団の有志で、男声合唱組曲で取り上げている詩人所縁の地を訪問する。
信州の山の中で結構寒いというので、初冬に着るジャンパーが欲しくて見に行った。
そういうジャケットを持っていないんだよね。

若者向けのファッションから、キングサイズまで揃っている紳士服店だ。
残念ながら、ハイキングに向くようなジャケット(コート?ジャンパー?)はなかった。
ついでだから下のフロアのビジネスコートのコーナーも覗いてみた。
そうしたら、RALPH LAUREN のハーフコートが35,000円で並んでいた。
なかなか良いデザインだし、やっぱり通勤に着るにはハーフコートが楽。
それに黒のハーフだけど、普段着にも合いそうだ。
そしてなんと定価は100,000円!
この店は、以前からバーバリーとかアクアスキュータム、ベルサーチのコートなども格安だった。
ちょっと安過ぎて大丈夫かなと思いながらも、3万円台ならいいか・・・と、思わず衝動買いしてしまった。
仕事着のコートが欲しかったし、アメトラ好きだし。(以前にも書いたけれど、スーツは基本的に全て三つボタン段返り、スラックスはダブル裾、Yシャツはボタンダウンです)
やっぱりラルフローレンは、アメトラの王道だし・・・!




家に帰ってきて改めて羽織ってみても、なかなかいいね。結構気に入ったな。
値段のタグを外しながら、コートの裏を良く見てみると・・・、「MADED IN VIETNAM」の縫い付けが・・・・・・。



なんだぁ~、そういうことかよぉ~~。どおりで安過ぎるわけだ!
別にヴェトナム製が悪いと言うつもりはないけど、やっぱり「MADE
IN AMERICA」が良かったなぁ。
2~3年で裾がほつれて来たりしないことを祈ります。



コメント (1)
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