呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

山田和樹×仙台フィルvol.4

2017-03-28 | コンサート・LIVE・演劇などの話


今日は、山積みの仕事を横目に、いや目を瞑り、これ聴きに行きました。職場から近いし…
「ザ・ロマンティック〜チャイコフスキー」

先ずは、ピアノコンチェルトNo.1。
ソロの萩原麻未さんは、ステージに登場し客席にお辞儀するあたりまでは、なんか素人っぽい初々しさを醸し出していたが、いざピアノに向かい演奏が始まると、印象は一変!
乗ってくると、時折椅子からお尻を浮かして立ち上がらんばかりの力強い演奏だった。優しさも大胆さも繊細さも合せ持つ演奏だったと思います。
でもホールの特性か、もう少しピアノが前に、客席に出て来てもよかった感じがした。
珍しいソリストによる中間のアンコールは、バッバのヴァイオリンパルティータのピアノ版。
うわぁ、これ大好きなんです!モーツァルトちっくなピアノのパルティータ、とってもよかった!
いずれにしても、Bravo〜!でした。

さぁそして、シンフォニーNo.5!
いつ以来だろう、ナマのチャイ5を聴くの。10代の頃から好きだった。楽しみにしてました〜!
うーむ、やっぱりヤマカズさんは華がある。2楽章で、指揮台から飛んだぞ!(笑)
これでもかと繰り返されるテーマ、やっぱりいいなぁ。あー、ロシアだ、スラブだ、チャイコだ!(行ったことないので印象だけですが)
個人的好みでいうと、もう少し金管がブリリアントにカ〜ンとなる方がよかったかなぁ。

ヤマカズさんは、今回をもって取り敢えず仙フィルミュージックパートナー終了だそうです。イズミティ21はほぼ満席、やっぱりヤマカズ人気?

出馬するかどうか分かりませんが、奥山市長、やっぱり「楽都」を標榜するからには、良いコンサートホール作りましょうよ!
東北唯一の百万年、政令都市の名が泣きますよ〜。
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またまた映画観賞記「恋妻家宮本」

2017-03-03 | 映画(DVD)の話
○「恋妻家宮本」🌝🌝🌛(今回からMoon3つが僕の最高!)



予告編で面白そうだなと思い、観にいった。遅い時間の回しかなく、19:10からTOHOシネマにて。

学生時代にできちゃった結婚して以来、親子3人で平穏無事、慎ましやかな幸せの中で27年間やって来た50歳の夫婦。しかし、一人息子の結婚・独立の後、離婚の危機が…

うーん、夫婦関係や、中学教師の夫の生徒との関係、いくらでもある熟年離婚危機話。加えて、不器用で言いたいことも言えない役回りは阿部寛のテッパンだし、しっかり女房の天海祐希もはまり役。
あまりにもベタな内容だなぁ〜と思わないでもなかった。
でも、主人公たちと同じ50で妻を亡くした身では、職場の同僚たちから「夫婦はもう空気的存在だ」とか「女房からはうざったがられるだけだから」とか聞かされると、なんで熟年夫婦はそんなにお互いを大切にしないんだろうと日頃から思っており、この映画はなかなか心に沁みた。
本編だけなら結構平凡でMoon2つだったけど、エンディングロールのキャスト全員で歌う「今日までそして明日から」がなんとも良くて、プラス🌛Moon2つ半❗️
そこの旦那さん、奥さん、手を繋ぐだけでもいいから、たまにはお互いのぬくもりを感じてみなさいな!


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もうひとつ映画鑑賞記「愚行録」

2017-03-03 | 映画(DVD)の話
○「愚行録」💛💛💛(最高5つ)



妻夫木聡も満島ひかりも好きなので、観に行きました。
うーむ、もっと推理小説的なサスペンスものと思っていたけど、豈図らんや、救いの全くないド根暗のドロドロした話だった。
そもそもが1年前の一家惨殺事件を、週刊誌記者の妻夫木が再取材するところから物語は展開するんだけど、取材で明らかになる関係者の二股三股交際、強姦、近親相姦、育児放棄、妬み、嫉み、挙げ句の果てに新たな殺人…

たぶん、原作はもっとサスペンスチックで面白いのだと思う。原作を読んでみよう。
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久しぶりの映画観賞記「沈黙」

2017-03-03 | 映画(DVD)の話
○「沈黙〜サイレンス」💛💛💛💛💛(最高、名作!)



この映画は絶対見逃せないと思っていた。
遠藤周作の原作は40年以上前の高校生のころ、ハードケースの単行本で買って読んだ。
激しい弾圧の中、次々と命を落とす(殉教する)隠れ切支丹たち。「なぜ主は我らを救ってくれないのか」と司祭ロドリゴは神に問い続ける。

「苦しい時には神は自分を救ってくれる」という心の安寧が、あらゆる宗教の源ではないのか、それがなくて宗教なのか…原作を読んだ時にはそう思った。でも高校の頃は遠藤周作が小説の中で答えを出したのか、よく分からなかった。
文庫本が新装丁になった数年前にも買って読み直したけど、やっぱりよく分からなかった。
まぁ、無宗教に近い僕だから、神とか宗教って理解できないんだけど、でも敬虔な信者ならもっと分からずに悩むんではなかろうか…。

そんな思いを持ちつつ映画を観た。
予想通り、なかなか映像的にも重い映画だった。
でも原作ではイマイチ理解できなかったものが、映像になり主人公たちの表情などを見ていると、少しは分かったかなとも思う。
ただ「一緒に苦しむこと」で救いになるのか?無宗教の僕には、やっぱり理解できない。
映画はなかなかの名作だと思います。お勧めです!

映画っていいねぇ〜。
もういつでもシニア料金1,100円で観れる。夫婦割使うために、友達誘う必要もないので、気楽に1人で楽しめます。シニアにもいいことあるね!(^^)


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