呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

映画「マチネの終わりに」

2019-11-03 | 映画(DVD)の話
◯「マチネの終わりに」⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️😍
予告編を観ると、イケメンギタリストと美人ジャーナリストの、ベタベタしたラブストーリーかと思って、それほど興味はなかった。
でも学生の頃クラシックギターをやっていて、全編に流れるであろうギターの名曲や福山雅治のギタリスト役にも興味があり、また石田ゆり子の癒し系の魅力もあり、で観ることにした。
結論から言うと、とても良い作品だった。
ラブストーリーとしても秀逸だし、クラシックギターも聴き応えがあり、パリやニューヨークの風景も美しい。
偶然の出会いと、必然的に惹かれあう男女、そして切なすぎるすれ違いと別れ…、そして天才ギタリストの挫折と復活。こりゃ女性がハマるわけだ。
観客はそれなりに入っていたが、ほとんどが女性、しかも一人で観に来ている人が多くて、鼻をすすったり、身を乗り出して観ている人もいた。
感情移入しちゃうんだなぁ。ジイさんだって、少しは胸キュンになったもの。あぁー、石田ゆり子のような人と、紅葉のセントラルパークを散歩したみたい…笑
ラストシーンの、石田ゆり子の満ち足りた微笑みが何とも良かった。
⭐️5つ+αの、ちょーオススメ。貴女、できれば一人で観に行ったほうが、良いかもしれませんよ。

PS)
クラシックギターの演奏シーンは、ほとんど福山雅治が弾いている手元を映していた。実際の彼の演奏音源も使われていたらしい。
彼はちゃんとギターが弾けるから、クラシックの難曲にも挑戦したとのこと。えらい❗️





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最近観た映画(201909~201910)

2019-11-03 | 映画(DVD)の話
随分しばらくぶりの投稿となってしまった。
9月以降に観た映画を記録しておきたいと思う。
下記「ロケット・マン」は今年21本目。さて年末までに何本になることでしょう。
 
 
〇「ロケット・マン」  2019‐21
ロック歌手エルトン・ジョンの半生を描いた作品。
大変失礼ながら、僕はエルトン・ジョンって、しばらく前に亡くなっていると思っていた。なので、彼の没後に人生を振り返る作品ができたのかーと思ったら、まだご存命ではないか!それだけ、彼の性癖も含め、赤裸々な内容だった。
でも彼の生きざまには感動した。頑張って一生懸命生きてきたんだなぁ。偉いなぁ。
5つの傑作と思います。
 
 
 
〇「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」  2019‐23
仙台在住の伊坂幸太郎が仙台を舞台に描いた小説が原作。僕的には伊坂幸太郎の中では読み易かったし、まあまあ面白かったし、斉藤和義の音楽も含めて映画化を楽しみにしていた。
う~ん、イマイチだったなぁ。淡々と過去と現在を行ったり来たりして、感動する場面もなし。主人公のカップルとボクシングのタイトルマッチが絡む必然性みたいなものも感じられない。仙台近郊の風光明媚な景色が出てくるわけでもない。ある意味退屈な作品だった。
まぁ、仙台人としては一応観ておいたほうが良い映画・・・かな。3.5~4つ
 
 
 
〇「人間失格」  2019‐24
感動したとか、面白かったとか、良かったとか、という作品では、そもそもないことは分かっていた。でも写真家の蜷川実花がどんな映画を作るんだろうという興味で観に行った。
結論としては、なかなかの秀作と思う。ともすると重くて陰鬱になりそうなテーマ(太宰の人生)だが、小栗旬の太宰は明るく能天気で、あまり深刻にならずに観れた。
画面の色彩が、いかにも蜷川実花らしく、赤や青がくっきり。やぱりこの人はただ物ではない。
二階堂ふみが今までのイメージを覆す、体当たりの演技で良かった。4.5! 
 
 
 
〇「蜜蜂と遠雷」  2019‐25
恩田陸の直木賞&本屋大賞w受賞小説を映画化した作品。小説がとても良かったので、果たして実写でピアノの演奏も実際につけたらどんな感じになるんだろうと、とても楽しみにしていた。
いやぁ~、素晴らしい!Brovo!コンクールに挑戦するコンテスタントの演奏シーン、コンクールの臨場感を、松坂桃李くんも松岡茉優ちゃんも、見事に演じた。たいしたもんだなぁ。文句なく5つ!
 
 
 
〇「真実」  2019‐26
是枝監督が、なんとフランスで撮った作品。主演はかの大女優カトリーヌ・ドヌーブだ。
当然ながらフランス語と英語のセリフで、字幕を観ながらの鑑賞であったこと、カトリーヌ・ドヌーブの存在感が大きすぎることなどにより、観ている最中は是枝作品の味がよく分からなかった。でもやっぱりさすがに是枝さん、家族の愛憎、葛藤、絆などを淡々ときめ細かに描いていて、最後は満足でき見応えがある作品だった。
もう一度観てみたいと思う。そうすればもっとこの作品の魅力が分かるだろう。は4.5
 
 
 
〇「記憶にございません」  2019‐26
お~、さすがは三谷幸喜!とても素晴らしい作品だった。最初は笑いいっぱいのコメディを予想していたが、いやいや笑いというよりは、ほんのり心が温かくなり、あー観てよかったなぁとちょっとウルっと来るようなドラマだった。
中井貴一は言うに及ばず、小池栄子、ディーン・フジオカ、佐藤浩市など、みんなよかった。三谷幸喜は円熟期に入ってきたんだなぁ。文句なく5つ
 
 
 
 
〇「楽園」  2019‐27
予告編を観て、暗そうでドロドロした映画かなと思った。でも良い役者が出ているし、最後に救いがあってそれなりに見ごたえのあるヒューマンドラマなのかと思って観ることにした。
ん~、結局最後まで暗くて救いどころがなくて、観ていて辛い作品だった。それに出てくるエピソードがなんか整合性とか必然性がなく、「なんでこうなるの?」「なんでそうするの?」「それって必要?」みたいに、観ていてちょっとイライラするというか・・・。元々短編集の原作から2話をピックアップして脚本にしたらしく、うまく筋立てができていなかったと思う。
佐藤浩市、柄本明、綾野剛など良い役者が揃っていたのに、残念!は久しぶりに3つ
 
 
 
 
9~10月だけで、7本の作品を観た。「楽園」は今年27本目。
仕事は4時に終わるし、もはやシルバー料金で1200円で観れるし、なるべくたくさんの映画を観ようと思っている。良い作品に巡り会えれば、楽しいし感動するし、心が豊かになる。つまらない作品だったら、何がダメだったのか、どこが自分には合わなかったのか、などを考えるのも楽しい。自分が感動した作品を、呑みながら語り合うのも、これまた乙なものだ。今年は30pン観ることが目標だったが、年末までに35本は行くかな?
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