呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

白秋童謡の散歩道探索

2010-03-30 | 徒然なるままに

合唱団の有志で小田原に出掛けた。
花見もあったが、主目的は「北原白秋童謡の散歩道」を散策すること。
北原白秋は大正7年に小田原に移り住み、それから約8年過ごしたという。この間、有名な童謡の詞の多くをこの小田原で書いたそうだ。
我が合唱団は、今度の定演で北原白秋・山田耕筰コンビの童謡を演奏する。そのために白秋が童謡を作った足跡を辿り、少しでもその世界に深く触れようということが趣旨だ。

当日は残念ながらどんより曇った花冷えのする生憎の天気。まぁ、雨が降らないだけ良いか。
11時に小田原駅に集合して、西口のバスロータリーから歩き始めた。
最初のうちは住宅街の坂道を昇ってゆく。途中途中に白秋の童謡を記したプレートが立ってる。
僕らはてっきり石碑でも立っているのかと思ったら、樹脂板の簡単なプレートだった。ちょっとがっかり。
でも「へぇ~、この辺りであの詞を書いたんだ!」とか「白秋もここに佇んで、僕らと同じ景色を眺めたんだねぇ~」など、それぞれのプレート設置場所が興味深く、楽しく散策することが出来た。
散策路の真ん中の一番の高台あたりに「からたちの花」の碑があった。
「からたちはどこだ?」…、枳は見つからず。もちろん「まろい金の玉」も今の季節にある訳がない。
でも昔はこの辺に枳がたくさん生えていたのかなぁ。



散歩道の途中から郊外の畑の間を抜ける道となる。案内板があったが、僕らが歩いている尾根のような畑の道は、昔の小田原城の外郭の土塁と空掘の跡だと分かった。「小田原城総構(そうがまえ)」というらしい。
なんとも立派な土塁だ。高台の城山公園辺りは「大堀切」といわれ、鬱蒼とした林の中に高さ10m、幅20mはある大掛かりな土塁が残っている。
凄いなぁ、小田原城って大きかったんだねぇ~!



この城山公園で昼食にした。桜はまだ三分咲きで、すっかり花冷え。寒の戻りで結構寒かったが数組の花見客のグループが鍋をやったり、焼肉をやったりで楽しんでいた。
僕らだって負けていません。持ち寄った弁当やお酒で乾杯!う~ん、桜はまだだし寒いけど、呑めりゃぁ楽しいさ、体も内から暖まるよ。



さぁ、まだ散策路は残っている。頑張って歩きましょう!
高台を下ってきた住宅街に、白秋が暫く暮らした伝肇寺というお寺がある。ここの本堂の側に「木兎の家」と呼ばれた藁葺きの家があり、白秋はそこに住んでいたという。(現存はしていない)
伝肇寺の境内には、樹齢〇〇〇年?の萱の木の大木がある。白秋はこの大木を眺めて「かやの木山」を創ったのだろうか…?こういう想像は楽しい。



そのあとは白秋童謡館を見学し、小田原城に向かった。
この日、小田原城では「かまぼこ祭り」を開催中だった。
本当は早めに小田原城に行って、かまぼこで熱燗を呑もうと話していた。
でも意外と童話の散歩道に時間がかかってしまい、かまぼこ祭りはほとんど終わっていた。残念!
「じゃぁ、軽く体を温めてから帰ろうか」の、本日の幹事Hさんの一言で駅前の居酒屋へ。



地魚刺身盛り合わせや煮魚なども美味かったが、僕が気に入ったのは「旬の山菜の天ぷら」、うど、ぜんまい、こごみ、ふきのとう、たらの芽、etc。
うまいなぁ~、燗酒に合うなぁ。今度家で天ぷらやろうかな。
多少面倒でも、この揚げたてのさくさくした旬の味を堪能できるのなら、挑戦してみたい。



今回の散策は、白秋の足跡を追うことが出来たことももちろん大きな成果だが、さらに小田原城外郭の壮大さや、高台とお城の南側の高級住宅街の見事さに感心した。
考えてみると小田原の市内をこんなに歩いたのは初めて。
仕事で1~2回来たのと、小田原城での花見に2回ほど。あとは伊豆や箱根に行く時に通過しただけだ。
この高級住宅街は、敷地も相当広く車も3台は止められるガレージ付きがほとんど。田園調布の住宅街と引けをとらない。
こんな家は無理としても、将来は小田原あたりに住んでみたなぁ~。
自然も豊かだし海も近いし、美味しい魚もたくさん獲れるし、東京にもまあまあ近いし、男声合唱の練習にも通えるし…。


まぁ我が団のメンバーはこんなものです…

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筍はタケカンムリに旬と書く…

2010-03-28 | 食べ物・お酒の話

だるまにて。
なんか温かいものありますか? に「う~ん、じゃぁ竹の子煮たの食べる?」と、オヤジさん。
メニューにはない「賄い食」だ。
静岡の知り合いが送って来たのを煮付けたとのこと。
お~、まさに旬の味!美味いなぁー。このちょっとエグいところが、またいいねぇ。
旬のもので呑むのは幸せ。
また少し呑み過ぎた…。
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息子の引越し

2010-03-25 | 家族のこと

息子の引越しを終えた。
相変わらずのんびり屋(モノグサ)の息子は、結局当日の朝、引越屋さんが来てからバタバタやっている。
だから言ったろう!引越屋さんなんて30分は早く来るんだから。旅行もあったんだから、その前に全部やれって言ってたのに!!
そういうところがオレに似ているから、自分を見ているようでイライラするんだよ。
まぁ、ダンボール箱8~9つと布団袋にベッドと本棚ぐらいなもの。大して時間もかからず積み込みが終了した。
石和には2~3時に到着する予定ということだったので、我々も30分遅れで出発した。
今回も仙台の母が手伝いに来た。腰の調子が良ければ石和まで一緒に行こうかと言っていたが、最初から行くつもりだったのだろう。
「おばあちゃんもYクンの新居を見たいしね」
良いよ良いよ、おばあちゃんも一緒に行こう。そのほうが僕も助かるし。

前日の春の嵐が嘘のように穏やかに晴れ渡っている。
三連休の最終日ということもあり、都内も中央道も相当に混んでいる。こりゃ、結構時間がかかるなぁ。
山梨に入ると周りの山並みが間近に迫って来る感じだ。やっぱり山が多いね。
息子「山ばっかし、田舎だなぁ!」
母「それは仕方がないよ。山国だものね」

石和には3時間近くかかって到着した。引越し業者のトラックは少し前に着いたという。てっきり追い越したと思ったのに!?
今日は上天気。少し春霞がかかっているものの、この前の雨雲が垂れ込めた景色とは違って、まさしく甲府盆地を取り囲む山々が目の前に迫る。
手前の山の背後には冠雪の南アルプス?がくっきり見て取れた。
アパートの南側を望むと、遠くの山並みの更に奥に富士山の山頂部分が浮かび上がる。
おぉ~、富士山が大きく見えるよ。さすが山梨だ!

母はこの光景が気に入ったようだ。
母「Yクン、いいところに住めるじゃない。うらやましいなぁ」
息子「人は少ないし、駅は小さいし、田舎だよ!ホントに田舎!」(山梨の方、スミマセン!)
息子はやはり不満と不安が消えないようだ。
考えてみれば、僕が学生で上京したときは、地方から大都会の東京で一人暮らしをするという、ある種の高揚感があった。
でも、息子は反対だものね。そこはやっぱり気落ちするところはあるのだろう。
それも仕方がないさ。長い人生、これからいろいろあるよ。

電気製品は配送の都合で翌日になってしまう。
それ以外の組立て家具や、生活用の小物、カーペットなどは届いたので、3人で部屋を整え、それなりに生活の格好がついてきた。
母「Yクン、良い部屋じゃないの。お父さんなんて四畳半一間でトイレも共同、お風呂もなかったんだから」
まぁ、それを言っても仕方がないね。僕らの世代は「神田川」に憧れて上京したのだから、四畳半も苦ではなかったよ。

夕飯は、近所のお食事処でほうとうを食べた。
ウン、美味しいね。ビールが呑めないのが残念。
さぁもう帰らないと。お父さんは明日仕事。おばあちゃんだって疲れてしまうから。
結局10時過ぎに息子の新居を出た。息子は「今日はありがとうございました」なんて、結構殊勝。ちょっと僕らと別れ難いようだ。
そうやって成長していくんだよ。一人暮らし、頑張るんだぞ!
帰りの中央道は大渋滞。結局家に着いたのは1時近かった。母も随分疲れたことだろう。本当に有難いことだ。
いつも書いているように、僕は50も半ばになりつつも、まだ母親の世話になっている。
でもウチの息子たちは、いざという時に頼る母親が存在しない。
長男も、母親のいない実家にどれだけ帰ってくるのだろうか。
オヤジは酒でも用意して待っているので、たまには帰って来いよ。飯だって作るよ!

僕の胸の小さな空洞は、やっぱり少し大きくなった。でも仙台の母と一緒にいると、ちょっとは窄まる。
親子なんて、家族なんて、そんなものさ。いや、とても有難いものさ。


春嵐 去って子の発つ朝来たり
子の新居 出でて見上げる朧月


*画像は、手前の山の背後に堂々とそびえる富士山の山頂…なんだけど、分かるかな…。

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男声合唱団春合宿(2010/3/20~21)

2010-03-24 | コンサート・LIVE・演劇などの話

男声合唱団の春合宿に参加した。
今回は定演前の重要な合宿。あやふやなところをなくしたり、プログラムに沿って通し練習をしたり、ステージの演出を検討したり…、いろいろ課題の多い合宿だ。
僕は二日目は昼までで失礼する予定。翌日息子の引越しがあり、仙台の母も上京している。
やっぱり家族を優先しないとね。

春の嵐の予感の中、今回は車で三浦海岸に向かった。電車の方が楽かもしれないが、帰りに買い物の予定もあるし天気もイマイチなので、たまには車で。
これだと絶対に帰りに養老ノ瀧で鮪が食べられない。これはちょっと残念だ。
まぁ仕方がないさ。息子の人生初の晴れの?一人暮らし引越しだもの。
三連休の初日ということもあり、横浜新道は渋滞。横横道路を降りたところも、これまた渋滞。なんとか練習開始時間に間に合う。

1日目は、3部構成の定演ステージに従って、各指揮者ごとに練習を進めた。
最初にも書いたように、細かい部分で音が取れていなかったり、リズムが合わなかったりするところを詰めてゆく。
ちゃんと歌えているつもりでも、細かくやっていくと結構適当。(自分がです)
やっぱりそういうところは合宿できっちり詰めて、修正していくことが必要だ。
そのためには2日間、13時間程度の練習でも時間が足りない。やっぱり学生の合宿とは違って、どうしても時間的制約があるから難しいなぁ。

1日目は7時に練習終了。
7時15分から、夕飯(=懇親会?)です。たっぷり歌った後ということもあり、ビールの美味いこと!



食堂で盛り上がり、2次会に突入。昼間あんなに歌ったって、歌い足りないのですよ。
みんなで呑めや歌えや!! これが楽しいんだね。我が合唱団の「至福の一時」であります!
でも僕たちオヤジカルテット(グループ名は違いますよ)は、2次会が始まる前に、ちゃんと練習しました。なんか、いかにもプロっぽくて、いかにも上手そうでしょう!?



団長に何度も注意されながらも消灯後も呑み語り続け、結局翌日はそれなりの二日酔い状態。深く反省…、なんど反省すれば気が済むのだろう…。
ロシア民謡で短いソロがあるというのに、音程も定まらず、声質もリズムも中途半端。またまた反省です。

昼食をいただいて、申し訳なく思いながら、合宿所である三浦海岸の民宿を後にした。
帰りは更に強い風。明日は息子の引越しを無事終えられるだろうか。
折角の人生の門出、せめて晴れて欲しい。



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お気に入り

2010-03-23 | 徒然なるままに

最近のお気に入り、「コーンポタージュスープ」
ちょっと小腹が空いた時に、なかなか良い。
特に混声合唱練習前にこれを飲むと、練習終了の9時までお腹が保つ。
昔から同じような商品があったけど、味も缶の形状も進化した。
これはダイドーです。他社製品のようにプルトップの缶ではなく、広口のツイスト蓋になっている。
コーンの粒が最後まで食べられて、なかなかの優れものだ。
星3つ!
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オヤジの日常(2010/3/20)

2010-03-20 | 徒然なるままに

特に報告することもなし。
夕べは目黒のだるまへ。
行くと、それほど高級なものを食べるわけではないが、それなりに呑んでしまうし、やっぱり5~6,000円はかかる。
でも、気楽さ、気安さで、つい足が向いてしまう。まぁ、長男も別居になったし、どうも生活費もあまりかからなくて済みそうだ。(今月なんて、4万円ぐらい余っているよ!)
兼業主夫オヤジのたまの慰みとして、週イチぐらい通ったっていいでしょう?
しかし長男がいなくなったら、多分ほとんど家では飯を作らないだろうな。一人分を作るのは面倒。
暇な時は晩酌の肴ぐらいは作るかなぁ。家でゆっくり呑みたいときもあるからね。あとは珍しく?次男が家にいる時ぐらいか。
だるまが増えるかな?




本日の川崎の空は「春霞」
今日はこれから男声合唱団の春合宿で、三浦海岸です。
呑み会か?何を仰いますか!定演直前の特訓合宿です。お酒なんて、少ししか呑みません!多分…。
そして息子は引越し前日だというのに、友達と学生最後の伊豆旅行…。まぁ、いいさ!


「ドア開けて 子の出る先に 春霞」
「春霞 車の窓開け 出発す」






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三陸のホヤとめかぶ

2010-03-18 | 食べ物・お酒の話

仙台の母が持って来たホヤとめかぶ。
いやぁ~美味いなぁ~!
歌津産の新鮮なホヤの塩漬けと、イカの入っためかぶ。燗酒にぴったりだ。
いくら日本国内の流通が発達したといっても、三陸の海産物はやっぱり仙台あたりで食べた方が美味いんだな。
そしてどんなに流通が発達しても、歌津から送ってもらったものを、お袋が自分でたんがいて(*)来たものの方が、よっぽど新鮮で美味いんだ!
そんなもんだべっちゃ!

*たんがいて=仙台弁で「担いで・抱えて」の意


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京葉線春夢譚

2010-03-18 | 徒然なるままに

なんか毎年書いているけど、この時期の京葉線はいい加減にして欲しい!
もう朝からディズニーランドに向かうガキ、いやいや中高生でいっぱいだ。
オジサンは君達と違って仕事をしてんだよぉ~!動く歩道は右側空けてくれ~。エスカレータで立ち止まるなぁ~!オジサン仕事に遅れるゾー!

まぁそうは言っても、この時期は学生は浮かれていても仕方がないよね。
ウチの息子だって、引越の前の日に友達と伊豆だって。
ガラクタを残して行くなよ!お前が出て行ったら、その部屋はオレが使うんだから!


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引越し準備その2~胸の空洞は広がる

2010-03-17 | 家族のこと

長男が石和では車がないと不便だから買いたいと言う。確かに買い物とか、車がなければ結構大変そう。
友人Sの奥さんEちゃんが、某自動車ディーラーに勤めているので、息子でも買える小さくて安い中古車を探してもらった。

月曜日は、車の契約やら母親と引越の準備をやるためやらで、会社を休んだ。
れっきとした大人の引越の手伝いで会社を休むなんて親バカっぽいけど、仙台の母もまだいるし、まぁそれを口実にするのもいいさ!
朝のうちから息子とEちゃんの勤めるディーラーへ。1300CCクラスの程度のよい車を見つけてくれたので、その車にすることにした。
ローンや車庫証明など購入手続きに2時間かかった。

その後息子をバイト先に送って、家に戻った。
母親は一旦仙台に帰るが、来週の引越しにはまた来るという。
腰の調子が良ければ引越に合わせて石和まで行ってみたいというから、なんとも有難い。
そりゃ孫の住むところを見て、あれこれ買い物など世話を焼きたいのだろう。
出来れば23日はそのまま石和温泉に泊まりたいところだが、翌日はどうしても休みが取れない。
高齢の母には、山梨への日帰り往復は結構大変だろう。大丈夫だろうか。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

妻を亡くして以来、小ちゃな空洞が胸の中にぽこっと出来た。この空洞はいつまで経っても消えず、どうしても埋められない。
その空洞に時々風が吹き、僅かながらボワンボワンと共鳴する。この共鳴で僕の胸はキュッと締め付けられる。
胸がボワンボワンと鳴ると、僕の眉毛はへの字になり、何もやる気が起こらなくなる。
妻が逝ってもうすぐ丸3年、いつまで胸の空洞の共鳴は続くのだろう。
当然息子たちの胸にもこの空洞は在る筈だ。息子たちはこの空洞とどう向き合っていくのだろうか。
でも意外と息子たちはドライなのかなぁ。本当の所は良く分からない。
ただ、長男が家を出ることで、僕の胸の空洞は小さくなるどころか少し広がってしまった。
女々しいオヤジだなぁ~。



焼肉で長男の壮行会です!
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引越し準備、そして彼岸

2010-03-14 | 家族のこと

息子の引越し準備のために、仙台の母が上京してくれた。
腰が痛いと言いながら、孫が心配らしい。まぁ、確かに妻がいればあれこれと世話を焼くだろうが、オヤジだけでは心許ないのだろう。
そりゃ僕も一人暮らしが長かったから、何が必要か、何をどう準備すればよいかなどは分かっている。
ただいろいろやる時間もなく、食器や夜具のことは母親が手伝ってくれれば、それは大変ありがたい。
母親は食器棚の中を確認しながら、持たせる食器類を適当に見繕ってくれた。このあたりは引越し慣れしている母のことだから要領がよい。その他、夜具やタオル類も押入れから引っ張り出して布団袋に詰めて…。
食器はまだしも、夜具などは僕がやるのは面倒だ。母は小ぎれいなものを選んで、カバーを掛け直したり、安全ピンで留めたり、これまた要領がよい。
この辺は助かるなぁ、オヤジじゃ上手くやれないなぁ。



日曜日は午前中早めに出掛け息子と母と、妻の墓参りに行った。来週のお彼岸は引越しなので、墓参りは出来ない。
天気も快晴で、高台の霊園に吹く春風も心地よい。
息子よ、ちゃんとお母さんに報告したかい?これからもずーっと見守ってくれるようにお願いしたかい?たまには戻ってきて墓参りをするんだぞ!忘れるんじゃないぞ!!


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呑む気オヤジの読書感想文・寅の3「楽隊のうさぎ」

2010-03-13 | 本の話
楽隊のうさぎ (新潮文庫)
中沢 けい
新潮社

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♪「楽隊のうさぎ」中沢けい著 新潮文庫

題名と表紙に惹かれて随分前に買ったが、「積読」状態で読んでいなかった。
本棚をふと眺めていて「お~、これは読んでいないぞ」と気がついて読み始めた。
相変わらずの「遅読」。通勤途中は新聞だったり、iPhoneで合唱の練習音源を聴いたりで、ほとんど本を読まない(読めない)。
それにどうもこの小説の中身や語り口が、イマイチ僕に合わなく、益々読む速度が落ちていった。
途中でよっぽど止めようと思ったが、せっかく読み始めたものだから、最後まで!と頑張って読了しました。

中学校に入学した克久は、全く考えても見なかった吹奏楽部に入部してしまった。そしてパーカッションをやらされる。
この吹奏楽部は、毎年コンクールで全国大会に進むぐらいのハイレベルのバンドだ。
そこで繰り広げられる、中学生に在りがちな交友関係、親子関係、夫婦関係、そして吹奏楽の練習に明け暮れる日常。
近所の公園で見かけた「うさぎ」が、克久の頭の中や胸の中に現れ、思いも寄らぬ発言をさせたり、行動を取らせたりする。
う~ん、うさぎがいったどうしたの?なんでうさぎなの?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ところで…
克久は2年になってティンパニーを担当する。
僕は小学校の時に「器楽合奏クラブ」に所属していて、その時にティンパニーを叩いていた。
コンクールで東北大会に進むぐらいだったから、それなりに本格的な合奏団だった。
当然中学では吹奏楽部に入って、ティンパニーをやりたかった。将来はプロになってオケでティンパニーをやる!なんて夢も持っていた。
でも我が地元の中学のブラバンは弱小もいいところ。団員も少なく、ティンパニーなんてなかった。
人数の少ない楽器を強制的にあてがわれ、ほとんど希望なんて聞いてくれない。僕はクラリネット。
高校でも吹奏楽部に入部した。ここは結構本格的な構成で楽しかったが、結局クラリネットに馴染めず、そして親友たちの「バンドやろうよ!」の誘いで、退部してしまった。
考えてみれば、僕の「優柔不断音楽人生」はあの中学から始まった気がする。
あの中学のブラバンがもっと規模が大きくて、ティンパニーをやっていたら、僕の音楽人生は全く変わったものになっていたかもしれない。
まぁ、もっともそのときは、この楽しいのん兵衛男声合唱団に出会うことはなかったかもね…。人生なんて分からないものだねぇ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この小説の最後は、克久の吹奏楽部が普門館で行われる全国大会に出場して、舞台で演奏するところで終わるのだが、最後のところにはあの「うさぎ」が登場しない。
いったの克久のうさぎは、全国大会の晴れ舞台で何をやっていたのだろうか。
最後まで腑に落ちない話でありました。


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混声合唱練習(2010/3/9)

2010-03-11 | コンサート・LIVE・演劇などの話

混声合唱練習日、みぞれです!
7時半ごろ練習場に到着したが、みぞれ交じりの雨が激しくなってきた。
30分ほど歌って休憩時間の8時になったら、団長が「雪が随分積もってきたので、今日は練習をここまでにします」とのこと。
確かに足元は随分ざくざくになってきていた。
練習場は高台で結構坂がきつい。車で来ているメンバーもいるが、これ以上積もると坂を下りれなくなりそうだ。
30分しか歌っていないけれど、仕方がないね。

滑りそうで足元を気にしながらお寺の急勾配の階段を下りた。
一緒に歩いていたメンバーが、「さすがに今日は呑まずにまっすぐ帰りますよね」
いえいえ、せっかく1時間も早く終わったのだからその分たくさん呑めるじゃないですか!
まぁそれは冗談として、男声合唱団のメンバーで現在は台湾駐在のEさんが出張のため帰国中で、いつもの居酒屋で待っているという。そりゃぁ呑んで帰りますよ!
Eさんは僕のブログの読者で「いつも見ているから、合唱団から離れている感じがしないよ」と言っていただいた。ありがたいことです。
ハイ、そのEさんを囲んでいつもの居酒屋で乾杯!
さすがに集まった人数は随分少なめだった。でもいろいろな話で盛り上がりました。
Eさんのリクエストで2曲ほど一緒に歌い、Eさんも満足されたようです!
今回は男声合唱団(&混声合唱団)最年長のSさんのお誕生日の翌日ということで、Happy Birthdayもちゃんと歌いました。
Sさんは満で83歳になられたそうだが、ホントにお元気だ。
毎回必ず呑みに寄っていらっしゃるが、自分の適量以上は絶対呑まない。(これがなかなか真似できない)
足腰も僕なんかよりよっぽどしっかりしていて、この前の奥松島の大高森の展望台もスタスタと登っていらした。
偉いなぁ~、見習わないとなぁ~。
Sさん、Eさん、お互い元気でいつまでも歌いましょうね!





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長男のひとり立ち

2010-03-10 | 家族のこと

この春、長男が就職で山梨に行くことになった。
オヤジのようなお堅い?サラリーマンにはなるつもりがなかったらしく、服飾やアミューズメント系を希望していた。
それで採用されたのが、CD・DVDレンタルの会社(トップではないけど大手らしい)。当然、最初は店舗勤務だ。暫くは店舗で勉強してそのうち店長をやって、そのあとは…どうなるんだろうねぇ。

それで最初の配属が、山梨の石和温泉!
息子が「山梨の石和だってさ、知ってる?」と聞くから、「ブドウ畑から50年ぐらい前に突然お湯が湧いて出来た温泉町だ」と教えてやった。
息子「ふ~ん、田舎っぽい…」「そりゃぁ、川崎みたいな都会じゃないさ」「・・・」
一人暮らしはしてみたかったらしいが、いざ決まってみると、そしてそれが田舎暮らしとなると、結構不安らしい。
会社と提携している甲府の不動産会社から借上げ社宅の見取り図が5~6枚届いたので、一緒に見に行ってやることにした。

日曜日、10時過ぎに車で家を出た。首都高速から中央道を走って、2時間ちょいで石和に着いた。
う~ん、駅前にサティはあるけれど、他に高い建物はといえば、温泉ホテルばかりだ。
息子「クルマは多いけど、人歩いていねぇ~」確かになぁ。駅も平屋で小さいし、道は狭いし、まさにブドウ畑ばっかだし…。
不動産業者の営業担当者は、てっきり男性だと思っていたら、うら若きなかなか美人のお姉さんだった。彼女の運転で物件を案内してもらった。
何年目ぐらいなのかね。結構しっかり営業をしている。たいしたもんだなぁ。
我が息子は、この街で果たして一人でやってゆけるのだろうか。なんか、しっかり者のお姉さんを見ていて、オヤジまで不安になってきた。

息子が選んだ部屋は、オヤジも気に入った。
1Kだが、フローリング(今はほとんどがそうらしい)で8畳はある。クローゼットも広いし、水周りも余裕がある。この部屋なら快適だろう。
帰りは首都高が渋滞で3時間近くかかった。結構遅くなったが、川崎で回転寿司を食べて、それから家電製品の買い物でビックカメラへ。
「一人暮らし応援セット」みたいな5点セットを購入した。冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・電気釜・掃除機。それに必需品のTVやドライヤー、etc
立て替えておくけど、就職祝いで買うんだぞ!

一緒にいればお互いにうざったい仲だ。僕も早く息子が独立して自分一人の生活の方がよっぽど気楽だと思っていた。
でも、いざ長男が出てゆくとなると、やっぱり複雑な気持ちだ。
妻が生きていたらどうしただろう。さぞかし世話を焼いたんだろうね。そしてさぞかし寂しがったことだろう。
赤ん坊の頃からニコニコして愛想は良いがナイーブな子供だった。諦めも早くものぐさなのはオヤジが口煩かったせいだろうか。
そのYuが来月から一人暮らし?大丈夫かいな!
次男は相変わらず仕事が深夜に及び、ほとんど帰ってこない。昼間はたまにいるようだが、いったいどこで何をやっているのやら。
長男がいなくなれば、オヤジはほとんど一人暮らし状態だ。一人分じゃ飯を作る気もしない。外食の方がよっぽど経済的かもしれない。
う~ん、やっぱり寂しいね。それに家のことを益々やらなくなりそうだ。
一人ならどうでもいいもんなぁ~。一人はやっぱり、寂しいだろうなぁ~。
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男声合唱練習(2010/3/6)

2010-03-07 | コンサート・LIVE・演劇などの話
定演まであと2ヶ月ちょっと…。
う~ん、これはやばい! なんか十分時間があったはずなのに…。
本気で(別に今まで適当だったわけではありませんが)取り組まないと、全然間に合わない。
次は来週の合宿だ。それまでにあやふやさをなくし、完全に唄えるよう仕上げておこう!

さてそれはさておき(だからダメなんだよね)、この日の反省会はなかなか楽しく意義深いものであった。
3月上旬で既に60本に届こうとする酒量もさることながら、今回はいつもの居酒屋の2階で、神奈フィル応援団の仲間に我が団の合唱をご披露することが出来た。
神奈フィル応援団の皆さんが上で呑んでいると、メンバーのYurikamome(ブログ名)さんから声を掛けられたので、一升瓶を持って早速2階に挨拶に行った。
初対面の方もいらっしゃったが、いつものメンバーで当日の神奈フィルのコンサートについて、侃々諤々やりながら呑んでいらした。
「あのぉ~、まだ呑んでいるのなら、ちょっと下からメンバーを呼んで来て唄ってもいいですか?」「どうぞどうぞ!」
1階が空いていなかったらしく、なんと2階の大広間の片隅で7~8名でこじんまりと呑んでいたので、それなら広く使いましょうよ!ということです。
結構遅い時間だったが、まだ我がメンバーも残っていたので、どやどやと2階の大広間に集合。まずはみんなで「アイン・プローズィット」で乾杯!
その後は2~3曲ご披露申し上げた。
皆さん、それぞれがクラシック音楽には造詣が深く、相当に肥えた耳もお持ちだ。そんな皆さんが我々の合唱を褒めていただき、多少なりとも感動していただいたようだ。(それぞれのブログにインプレッションを載せていただいています)
お互いにそれなりに酔っ払っていたとは言うものの、我々にとっては大変名誉で嬉しいことだ。
だって、この前の酒蔵訪問の時も書いたけれど、僕たちは楽しく唄って呑んでいるだけなのに、その演奏を気にっていただく方がいらっしゃるということは、まさに合唱団冥利、歌好き酒好きオヤジ冥利に尽きることだ。
もちろん、ただののん兵衛のほろ酔い歌で終わらせるわけには行かない。
定演に向けて、きっちり仕上げてゆこう!それが更に皆さんに喜んでいただける演奏に繋がるんだよね!

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家から閉め出された・・・

2010-03-07 | 徒然なるままに

先週の話。
混声合唱の練習後に珍しく?呑みを軽くにして、早めに家に帰って来た。
11時には到着。さてマンションの鍵は…、??あれ、ない? あぁ~、今朝リビングテーブルに置きっぱなしで出て来てしまった!
息子が珍しく朝の時間に起きていたため、部屋の鍵を閉めずに出掛けたので忘れたことに気づかなかった!
参ったなぁ~、息子たちは二人とも夜中のバイトだよ。長男が帰ってくるのが朝の4時過ぎだ。それまでどうすりゃいいんだよぉ~。
警備員に鍵の業者の事を聞いたら「プライベートルームなら無料でお貸ししますよ。マッサージチェアがあります」だって。
そういえばこのマンションには、プライベートルームとゲストルームがある。ゲストルームの方は布団も付いているが有料だ。じゃぁプライベートルームをお願いします!

おぉ~、なんか立派で快適そうじゃないか!最新式のマッサージチェアにテレビやDVD・CDプレーヤーまである。
さっそくテレビを観ながら、マッサージをした。気持ち良い!
これなら朝まで寝れそうということで、一応長男には帰ったらメールを貰うことにしてマッサージチェアに横になったが…。

だ、だめだ!寝れない!!
マッサージチェアは背中がゴツゴツしているし、足も含め全身を包み込む感じなので、息苦しい。なんかもがいてうなされるような変な夢ばかり見て、30分ごとに目が醒めた。
それに寒いのでエアコンをつけてコートを被って寝たが、部屋の中が乾燥して喉が乾いて仕方がない。寝れないよ~。
4時半ごろ長男から「帰ったよ」のメール。そそくさと家に帰り、ベッドで2時間ほど熟睡した。
マッサージチェアは、マッサージをするから気持ちが良いわけで、座ったり寝たりするためのものじゃないんだね。
お陰で翌日は仕事中も眠くて仕方がなかった。

でも、缶ビールを片手にDVDでも観ながらマッサージしたら、さぞかし気持ちが良いだろう。
今度試してみようっと!!


コメント (2)
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