呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気オヤジの、読む!小説「羊と鋼の森」

2017-02-17 | 本の話
○「羊と鋼の森」宮下奈都著(文藝春秋社)

ベテラン調律師が調整した学校のピアノの音に魅せられ、自分もピアノ調律師になった若者が、悩み苦しみ、その中で双子の女子高校生のピアノや先輩調律師に影響を受けながら成長していくお話し。
最初本屋で見かけたときは、その題名からハードボイルド小説かと思ったが、ピアノ調律師の話と分り。別な興味が沸いてきた。「2016年度本屋大賞」受賞作ということもあり、めずらしく文庫本化する前にハードカバーを購入して読みました。

羊はピアノの絃を叩く羊毛のフェルト、鋼はピアノの絃、そして森は木材で出来ているピアノそのもの、ということらしい。
主人公が最初に聴いた調律師のピアノの音色は、まるで自分が育った北海道の山あいの、自分を包み込むような優しさ、暖かさのようだった・・・。
う~ん、ある意味ファンタジックな雰囲気のある話なので、あまり細かいことを言うつもりはないけど、調律師が、ポーンと鍵盤を叩いて出した音色でそんなに感動するの?曲を弾いたわけじゃないのに?それだけで調律師になってしまうの?
あー、僕はジイさんになって、そういうことに感動する瑞々しい感性が薄まってしまったのだろうか・・・、と思ってしまった。
「ピアノと森」となると、僕はどうしても漫画の「ピアノの森」を思い出してしまう。
この漫画は僕の60年の人生の中で、ひょっとしたらNo.1に挙げるぐらい感動した作品なので、どうしても結びつけ比較してしまった。漫画と小説はもちろんジャンルが違うが、「ピアノの森」は読んでいて、主人公一瀬海の弾くピアノの音がまるで頭の中で聴こえて来る気がした。
でもこの小説は、どうもそこまでにはならなかった。もっともピアノ演奏を表現しているわけではなく、まさにピアノの調律の音色なので、なかなか創造しにくいということもあるですが・・・、ちょっと期待はずれだった。
僕にとっては、星2.5個でした!(5個が満点)




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呑む気オヤジの、読む!「そこに音楽があった」

2017-02-17 | 本の話

○「そこに音楽があった~楽都仙台と東日本大震災」梶山寿子著(文芸春秋企画出版)

未曾有の大災害となった大地震とその後の大津波。
宮城県民、特に沿岸部の県民は命からがら避難ひて助かった人々も、途方にくれて何をすればよいか、何がしたいのか、どうすればよいのかも、しばらくは考えることもできなかったという。
そんな中、音楽に携わる人々は「こんな大変なときに音楽などやっていいのだろうか」と一様に悩み続けた。これは被災地のみならず全国のミュージシャンやマスコミが思ったこと。なのでコンサートは全国で相次いで中止になり、TVやラジオは音楽番組や娯楽番組を自粛した。TVをつければどこのチャンネルでも民間企業のCMは流れず、公共広告機構の暗いメッセージがこれでもかと繰り返し繰り返し放映された。

そんな中、こういうときこそ音楽で被災者を勇気づけよう、元気づけようと立ち上が人々が出始めた。
それが仙台フィルハーモニーの団員であり、ジャズフェスやとっておきの音楽祭の実行委員であり、避難所となった学校の合唱部や吹奏楽部の生徒であり先生、そして仙台ゆかりのミュージシャンたちだった・・・。

以前に仙台フィルメンバーの震災直後の奮闘ぶりがTV番組に取り上げられ、とても感動した。
この本を読んで他にもプロ・アマ問わず大勢の音楽家たちの活動がこんなにも熱く、そして被災地の人々をたくさん元気にしたんだと、改めて知ることができた。
そして東京の合唱団「お江戸コラリアーず」が、「こんなときに合唱なんかやっていいんだろうか、必要なんだろうかと悩みましたが、自分たちの歌で少しでも被災地の人々を元気にできたら」と、自分たちの演奏「くちびるに歌を」をFacebookにアップしたのを思い出した。
「つらいときこそくちびるに歌を持とう、心に太陽を持とう!」のメッセージがなんとも胸にしみて、涙が止まらなかった。

音楽の力は偉大なり!
聴いてくれる人に少しでも感動してもらい、そして自らもそれを楽しみ、豊かな気持ちになれる音楽活動ができたら、幸せだと思います。

PS)
ただ、本書にも度々登場する奥山仙台市長や行政が「仙台・楽都」を標榜することには、ちょっと違和感がある。
来年度の市の予算案も出ているが、前から要望の強い「音楽専用ホール」建設はまたまた遠のきそう。
市本庁舎の老朽化に伴い、建替えの計画が進んでいるらしい。優先順位はそっちが高いと奥山市長は明言している。
そりゃお金がふんだんにないのは分るけど、市庁舎と音楽ホールを同じ次元で語ることは、ちょっと違うと思うんですよ。民間との連携も含め、何かやりようはないんでしょうか。
仙台フィルのホームグラウンドが800人しか入らない?客席のキャパが足りなくて合唱コンクールの全国大会ができない?
東北の雄・仙台よ、100万都市・仙台よ、それはないでしょう!「楽都」が泣きますよ!


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立春だっちゃ!

2017-02-07 | 食べ物・お酒の話
早速いただきました!
今日のストックスープは、コンソメ+牛乳で。
せっかくの一ノ蔵立春朝搾りなので、とっておきの会津塗の片口でいただきました。
うーむ、まさに春めいた陽光を感じる華やかなお味です。旨いなぁ〜!

立春の寒風に向かいペダル漕ぐ
立春に絞る銘酒待ちわびて

門前の小僧、やってます(^^)v





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然も有りなん!

2017-02-04 | 徒然なるままに
今朝の「サワコの朝」は夏木マリ。
2011年59歳の時に、それまで事実婚だったパーカッショニストの斉藤ノヴと結婚したとか。
へー、知らなかった、二人がそういう関係だったとは。
夏木マリ曰く「人生の後半に、一人じゃなくて誰かと一緒にいるって、いいよ」
んだよねー、そうなりたいものです。(≧∀≦)

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恵方巻き2017

2017-02-04 | 食べ物・お酒の話
今年の恵方巻きは、長町貴美すしにて!
食べやすいように中巻きです。
北北西はどっちだ?って聞いたら、トイレを見ろだって❗️(≧∀≦)
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仙台、久しぶりの大雪!

2017-02-04 | 徒然なるままに
仙台は大ゆぎだっちゃぁ〜〜>_<
でも、雪道ドライブ大好きなジイさんは、犬みたいにワクワク!なんたって、本チャン雪国の札幌に6年暮らしたんだもの、仙台の雪ぐらいどってことない。
やっと4WD・SUVの本領発揮だい。
おー、4WDって、カーブで少しアクセル吹かすと軽くテール流れてスーッと回るねぇー!
楽しいなぁ〜(^^)v


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