呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

神奈川県合唱祭~やっぱり合唱って、楽しいなぁ~!

2011-06-30 | コンサート・LIVE・演劇などの話

日曜日は、県立音楽堂に神奈川県合唱祭を聴きに行った。
Trinity(茅ケ崎の女声合唱アンサンブル)の皆さんや、我が合唱団のメンバーも別の団で参加するので、ぜひ聴きたくて。
それに先週は男声合唱団の練習がなかったので、いつもの居酒屋も二週間開いてしまう。そりゃつまらんでしょう。週に一度はあそこで呑まないと!
ということで、合唱団のメンバーにメールしたら、ちゃんとのん兵衛、いや勉強熱心なオジサンが数名集まりました。神奈川県内の合唱団の演奏を聴いて、きっちりした批評が出来る聴力を養い?そして美酒を嗜みながら合唱談義に花咲かせる。まじめに取り組むべき課題であります。

で…、Trinityも、有志が参加している合唱団も夕方の出演だったが、ちょっとドジを踏んで、結局Trinityは聴くことができなかった。う~ん、残念!!
今年は、少ない数の合唱団しか聴けなかったが、その中でも「横浜国立大学グリークラブOB合唱団」の演奏はなかなか良かった。
我が合唱団よりも平均年齢が高そうなメンバーが50~60名で歌っていたが、なんと言っても迫力がある。さすが昔取った杵柄という奴なんだろうなぁ~。とてもお元気で、男声合唱の醍醐味を味合わせていただきました。
それと横浜並木男声合唱団の、いつもの元気いっぱいの振付つき合唱。相変わらずエンタテイメントぶりを発揮していました。
そして神奈川学園小中学校合唱団。ミュージカル「サウンドオブミュージック」から3曲を演奏した。女の子だけで振付つきハモネプ風の溌剌とした若さを振りまいていた。
合唱界の未来は明るいぞ!!

***************************

会場に聴きに来ていたウチのメンバー4人で、例の桜木町駅前の居酒屋に行った。Trinityのメンバーも合流。我が団長はその日、件の居酒屋の2階で小学校の同窓会だったとか。昼間から呑んでいたが、どうしてもわがメンバーやTrinityに会いたくて、ちゃん7時ごろには来ました!団長、偉い!!
居酒屋では、偶然「横国グリーOB合唱団」と席が隣合わせになった。今回は僕が一番年下、先輩に「おい、一緒に歌いましょうと言って来い!」「ハイ、分かりました!あのぉ~、一緒に歌いませんか。イザタテ何ぞいかがでしょう?」「お~、やろう、やろう!」
いやぁ~横国OBのバスの響くこと。感心しきりです。僕のオヤジとさほど変わらない年齢とお見受けしますが…。やっぱり男声合唱はこれじゃないとなー。
Trinity の皆さんも加わって歌合戦です!呑めや歌えや、誰とでもどこででも歌うぞ!これが合唱の、男声合唱の醍醐味だ!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒哭忌

2011-06-26 | 徒然なるままに
仏教の百箇日法要を「卒哭忌(そっこくき)」とも言うらしい。
泣き叫んで悲しむことを止めて、気持ちを切り替えて前向きに生きていこうという意味があるのだそうだ。

今朝のTV「サンデーモーニング」で被災地の僧侶の話…。以下、要旨。
「日本人は遺骨に拘る。人は亡くなったあと、何かを必ず遺族に残す。それがお骨。だからお骨がないと日本人は心の整理がつかない」
別なチャンネルでは、被災地のがれきの撤去問題を取り上げていた。なんとか一日でも早くがれきを処理して欲しいという声が大きい。でもまだ行方不明者が見つかっていない家族にとっては、ひょっとしたらあの下に、という思いは尽きないだろう。
東日本大震災から100日が過ぎた。被災した各地では百箇日法要が営まれているという。まだ目の前に震災の傷あとも爪あとも生々しく残る被災地では、簡単に「卒哭」とはいかない。

話は違うけど、最近仏教に興味がある。「卒哭忌」の考え方などはまさに東洋的、日本的だ。「葬式仏教」としてではなく、ちゃんと勉強してみたいと思う。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワシントン・ナショナルギャラリー展&アンジェラ・アキ

2011-06-25 | 徒然なるままに

今、4チャンネルで六本木の新国立美術館でやっている「ワシントン・ナショナルギャラリー展」の紹介番組をやっている。学生時代にワシントンにいて、この美術館に通った歌手のアンジェラ・アキの半生とラップさせた内容。
この絵画展、観たいなぁ~。モネ、マネ、セザンヌ、ゴッホ、etc、TVで観ていてもとても良い絵がたくさん展示されている。
でも土日は混むだろうなぁ。平日でも相当混むだろうなぁ。こういうのって2~3時間待ちは普通だからね。
9/5までだそうです。金曜日は8時までだって。どこかで平日に時間を作ってぜひ観に行こう。
でも夏休みになると、また混むんだろうなぁ~。

しかし、アンジェラ・アキって魅力的だね。見た目や曲だけでなく、その人生に向かう姿勢みたいなものが魅力的。
18歳の時に歌手になると決めたけど、ずーっと鳴かず飛ばず。でも椎名林檎の武道館ライブを聴いて、絶対自分も3年後にここでライブをやると決めたそうだ。その「誓い」を紙に書いて部屋に張り出しているのを見た友人が「まずデビューしないとね」と言ったとか。
しかし彼女は見事3年後に武道館ライブを実現する。偉いなぁ~、オジサンはこういう話に感動する。


*画像はクロード・モネの「ヴェトゥイユの画家の庭」この向日葵いっぱいの絵を観たい…


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベリーダンス

2011-06-25 | コンサート・LIVE・演劇などの話

会社のオバサマ(僕より年上ですから)に誘われて、何人かでベリーダンスを観に行った。東日本橋のエスニック料理店で、週末にショータイムとしてやっているらしい。
前に会社の呑み会で、そのオバサマ、いやお姉さま(にしておこう)が「ベリーダンスを習っているんだ」と言っていた。それで「ベリーダンス」ってなんですか?という話になった。
僕は、なんか棒を渡して、その下を仰向けに潜り抜けるヤツを想像していた。(あれはなんて言う?)「全然違うよ~。中近東のペルシャとかトルコとかのダンスで、アラビアンナイトの世界で、色っぽい踊りなんだよ」
フムフム、何となく想像はつくけど、色っぽい…?じゃぁ百聞は一見に如かずだから、今度連れてってよ…で実現しました。

お姉さまが習っている先生が出演するというエスニックレストランで、カレーやピリ辛の春雨サラダ、タンドリーチキンなどをいただき、ビールをグビグビやりながら、先生の登場を待つ。
さぁ始まりました!おぉ~、凄い!ヘソ出しルック(表現が相当古いね)で体をくねくね、胸や腰をぶるぶる震わせて、相当にハードなダンスだ。確かに色っぽいし艶っぽい。聞けば王様を誘惑するための踊りだそうだ。なるほど、然も在りなん!
最後はお客さんみんな真ん中に引っ張り出されて、全員で腰をくねくね!オヤジたちもくねくね!確かにこれを週2~3回やったらお腹引っ込むだろうね。
お姉さま、最近ちょっと締まってきて艶やかさが増したと思ったら、これが原因ですか!?


追伸)
このところ続けて日本歌曲の合唱を聴きいたと思ったら、先週は懐かしのロック、そして昨日はベリーダンス…。
まぁ自分で言うのもなんだけど、いろいろ多彩だなぁ~。(多才ではありません)
でもこれも、僕の周りにいろいろな人がいて、その方々からお誘いを受ける結果だと思います。友人知人が多彩なのと、なんでも観てやろう聴いてやろうという野次馬根性のお陰だね!
やることが絞り切れず、みんな中途半端になっちゃうけど、こういう人生も楽しいです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オヤジバンド

2011-06-23 | コンサート・LIVE・演劇などの話

小学校の同級生にして、高校時代は一緒にバンドをやっていた友人K。彼は某通信会社で何度も東南アジア各国に赴任していたが、いろいろなところで現地の社員や他の企業の駐在員とバンドを組んでいて、今でも現役でドラムを叩いている。
最近はスリランカで一緒だったメンバーと月1回程度の練習をしていると聞いていたが、今回彼がまたフィリピンに赴任するため、知人を集めて「公開練習」を行うことにしたとか…。まぁ3年ぐらいは戻って来れないので、取り敢えず今まで練習した曲を「公開練習」という形で披露することにしたらしい。

やはり小学校から一緒で、僕とKとバンドをやっていた友人Sと、秋葉原のスタジオにKの「公開練習」を聴きに行った。
結構広いスタジオスペースで、10名ぐらいが座って練習を聴くことができる。飲み物や食べ物を持ち込むことができ、ちょっとしたライブハウスみたいな雰囲気だ。僕たちもKが用意してくれたビールをぐびぐびやりながら「練習」を聴きました。
Deep people、DBbrothers、Stones、Bad company、Cream…、70年代ロックのオンパレードだ!みんなそれぞれ上手だし、もうガンガン&ノリノリだ。ちょっと各メンバーのバランスが悪く、音量がデカ過ぎてボーカルがあまり聞こえなかったけれど、まぁスタジオでの練習だから仕方がない。
久しぶりのロックバンドの、しかも懐かしのメロディーで、とっても楽しかった。Kが一番長老で、メンバーは僕たちより2~3歳若いというから、ほぼみんな50台。スリランカに駐在するぐらいだから、みんなそれなりの企業のサラリーマンオヤジ、大したもんだなぁ。羨ましいなぁ。
別れ際にKが「5年後に還暦コンサートをやろうよ。5年あればギターもボーカルも出来るだろう!?」そうだね、頑張ってみるか?なぁ、Sよ!!
懐かしくもあり、結構燃えた一夜でありました。


でもなぁ~の、長々の追伸)
ポップスのコンサートを聴きに行ったり、今回みたいに昔の仲間が現役でバンドをやっているの聴いたりすると、それこそロック魂(があったかどうか分からないけど)に火がつくのは確かだ。
そりゃ40年前に戻ってバンドがやれたら、めちゃくちゃ楽しいと思うよ。最近は「オヤジバンドブーム」だしね。(日経新聞主催のオヤジバンドコンテストがあるぐらいだ!)
でも…、同じ音楽界でも、今の僕はロックバンドとは対極にいる。Kの公開練習も、あの耳をつんざくばかりの大音響と腹にズシンと響くベースの低周波に、ちょっと閉口した。だって同じオヤジの集まりとはいえ、普段は周りの音を聴き合って、如何にがならすにハモるか、に粉骨砕身?しているんだもの。あまりに違う世界だ。
そりゃ、還暦コンサートはやりたいけど、僕はスローバラードのボーカルぐらいかなぁ~。
そんな風に思う自分に気付き、はっとした。すでに僕は、KやSとは住む世界が違うんだろうか。仕方がないと思いつつも、ちょっと寂しい。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素晴らしい芸術に触れた後は、酒も美味い!

2011-06-20 | 食べ物・お酒の話

東混の演奏会を聴いた後のMTG。
「かつしかシンフォニーヒルズ」は京成線の青砥駅にある。帰りは新橋に出るか、上野に出るか…。
本日の同伴者は魚系に日本酒と言うのかと思ったら、「上野にモツ煮の美味しい店があるよ」だそうだ。あ~、そういう店でいいんだったら、そりゃオヤジは大歓迎です。連れて行って!
で、上野の「大統領」に行きました。アメ横のガード下にある本店?は創業60年だそうだが、小さな店なのでもう一杯。ちょっと先に支店?がある。こっちは1階がカウンター、2階がテーブル席で結構の人数が入れる店だ。
ちょうど1階のカウンターが空いた。煮込み、もつ焼き、しし唐焼き、サトイモ、軟骨入りウインナー、鯖焼き、なめろう、etc…。本日は、生ビールの後はホッピーだ。もつ焼きにはホッピーでしょう!



いやぁ~、食べた、呑んだ、美味しかった!すっかりヘロヘロでした。
良い音楽を聴いて、美味しいものを食べて呑んで…。やっぱりこんな楽しいことばっかりやっていたらバチが当たる?
いやいや、まさにこの至高感が、良い音楽を作るのですよ!
(って、自分の都合の良いように解釈するんじゃないよ!)



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呑む気オヤジの、聴く!~「東京混声合唱団特別演奏会 林光 指揮・ピアノ・編曲による日本抒情歌曲集」

2011-06-20 | コンサート・LIVE・演劇などの話

3週間前に引き続き、東京混声合唱団の演奏会を聴きに行った。
今回は、作曲家林光氏が編曲した「日本抒情歌曲集」(合唱譜発売済み)の全曲の演奏会。なんと林氏自身が指揮をし、ピアノを弾く演奏会はこれが最後だそうだ。ぜひ聴きたいと思っていた。

○林光 指揮・ピアノ・編曲による「日本抒情歌集 全曲演奏会」東京混声合唱団
・日時:2011年6月19日(日)午後3時開演
・場所:かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール

「荒城の月」から始まり「箱根八里」「からたちの花」「椰子の実」「浜辺の歌」「早春賦」「ペチカ」etc…。日本歌曲の名曲が続く。全20曲を、ところどころに林氏の洒脱なMCを挟みながら東混が演奏していく。そして最後は曲集外であるが、「死んだ男の残したものは」だ。
いやぁ、とても聴きごたえのある演奏会でありました。
5月29日の東混の演奏会以来、山形東高OB合唱団の演奏会、福井敬氏のCD、そして今回の演奏会と『日本歌曲漬け』だった。でもこの短い間に、日本歌曲の素晴らしさ、取りも直さず日本語そのものやメロディーの美しさを再認識することが出来た。特に東混の2つの演奏会は日本歌曲の魅力に加えて、当然混声合唱の華やかさや奥深さを堪能する珠玉の時間だった。う~ん、幸せ!

それで東混の演奏はどうだったって?
東混はやっぱり上手だとか、音質が揃っているだとか、ピアニシモが素敵、ハミングが柔らかくて太くて迫力があるだとか、もうそんな当然至極のことはここでは申し上げません。
みんなでこういう演奏を聴きましょうよ。そりゃ僕たちアマチュアとは比較になりませんよ。でも僕らだってちょっとは真似出来ることもあるし、参考になることもあるんだから。いや、そもそも東混のような上手な合唱団の演奏を聴いて、心から感動し、少しでも近付きたいと思うことが、大切なんだと思います。


追伸)
林光氏は、今年80歳。我が母親より一つ若い。しかし大したものです。ステージの出入りはもちろん、合唱のピアノ伴奏だって、しっかりお弾きになっていました。
凄いなぁ~。盟友岩城宏之氏が今は亡き存在となってしまったことは、返す返すも残念です。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び、福井敬

2011-06-19 | コンサート・LIVE・演劇などの話
福井敬の新CD「悲しくなったときは 福井敬、日本を歌う」については、先日ご紹介した。新旧の日本歌曲の名曲が20曲収録されていて、どれも素晴らしいのだが、最後の3曲は圧巻だ。

「死んだ男の残したものは」は、まさに悲憤の激情が溢れ、聴いていて胸が抉り取られるような気持ちになる。特に3番の歌詞は、聴いていて辛らい。
『死んだ子どもの残したものは ねじれた脚と乾いた涙 他には何も残さなかった 思い出ひとつ残さなかった』

でも次の「小さな空」で、ホッとする。昼の、夕の、夜の空をふと見上げて、子供のころの想い出を蘇らせる。仕事の帰り道で思わず立ち止り、ちょっと星空を見上げる。脈絡なく子供の頃のことを思い出し、「フン」と唇の端に笑みを浮かべて、また歩き出す。その先には我が家の灯り…、みたいなシーンが目に浮かぶ。

そして最後が「見上げてごらん夜の星を」です。「死んだ男の~」「小さな空」と続き、「見上げてごらん~」を聴くと、幸福とは?平和とは?愛とは?家族とは?みたいなところに自然と想いが及ぶ。
まぁ、そんなに思い入れ強く聴く必要はないのだけれど、でもやはりこの福井敬という人の歌唱力、表現力、優しさ、強さに感心させられた。
素晴らしい演奏です。


で、ちょっと探したら、Youtubeにいろいろありました。
本CDのことや東日本大震災被災者に向けたメッセージ、そしてもちろん独唱など…。Youtubeって、なんともまぁ便利なものでありますなぁ。




震災被災者向けメッセージ~そのまま「悲しくなったときは」のアカペラにリンクできます。
福井さんって、岩手出身なんだね!同じ東北人じゃないですか!(それだけで仲間のような気になる)




ついでに、プッチーニ。これまたやっぱり、圧巻!






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呑む気オヤジの、読む!~「いつかX橋で」

2011-06-13 | 本の話
いつかX橋で (新潮文庫)
熊谷 達也
新潮社



♪「いつかX橋で」熊谷達也著 新潮文庫

熊谷達也氏の太平洋戦争末期および終戦後の仙台を舞台とした長編小説。以前読んだ短編集の「懐郷」がとても胸に染みたので、この小説はぜひ読みたかった(やっと文庫本化された)。「懐郷」に収録されている「X橋にガール」のコールガール淑子とキャラがダブるのも読みたかった理由の一つだ。

終戦直前の昭和20年7月の仙台大空襲で、母と妹を目の前で焼夷弾に焼き殺された祐輔。祐輔は師範学校に通う17歳の少年だが、終戦後は何を目標に生きていけばよいか分からない。自分は何のために生きているのか。自問自答を繰り返す…。

仙台駅の北側に掛かる「X橋」を舞台とした、混沌として先が見通せない暗欝たる青春グラフィティーだ。
僕は「もはや戦後は終わった」と言われた昭和31年生まれ。でも子供のころには、まだまだ仙台市内に戦後の傷跡が残っていたことを覚えている。
もう今は無くなった「X橋」だって、もちろん知っている。X橋から仙台駅東口に至る街並みに、昔の「赤線街」や「特殊飲食店街」のような「痕」が残っていたことも覚えている。
「あ~、そうか、あの街並みで祐輔達はもがき苦しんで、戦後を生きたんだ」という、実体験のようなものを感じることもできる。う~ん、やっぱりこれって「仙台小説」だなぁ~。(スミマセン、ストーリーは省略です)


さて小説の印象は…。
祐輔が仙台空襲を経験し、母や妹を失い、虚ろな日常を続けていく…。空襲で焼夷弾の炎に追いかけ回されるシーンはそれなりに迫力があるが、最初はどうも胸に迫ってこなかった。終戦後のいろいろなシーンも、結構淡々としていて、ちょっと物足りなかった。もっとも、平和ボケした呑んべオヤジには、分からないのかなぁ~。
でも、でもです!! エンディングは、やっぱり泣ける。あぁ~、やっぱり君の人生はそういう結末なの!?そういう生き方しかできなかったの?なんでもっと安易に生きなかったの??
心に胸に染みる終戦直後の若者の「青春グラフィティー」なんですなぁ。仙台っていいなぁ~。やっぱり僕は仙台っ子だなぁ~。
いろいろ頑張っぺ、仙台!


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙台にて・6月編

2011-06-12 | 家族のこと

金曜の夜から仙台に帰って来た。
父が震災直後に腰骨の圧迫骨折をやり、1ヶ月半ぐらい入院していたが、数週間前に退院した。退院と言っても完治してのものではなく、もう症状固定の状態でこれ以上変わらないためだそうだ。
入院中から介護保険の認定を受け、ケアマネージャーにいろいろ相談しながら退院の準備をしてきたという。なんと「要介護5」ということで、一番の症状の重い扱いだ。介護用ベッドや歩行器を借りたり、部屋の片づけをしたりと、要介護の父が家で療養する環境を整える必要がある。
退院後そろそろ数週間。まだトイレ以外はほとんど寝た切りということなので、様子見のために数日帰省することにした。

ベッドに寝ている父親は頭も坊主にして、一見寝たきりの青息吐息の痴呆老人のように見える。でも頭はしっかりしていて食欲もそれなりにあり、見た目よりは元気そうだ。要は、腰以外は至って普通。
でもそれだけに腰が痛くて動けないのは気の毒。「息子が来たのでは」と、ビールも少しは呑んでいたが、食事も寝たまま横を向いて食べている。トイレだけは両手に杖をついて一人で行くが、これまた大変そうだ。この状態で、週3回人工透析に通わなくてはならない。困ったもんだねぇ。
僕が行く前の日に整形外科の診察があったらしい。先生によると、骨折したところはほぼ完治しているという。問題は加齢としばらく寝たきりにしていたため、「腸腰筋」という腰と大腿をつなぐ筋肉がすっかり痩せてしまい、そこが痛むらしい。
回復するためには、やはり運動して腸腰筋を太くするしかないようだ。要は痛みに耐えてリハビリの運動をするしかないということか。でも、それが大変なんだよね。
相変わらず口では、あそこの山に行ってみたい、あの温泉に行きたい、川崎(僕の家)にもまた行きたいなどと意欲的なことを言っている親父、その気持ちを忘れず、あきらめず、前向きにリハビリをしてまた普通に歩けるようになって欲しい。
お袋もいろいろハッパを掛けているが、僕や弟家族がもっと励ましたり刺激したりしないとダメなのかな。

*********************
話は変わるが、以前にもご紹介した通り、現在仙台では震災復興チャリティーのため、4~6月の毎週土日に東一番町のアーケード街で地元の合唱団が演奏している。今週の土曜日は、偶然知り合いのMさんが所属している「仙台ロシア合唱団」が出演するという。それはぜひ聴かないと!
ということで聴きに行きました。結成2年半というから、一昨年の「秋田ロシア音楽祭」でご一緒した時が結成直後だったということだ。11/6(日)に初の演奏会を開催されるそうです。
皆さん楽しそうに歌っていらしたし、買い物途中の観客も結構大勢聴いていらした。義捐金もそれなりに集まっていたようだ。
我が男声合唱団も、この街かどチャリティーコンサートに出たかったなぁ。通りがかりの見ず知らずの方々と、歌を通して通じ合えるって、良いですね!


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呑む気オヤジの、聴く!~CD「悲しくなったときは~福井敬、日本を歌う」

2011-06-11 | コンサート・LIVE・演劇などの話

♪CD「悲しくなったときは~福井敬、日本を歌う」

名実ともに日本のテナーのトップ、福井敬氏の3枚目のCD。今回は古今の日本歌曲の名曲を、まさに心を込めて朗々と歌い上げている。
銀座のヤマハに寄ったら、声楽コーナーで“ピックアップ”されていて「おっ、福井さんだ」と手に取ってみると、よく知られた日本歌曲の特集だ。「落葉松」「荒城の月」「まちぼうけ」「かやの木山の」など馴染みの曲があるし、我が男声合唱団で前回の定演で演奏した曲も入っている。
その場では買わなかったものの、やっぱり欲しくて数日後に山野楽器で購入。福井さんと言えば、オペラやカンツォーネの印象が強いが、こういう日本歌曲をどう歌うんだろうという興味があって…。というか、それもあるんだけど、実はこのCDの最後の方の2曲がどうしても聴きたくて買ったのです。それは「死んだ男の残したものは」と「見上げてごらん夜の星を」、いずれも他の曲と比べれば新しい最近の(?)曲だ。この曲を福井さんはどう歌う?

いや、このCDは買って良かった。福井さんの日本歌曲、いいわぁ~!日本の歌のメロディーと歌詞の美しさ、日本語の素晴らしさを余すところなく伝えている。「日本語の歌ってこうじゃないと、こう歌わないと」と改めて気付かされ、納得させられる。
そして「死んだ男の~」と「見上げてごらん~」、いやぁ~泣けます。なんて良いんでしょう。特に「見上げて~」は我が合唱団のオハコでもあるけれど、福井さんのソロはいいですよ。
我々は、歌い人として、これからもきっちりと日本の歌と日本語を大切にして歌っていかなければならないと思います。ぜひ聴いてみてください!

追伸)
福井さんとは、以前新宿区の第九で、そして一昨年のH音のサマーコンサートでご一緒した。ご一緒といっても、向こうが僕を認知するほどのお付き合いは全くない。でもこんな日本のトップアーティストと共演できるなんて、幸せ。
H音の秘めたる実力を垣間見る瞬間であります。(?)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呑む気オヤジの、聴く!~東京東音会合唱団第6回定期演奏会

2011-06-08 | コンサート・LIVE・演劇などの話

山形県立山形東高等学校音楽部の東京のOB・OGが集う「東音会」、その合唱団の演奏会を聴きに行った。我が男声合唱団で一緒に2ndテナーを歌うFさんが出演するので…。

◎東京東音会合唱団第6回演奏会
日時:2011年6月5日(日)午後2時開演
場所:浜離宮朝日ホール
曲目:「廊堂頌」(男声合唱)「ふるさとの四季」「雨に寄せて~雨特集」「モーツァルトを歌う」

今回のモーツァルトは、山形のお隣の宮城で、グリーンウッドハーモニーを指揮する今井邦男氏が客演指揮だった。名誉指揮者の阿部氏が体調不良のため、3年連続の客演とか。
まず開演曲の男声合唱が結構の迫力だった。それなりの年配者の方々だが、あの迫力と声の艶は大したものだ。27~28名のメンバーだが、テナーを中心になかなかのハーモニーを聴かせていただいた。
混声もバランスの良いアンサンブルでした。たまたまだったらしいが、東北地方を襲った大災害の後、日本の、故郷の美しさをテーマとした選曲で、やはり胸に染みる。
そして今井氏のモーツァルト。これまた、たまたまミサ曲だ。なんか東北県人としての縁を感じる。今井氏の指揮は縦横無尽で、合唱団の想いや希望を余すところなく引き出しているのだと思う。(スミマセン、よく分かりませんが、そんな感覚です)さすがです!
聴いていて、合唱団のメンバーと一緒に楽しめた演奏会でした!


PS)
やっぱり男声合唱の醍醐味は、男らしい?フォルテシモだね。我が合唱団ももう少しその辺を詰めたい。そう、男の醍醐味ですよ!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男声合唱団練習(2011.6.4)~僕らは被災地に向けて何ができる?

2011-06-05 | コンサート・LIVE・演劇などの話

男声合唱団定期練習日。
午後の練習に先だって、午前中から運営委員会を開催した。
運営委員会は、合唱団の諸活動を相談する機関(というほど大袈裟でもないけど)。10月の定期演奏会、25周年記念誌発行、震災復興に向けた協力などについて、話し合った。
定演までまだまだ日にちがあると思っていたが、もう4カ月だ。あっという間。演奏会の運営もその他諸々の準備も、そろそろ本格的にスタートさせましょう。

運営委員会では、被災地に対して、我が合唱団として何かできないかということが論議となった。横浜近辺にも福島や茨城での被災者が避難してきている地域がある。でもそういったところで歌うのはなかなか難しいらしい。そりゃそうでしょう。誰もが合唱を聴きたいと思っているわけではないので、避難所訪問などは簡単ではないとのこと。
TVや新聞では「被災地・避難所で音楽を提供、みんな喜ぶ!」みたいな報道がされているが、必ずしも歓迎される場面ばかりではないようだ。
でも我が合唱団は、創立以来25年宮城の銘酒との緊密な関係を保ち、有形無形でお世話になってきた。そのお返しを今こそ何らかの形でするべきでしょう。我々の歌で何かできないのか!

仙台では、4月から6月まで、県内の合唱団を中心に毎週土日に街かどでライブ演奏を行って、その時に集まった義捐金を寄付しているらしい。仙台が所縁の方はお分かりでしょうが、一番町の三越前、フォーラス前、藤崎前で、30分ずつ3回の路上ライブを行うとのこと。
う~ん、これに我が合唱団として出演したかったなぁ。でももう出演合唱団は決定しているし、これから仙台に駆け付ける算段をするには時間がない。そう思っていたら、11月6日(日)に参加希望の合唱団を集めて大々的に?チャリティーコンサートを開催するそうだ。女声、男声、混声で曲を決めて、その演奏に参加する合唱団を募るというもの。これは、我々も行かないと!毎年2月実施の蔵元ツアーを、この演奏会への参加旅行に振り替えてでも参加しましょうよ!
ということで、もう少し詳細を確認した後に参加の可否を決めることにした。なんとか参加したいものです。
因みに、男声部門の演奏曲目は信長さんの「くちびるに歌を」です。この曲は歌ってみたかったんだよね。良い曲だものなぁ~!

~~~~~~~~~~~~~~~~~
さていつもの練習について。
定演まで4カ月、暗譜はこれからにしても、自分のパートの音取りは(自習で)完璧にやりましょうね。
お江コラさんなんて、8月の定演に歌う信長さん委嘱の新組曲の楽譜を今から練習するんですよ!我が団もそうなりたいですね!




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうひとつ、今井美樹・・・「太陽のメロディー」

2011-06-02 | コンサート・LIVE・演劇などの話

時々あることなんだけど、とても感動したコンサートのあとで、しばらくそのミュージシャンの曲が頭から離れず、四六時中その歌が体の中を駆け巡り、気付くと仕事中にもかかわらずハミングしていたりする…。もう随分の前のコブクロの武道館ライブ、去年の山下達郎の2回のライブもそうだった。
そして今回は今井美樹。もうオジサンはこのところメロメロ。毎朝「Pride」やら「Piece of my wish」、「瞳がほほえむから」などを聴きながら通勤して、1日中今井美樹が頭から離れない。だって、錆びついてほとんど動かなくなったオヤジのハートに、CRC5-56(潤滑剤スプレー)をたっぷり吹き付けてスルスル動くようになったような感じなんだもの。幸せなオヤジであります。

まぁ、戯言は置いておいて「太陽のメロディー」の話。先日のTV「僕らの音楽」でも歌っていたが、この曲は宮崎県の口蹄疫流行による大打撃を受けた酪農農家への応援ソングだそうだ。今井美樹、布袋寅泰、コブクロの合作。なるほど小渕クンらしいメロディーラインだ。
今まさに、大震災の被災者への応援ソングとして、今井美樹もコブクロも歌っている。

~~~~~~~~~~~~
一人にひとつ配られた希望という名の傘は
小さくて折れやすくても
この空に集めれば どんな雨にも負けないと
この街いっぱいに降り注ぐ 太陽のメロディー
~~~~~~~~~~~~

いい歌だなぁ。詞も良いし曲も良い。涙が出るなぁ。男声合唱で歌えないかないぁ。
やっぱり音楽は、歌は、人の心にすんなり届き、慰めたり勇気づけたりする力を持っているのだと思う。我が合唱団の拙い(?)演奏だって、それなりの力はあるのかもしれない。だとすればそれを駆使しない手はない。ぜひ良い手段を考えて、少しでもお役に立ちたいものだ。


去年?のコブクロの宮崎でのライブの最後に、布袋夫妻がサプライズで登場して一緒に歌ったのが「太陽のメロディー」
いろいろなバージョン(それぞれのソロや、デュエットなど)があるようだけど、今回はフルメンバーの映像をお楽しみください。(先日のTVは、当然今井美樹ソロバージョンだった)
今井美樹はもちろん、コブクロも大好き!布袋さん、渋くてカッコいい~!そして、ホントに心に滲みるいい曲だ!






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呑む気オヤジの、聴く!~CD「Miki's Affections アンソロジー 1986-2011」

2011-06-01 | 徒然なるままに
Miki’s Affections アンソロジー1986-2011
クリエーター情報なし
EMIミュージックジャパン



結局、今井美樹の最新ベスト盤CDを買ってしまった。
いやぁ~、今井美樹いいなぁ~。この前も書いたけど、ただ美人だとか、いい女だとかというだけではなくて、何ともいえない雰囲気がある。歌っている曲も良いし、声も良いし、語りも良いし、もちろん顔もスタイルも良い。
「Pride」がやっぱり一番好き。この曲を聴くと、オヤジの薄汚れたハートもキュンとしてドキドキする。1996年にリリースされているが、布袋寅泰の作詞作曲だ。
もうこの頃から付き合いがあったのだろう。布袋さんは今井美樹のためにこんな名曲を作ってあげたわけで、それだけ夢中だったんでしょうなぁ。布袋さんをそんな気にさせるだけの魅力が、今井美樹にあったということでしょう。
まぁ、結構泥沼だったと記憶しているけど、今となっては過去のこと。今井さんはコンサートでも幸せそうでした。

先々週のフジTVの「僕らの音楽」は、普段ナレーションをやっている草剛と今井美樹だった。3月までドラマで共演していた二人はとても打ち解けた感じ。今井が何かというと草の体に触れるのが気になった…。
曲は「Piece of my wish」と「太陽のメロディー」を演奏した。バックミュージシャンは、当たり前だろうけど、先日のコンサートと一緒。みんなカッコ良いし上手だ。
「太陽のメロディー」は去年、今井の出身地宮崎県で口蹄疫が流行し酪農農家が大打撃を受けた時の応援ソング。そして「Piece~」は作曲が上田知華なんだね。「上田知華とKARYOBIN」は80年代に結構気に入って聴いていたっけ。
クラシックや合唱だけでなく、ジャズでもロックでも演歌でも、良い音楽を聴いて感動する。大切なことです。
なに、聴きたい?ハイ、お貸ししますよ!


2007年だから、少し若い今井美樹の「Pride」です。いいなぁ~!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする