呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

読書感想文「罪の声」

2019-06-29 | 本の話
「罪の声」塩田武士著 講談社文庫⭐️⭐️⭐️⭐️
30年以上目前に起こった戦後最大級の迷宮入犯罪「グリコ森永事件」を題材に、大胆な切り口で真相を仮説立てした作品。
30代半ばのある男性が亡くなった父親の遺品から、「ギン萬事件」で身代金授受の指示に使われた子供の声のテープを発見する。それはなんと自分の子供の頃の声に間違いかなかった…。
大人の身勝手なイデオロギーや信念により、未曾有の犯罪の片棒を担がされた子供たちの、その後の人生が痛ましい。実際に「グリコ森永事件」で、犯人のメッセージを録音した子供たちはいた訳だから、その子たちは、今何をしているのだろう。
単なるミステリーではなく、人間ドラマとしても面白いし感動的だった。著者の他の作品もぜひ読んでみたい。
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2019GW紀行

2019-06-18 | 徒然なるままに
今更ですが、今年のGWに山陰、呉、神戸、和歌山を回ってきた画像を公開します。
今回は、仙台→新潟→フェリー→敦賀→鳥取→島根→出雲大社→呉→神戸→和歌山→名古屋→フェリー→仙台という、走行距離1800km、実移動距離約3000km、7泊8日(含む船中泊)の大旅行だった。10連休をびっちり使いました。
 
天橋立と鳥取砂丘、玄武洞(豊岡市)
これで日本三景制覇。鳥取砂丘もとても良かった。
白兎神社、宍道湖、境港の水木しげるロード。
島根の割子蕎麦、宍道湖の黒ソイ煮付け(高かった…)
出雲大社は良かったけれど、人が多過ぎて、荘厳さを感じられなかった。今度は人がいない時期に松江観光と併せて、また来たい。
呉。前回大和ミュージアムが休館日でがっかりしたので、リベンジ。勇壮だが、痛みを感じる。
夜は神戸の南京街で。
神戸の街は初めて歩いたけれど、とても良い街です。また来たい!
和歌山城は立派!紀州様だもんね。
これで、47都道府県のうち、沖縄を除く46都道府県に立ち入りました!さぁ、今度は沖縄に行くぞ!
左下は名古屋城です。このあと、仙台行きのフェリーに乗りました。
コメント (2)
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映画「空母いぶき」

2019-06-08 | 映画(DVD)の話
前に観た「ハンターキラー」と比較して、日本作品のストリー展開やVFXはどうなんだろうという興味があった。
結論から言うと、なかなかよくできた作品だった。
ストーリーは、かわぐちかいじの原作が良く出来ていてから問題ないとして、CGやVFXは如何に?昔観たキムタクの「宇宙戦艦ヤマト」があまりにショボかったので、どうも日本映画のVFXは信用がならない。もっとも技術は世界一だけど、ヤマトはキムタクのギャラが高すぎて、VFXに予算をかけられなかったらしいけど…
「空母いぶき」はよかったです。万が一、某近隣諸国が、ホントに戦争を仕掛けて時、日本はどう対応するのか、最前線で「敵」と対峙する自衛隊員はどこまで踏み込むのか。手に汗握る、ド迫力だった。
ただ、西島秀俊演じるいぶきの艦長が、常に口元に笑みを浮かべているのどうしてなんだろう。そこはどうも腑に落ちないし、演出の意味がよく分からなかった。
 
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映画「居眠り磐音」⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

2019-06-08 | 映画(DVD)の話
原作は3巻まで読んでいる。松坂桃李くんが、磐音をどう演じるのか、佐伯泰英の世界をどう映像化するのか興味があった。
おー、なかなか良くできた映画だった。原作の第1巻を忠実に再現しているし、桃李くんも、ちょっと現代っぽいけど、殺陣を含め熱演。
結構辛いストーリーで、生き残った磐音が、これから一生背負わなければならない暗闇に暗然たる気持ちになる。ラストは切ないなぁ。
今年11本目の映画鑑賞。
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