呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

有難き哉、親の愛

2009-11-21 | 家族のこと

会社の帰りに、先日行った白根山の写真を実家の両親用にミニアルバムにするため、駅前のビックカメラに立ち寄った。
結構時間がかかってしまい、家に着いたのは8時半過ぎ。
一人なら適当に済ませるが、長男がいるのでそれから夕飯の用意をしなくてはならない。
ジャガイモと玉ねぎが残っていて、そろそろ使わないとと思い、その日はシチューにするつもりだった。
家に着いて、着替えて手を洗って、風呂のお湯を落として、腹が減ったのでせんべいを齧っていたら、もう9時過ぎだ。
はぁ~、今から飯作りかよぉ~、嫌になっちゃうなぁ~。
なんか、うんざりするのと同時に情けなくなってしまった。
そんなところに電話が掛かってきた。こんな時間に電話を寄越すのは実家の母親だろう。
出てみると、案の定仙台の母だった。

「元気にしてた?」
「う~ん、まあまあかな」
「新米を貰ったから、そっちと川口(弟)に分けて送るよ。適当におかずになりそうな物も入れておくから」
「ありがとう、助かるよ」
「もう夕飯は終わったの?」
「いや、帰りが遅くなったんで、これからっシチューを作ろうかと思って」
「え~、これからシチュー?なんか簡単に食べられるものないの?」
「うん、最近買い物していないから、ご飯もおかずも何もない。カップラーメンぐらい」
「そんな話を聞くと、月に2回ぐらいは行ってやりたいんだけど、結構忙しいし体もきつくなってきたから」
「いいよ、無理しなくて。何とかやっているから。今日も出前でも取るよ」
「あんたも子供たちも、体に気をつけなよ」・・・

決して母親を心配させるつもりはない。
でも、身内にはつい弱音を吐いてしまう。
この歳で年老いた両親に心配を掛けているんだから、親不孝だね。辛いね。
でも亡くなった妻が悪いわけではないし、誰が悪いわけでもない。こうなってしまったのは運命。
なるべく手を抜きたいけど、息子たちがいるとそうもいかない。
再婚?それこそ面倒。
まぁ、息子が独立したら、一人でのんびりやるさ。
でもちゃんと独立してくれるかなぁ。いつまでも親の脛をかじっているんじゃねーぞ!

数日後にアルバムが出来た。
親父もお袋も、弟も長男も、みんな良い笑顔で写っている。
やっぱり家族だ。これが大事な家族だ。


*画像は、実家から送ってきた「ササニシキ」と「コシヒカリ」
米の他に、焼き魚、漬物、缶詰、明太子、カップ麺、お茶漬けの素・・・、いっぱい入っていた。涙が出る。お袋に多謝!

コメント
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