”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話…ビジネス編(40)

2006年03月28日 22時49分25秒 | ビジネス
3月28日(火)のち
桜が咲き始めたなと思ったら、また寒くなってきました。明日はもっと寒くなるようだけどいつになったらのんびりしたポカポカ陽気を楽しめるのでしょうかね。その時には肩のギブスも苦にならなくなったらどんなにいい気分でしょうかね。今は体を動かすのも不自由だし、ちょっと無理な体勢をとると骨がジィーンと痛むので気分も最悪です。ただじっと我慢の毎日ですが、泣き言も言ってられないから仏の道の修行だと心静かにする練習をしています。

ところで自分が苦しんでいるときほど、周りがよくみえるものです。十数年前僕は精神的にすごく苦しんだ時がありました。新しいベンチャー企業に出向して、文化のまったく違う人達の中で技術分野も過去に経験のない世界で、若い出向者達をかかえてどうしていったらいいのか悩んでしまっていました。自分が当時、仕事の分野では技術的に劣っていたことも事実だったけどSEの責任者としていくつかのプロジェクトをうまく動かさないと収入も得られないわけですから、プライドもあったものではありませんでした。そんな最低のの中で自分のできる精一杯の努力をしている時、周りの人間の品格がよく見えました。自分のプライドのようなものを脱ぎ捨ててぶつかっている時、思いもよらない人からの励ましを受けたり、その逆があったりまぁいろいろでした。それから長い時間がたってみると人間的にすばらしいと思えた人はみなそれなりに企業の中枢にいるし、そうでない方はどこに消えたのかもわかりません。人間の品格と言うものは、自分が有頂天に近い時にはあまり見えないものです。僕も出向から復帰後ある意味でいい仕事といい仲間にめぐり会えて有頂天に近い状態が続いていたかもしれません。そして一年前に退職して、またゼロから悩みながら将来を考えている時に骨折したことで、今はあの頃に近い状態かもしれません。ただまだプライドまでは捨てきれていません。それに今は人間性が見えたからどうと言う気もありません。人には人の生き方があり自分には自分の生き方があるのですから。ただ自分が死ぬ時に自分の生き方を後悔だけはしないように生きて行きたいと思います。それとまだやり直しのできる若い人には、人間としての道をもっと学んでもらえるようにできたらと思う此の頃です。最近の若い人の中には、妙に小賢くふるまう人やいつも日の当たる所ばかり歩こうとする人が多くなっているような気がします。できのいいワインはじゅっくり寝かせたものが価値あるように、少々ゆっくりでも人の道を歩んでいってほしいものです。人間の社会では、最後は人間力のの勝負になることを知ってほしいのです。狭い一企業での話では通用することもあるでしょうけどそれでは世間からみたら滑稽でしかないでしょう。

今仕事や恋や人間関係やいろいろなことで毎日がブルーになるくらい悩んでいる若い人がもしいたら、それは天の神様が自分の周りの人間をよく見れるようにしてくれているのだと思いなさい。きっとあなたのよきパートナーや仲間を教えてくれるでしょう。

今自分は恵まれていると思っている若い人がいたら、自分は恵まれすぎて人が見えにくくなっている時だから、安易にパートナーとか仲間だとは思わないようにした方がいいでしょう。意外と本当のパートナーや仲間は目立たない所にいるものですよ。

今日は自分が苦しんでいる時ほど人間がよく見えるものだと言う話でした。もっとも一生日の当たるところにいられたら、それはそれで最高の人生かもしれませんが。
今日はこの辺で終わりにします。

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