めっきり寒くなりました。季節のめぐりは過去を見るかぎり早いものです。夏がありやがて冬が来るのと同じように人生も山あり谷ありです。自然界では朝日が昇れば晩には日が沈みます。海は一日に2回満潮と干潮を繰り返してますし、月は満月があれば新月もあります。草花はみごとに咲いたかと思えばやがて萎れて枯れます。でも萎んだ花はちゃんと次の花の種を残して枯れて、次にはまたみごとな花を咲かせるものです。私達人間も自然界の一員です。自然のサイクルと同じように良い時も悪い時もあってあたりまえなのです。ところが欲張りな人間は常に良くないと気がすみません。悪い時に妙に落ち込んでみたり、自暴自棄になったりして、余計に悪くしてしまうことも多々あるようです。花は枯れても、その間にしっかり種を残してやがて季節がめぐってくれば立派な花を咲かせることができます。これとまったく同じで人間も悪い時ほどじっと堪えて次の種を育てる忍耐や努力が必要です。そしてその努力は必ず新しいチャンスを生み出し報われるものです。少なくとも自分はそう信じてます。信じるか信じないかは人それぞれですが、信じないことで何も生み出すことがないならば信じた方がいいと思う。
と言うことで今日は、いい生き方・いい仕事をするための気持ちの持ち方を考えてみましょう。
もしあなたが不可能だと思ったなら、もう一度自分の目標・ゴールを思い出しみよう。
もしあなたが失敗ばかりでダメだと感じたら、過去の成功を思い出してみよう。
もしあなたが意気消沈するようなことがあったら、やがては歓喜が来ることを思い起こしてみよう。
もしあなたが悲しみに包まれた時には、自分らしくすることがやがては楽しみを運んで来ることを考えよう。
もしあなたが得意の絶頂にいると感じた時には、やがてめぐってくる失意に対する備えもしておこう。
もしあなたが幸せに感じている時には、周囲の人達に幸せを分けてあげられることはないかも考えてみよう。
もしあなたがお金持ちになったなら、少しでも貧しい人達に善意を施すよう努力しよう。
世の中はいいことばかりじゃないけど悪いことばかりでもありません。大事なことはどんな時でも自分らしく自分の信じた道を懸命に生きると言うことじゃないのかなと僕は思います。
ダメな時でも自分の信じた道ならバカにされても、格好悪くても、自分がみすぼらしくても、プライドも捨ててひたすら歩く勇気を持ちたいものです。そんな人を僕は尊敬するし、最高にカッコいい人だと思います。以前ブログで紹介したことがありますが、「十二番目の天使」(オグ・マンディーノ著)という本に出て来るティモシー少年はまさにそんなカッコいい少年です。リトルリーグに所属する最高に下手な選手だけど、いつも元気で前向きで努力し続ける姿に元気づけられた監督、最後に神はほんのちょっとの恵みを与えてくれただけなのに僕は涙を流していました。このブログを読んでいただいた方々には是非読んでほしい本の一つです。
これがビジネス編かとお叱りをうけそうですが、僕は以前にも何回か書いているように、いいビジネスをする原点は「心」のあり方だと思っています。一時的にはまやかしのテクニックもあるかもしれませんが、人間が人間を相手にビジネスをする以上、人間としてのあり方が一番大事なことじゃないでしょうか?そしてどう言う人間であればよいのかにも答えはありません。ただ先人の知恵の中から学び取ることが一番の近道じゃないかと思い老子・荘子の教え、孔子の教え等々書いているのが現状です。実はそうしながら自分もどうあるべきか学んでいる訳です。
僕もこのブログを書き始めて約2年になりますが、書くことによって自分の頭の中を整理してます。でもまだまだです。多分一生かかっても悟りは開けないかもしれませんが一歩一歩無駄な努力をして行こうと思いますので、また付き合ってください。
それではまた。