7月31日(木)朝のうち雨のち晴
今日はブログを書く予定ではありませんでしたがちょっと書きたかったことがありました。
今日の午前に元三重県知事の北川正恭さんの講演を聴いてきました。三重に勤務していた頃、何度かお話を聞いた事がありますが、あれから10年近くも経っていますが相変わらず若々しく見えます。自分より5つも年上の方ですけど溌剌として日本を変えなくてはと頑張っているからなのでしょう。今日は「改革はうちにあり」と言うテーマで話されました。1時間半の話の中でいくつか共感することがあり、とても感動的でした。特にドミナント・ロジックにあなたは流されていませんかと言われてはっとしました。ドミナント・ロジックとはその場を支配する空気のことだそうですが、ちまたではKYと言って空気が読めない人をバカにしていますが空気を読んで流されっぱなしでも困ったものかもしれません。ちょっと言いたいことがあってもまぁ誰かが言ってくれるだろうからとかまぁなんとかなるだろうからとか思って流されているのが今の日本人かもしれません。日本の企業のCEOの90%が変革をしなくてはと言っていると某雑誌の元編集長が言っていましたが、そう言いながら何もできないでいるのが現在の実態のような気がします。変革は流されている自分に気づくことから始まると北川さんはいいましたがほんとうにそうだと思います。僕達も国の政策のおかしな点をみんなが思っているのに国が何とかしてくれると先延ばししています。一般大衆と言うのは何かが動き始めて追随するのが常ですから世の中を変える人たちを待っているのかもしれません。
坂本龍馬は犬猿の仲の薩摩と長州を結びつけ薩長連合を創らせました。それが引き金となって明治維新は起こりました。そして殖産興業・富国強兵により欧米列強に追いついていったから今の日本があります。確かに戦争と言うあやまちはあったけど、あの時何も変わらずに欧米と接していたらアヘンに犯され欧米の植民地になっていたんじゃないでしょうか。そしたら今の我々はこんな平和な生活はしてられなかったんじゃないでしょうか。
戦後吉田茂は強硬な親欧米路線を選択しました。そして軍備はせずに経済に生きることを選択しました。それをさらに池田隼人が所得倍増路線に発展させ我々は欧米並みの豊かさを手に入れました。そして今我々はどこに向かうのでしょうか。北川さんの話の中には地球環境路線を実践する宣言をして日本が国をあげて実行するような話がありました。方向が間違いないのなら言ってしまってから、それに合わせる様努力するのも意外と新しい技術を生み出す効果があると思いました。北川さんの話によると武村さんが滋賀県知事の時、琵琶湖の汚染を防ぐため条例でリン系洗剤を使わないようにしたそうです。それから洗剤にはリン系洗剤はなくなったそうです。
まだまだいい話がいっぱいあったのですが焦点がわからなくなってしまいそうなので止めにします。要は今日本は変革しなくてはならない時が来ていること。そして変革をするのは我々生活者自身が行動を起こさなくてはならないこと。役人が国を変えることはできないこと。政治が国を変えることなどが講演の趣旨だったように思います。
我々も役人頼みでなくもう少し小さな行動を起こすことが必要なのかなと思った次第です。
失礼しました。
それからホームページも6月15日のキス釣り大会の写真を掲載してみました。あわせてご覧下さい。明日は休暇をとってゴルフ合宿に行ってきます。それではまた。