”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話・・・評論編(2)

2007年11月29日 23時53分31秒 | 社会事象への意見
11月29日(木)曇
降りそうで降らない天気が続きます。おかげでここのところ毎日、地下鉄の駅まで自転車を止めて歩いて駅まで行ってます。帰りに雨が降ると自転車を駅の駐輪場に置いてくると次の日が歩きなので、降りそうな日は朝歩いて駅まで行くことにしてます。今週は夕方雨が降ると言う予報だったので歩いていくのですが、いつも帰りは降っていません。まぁ健康のために歩けと言われているのでこれもまた良しです。
さて今日も「世の中ここがおかしいよ」の第二段です。今日は「サービス残業の矛盾」です。仕事で残業しなきゃならないことはよくあるので、残業手当をもらって残業をすると言うのが本来の姿です。サービス残業とは残業手当をもらわずに残業していることで、本来あってはならないことです。そこで最近、大企業でサービス残業が労働局から指摘されたとかでサービス残業見合いの手当てを支払ったとか、労働組合から申し入れを受けたとかの話がよくあります。このことは別に何ら問題ないのですが、そもそもなんで残業するのかと言う点で、工場労働者と事務職労働者ではベースがまったく違います。
前者はラインが動いて今日中にあと何個増産するために3時間働いてもらうといったように明確な目標があり、かつラインの稼動能率はほぼ一定です。従って誰が残業しても結果はそんなに変わらないものです。
ところが事務職いわゆるホワイトカラーの生産性は個人差が非常に大きいものです。能率の良い人は短時間に終って、残業手当も少ないのですが、能率が悪いと時間ばかりかかってしかも手当ても多くもらえる。こうなると能率のよかった人も能率よくやる必要がまったくなくなってしまいます。能率の悪い人ほど残業手当が多くなるというのは、ほんとうにそれでいいのでしょうか。もともと事務職のサービス残業というのは、2時間でできなきゃならないけど、自分は仕事の勉強しながらやるから能率も悪いし、3時間かかっても2時間分の手当てでちゃんとやろうといった自己制御のもとに行われたのが元々だったんじゃないでしょうか?それも上司に言われてじゃなく自主的にそうしていたのが元々だったと思います。
ところがそれも会社が拘束している時間だからちゃんと残業手当を出しなさいと言われればそのとおりだから、出すようになったのが現在じゃないでしょうか。お互いが心のルールを共有している時はうまく機能していたものが法律と言う画一的ルールだけで判断するようになるとおかしなことが起こり始めるのが世の常です。法家を重んじた秦の始皇帝は20年しか存続しなかったけど儒家を重用した漢は200年以上も存続しました。
こんなルールばかりを重用していると、今に日本と言う国からは、言われたことだけを忠実に実行し、新しい発明や発見はどんどんなくなり、国力はますます衰退の一途を辿るような気がします。なぜなら優秀な人はしらけるだろうし、能率の悪い仕事はさせないことが管理者としてやらざるを得なくなるでしょうからです。
この問題を解決する一つは、賃金体系を労働内容により変えることかもしれません。日本にはブルーカラーとホワイトカラーの区別があまりありませんが、これからは欧米のように明確に分けることが必要かもしれません。欧米のビジネスエリートは労働組合にも属さないし、時間外手当といった概念もないようです。自分の仕事に対して年俸○○といった自営業と同じ扱いになるのかもしれません。いずれにしてももっと会社と言うビジネスの環境を活用して自主的に自分の技術や技能を磨くための時間を若い人達に与えてもよいのではないでしょうか。それはサービス残業でも残業でもなく、自分自身への投資の時間だと思います。
自分の若い頃を美化するつもりもありませんが、夜遅くまで調べ物をしたり、機械を試験したりしながら自分の勉強をできたことをありがたく思ってます。今ではそんなことをしていたらサービス残業になるから早く帰ってくれと言わざるを得ません。あまり表面ずらのルールを押し付ける国もどうかなと思った次第です。何事も中庸です。
こんなことを書くと労働組合から何を言われるかわかりませんが、組合のあり方もあまり画一的なりすぎても時代に合わなくなってしまうでしょう。なにしろ大工場で大量生産する時代から確実に世の中は変わってきているのですから。
今日はこれまでです。
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しんさんのよもやま話・・・評論編(1)

2007年11月28日 22時59分33秒 | 社会事象への意見
11月28日(水)曇
今日は家に帰ってきてから、デジカメ用のコンパクトフォトプリンターをセットして使ってみました。結構簡単にプリントできるものなのですね。これでは町の写真屋さんもどんどん潰れて行くのがわかるような気がしました。携帯電話で撮った画像も赤外線通信で送ってプリントできてしまうようです。これだったら携帯で写真を撮るのも添付ファイルにしてメールで送る以外にも記念写真等もっと用途が広がるような気がします。去年ぐらいからこのフォトプリンターは売れているようですから、今年の年末商戦では結構一般化するんじゃないでしょうか?

さてところで今日から僕が思う「世の中ここがおかしい」編を書いてみたいと思います。
矛盾だらけの人間世界だけど、もう少しなんとかならないのかと常々思っていることです。多分昨今の世の中の常識からみて不思議な社会現象を評論家的に書きます。従って答えのない話が多いかもしれません。
今日は「国家予算」についてです。と言っても僕は財務の専門家でも詳しいわけでもありませんから、僕の認識が間違っているかもしれませんが国の財政ほど素人の僕達にはわかりにくいものであるのも事実です。日本の予算は一般会計の約80兆円の審議が国会で予算案成立とかニュース等で報道されているのですが、もう一つの特別会計についてはほとんど報道されないのが通例のようです。でもこの特別会計は一般会計の2~3倍の金額になっているようです。確かに特別会計は特定の目的を持って受益者から集められた税金で成立っています。しかも25種類近くの事業に分かれていてますますわかりにくい話になっていくようです。でもほとんどの日本人が支払っているガソリン税や喫煙者が払っているたばこ税がどのくらいあって、何にどう使われているのかはさっぱりわからない状態です。200兆近くのお金がどう使われているかもわからず、年金破綻とか国家財政の赤字だから増税だなどと言った話だけを聞かされる。もっと特別会計で使われているお金の話をマスコミもとりあげるべきじゃないでしょうか。そうじゃないと消費税の増税も我々は納得できないような気がします。すべての役人が無駄使いしている訳じゃないでしょうけど、闇の中で処理されてばかりいたのでは信用できるものもできなくなってしまいます。日本人の大部分の人は正直にすべてをわかりやすく明らかにしたなら、税金が上がってもしかたないと言った覚悟はできると思うけど、いまのままでは誰も国を信用できなくなっているような気がします。
たばこ税は収入としては2000億円ぐらいだそうですけど、いったい何に使われているのでしょうかね。少なくとも受益者負担でないことだけは確かなことです。なぜなら喫煙者は税金を払っていながらどんどん肩身の狭い思いをしています。
ガソリン税はほとんどの家庭でマイカーを持つ時代になり収入規模もどんどん大きくなってきました。高速道路もどんどんできてもう新しく道路を作る必要もなくなってきています。今迄の負債の返済とメンテナンスは必要でしょうが、これからの時代にお金は余ってくるのが常識的な見解じゃないかと思います。それでも税額は安くなってません。高速道路代金も安くなるところは田舎が中心で東名高速のようなドル箱は安くならないようです。
平成20年までに特別会計の事業区分を整理統合することになっているようですけど、これなんかはほとんど報道されません。金額の大きい特別会計にこそ、もっと国会で議論すべきじゃないでしょうか。そしてもっと報道すべきじゃないでしょうか。一般会計は、使い道の多い少ないが毎年変わる点もあるので審議は各省庁の分捕り合戦でマスコミ的には盛り上がるかもしれませんが、まぁそれも必要でしょうが、使い道を決められたお金ほど世の中の動向を無視して無駄をしていることは多いものです。企業でも当たり前と思っている支出ほど節減効果が多いものです。

今日は予算の不思議と言うことで「なぜ一般会計ばかりマスコミが取り上げ、特別会計はその何倍もあるのに僕らには知らせてもらえないのだろう」と言う話のつもりでした。国のホームページなりきちんと見ればわかると言われればそれまでですが、自動車の税金収入がどれくらいあるのかとかガソリン税がどのくらいあるのかといったことをみんな知ってますか?そしてそのお金がどんなことに使われているのか知ってますか?残念ながら僕はあまり知りませんが、わかりやすく説明してもらったこともありません。もっとそう言うことを国民にわかりやすく伝える義務が国にはあるような気がしています。企業は株主にちゃんと説明する義務を負わされているのに国は国民に説明しなくてもいいのですかね?
ではまた。
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しんさんのよもやま話・・・ヨット編(07-17)

2007年11月24日 19時04分30秒 | 趣味
11月24日(土)晴
今日はおだやかな一日でしたね。朝歯医者に寄ったあと、久しぶりにハーバーに行ってきました。暖かくて波もないおだやかな日和でした。こんな日にはのんびり船をだしたいものですが僕一人ではちょっときついので船内のかたずけやらエンジンのチェックやらして、まったりの一日でした。写真は柔らかな日差しの中で静かにたたずむ我がレイア号と波のないきらきらした海の風景です。写真じゃわからないかな。今はもう秋、誰もいない海って感じですかね。ハーバー内も静かなものです。わずかにEVE号のご夫婦がクリスマスのイルミネーションを船に付けているだけでした。ハーバーではどこでもクリスマスイブに向けてイルミネーションを付けて夜のハーバーをデートスポットに変えてしまうのが通例です。と言いながら僕の船にはイルミネーションを付けたことがありません。仲間の話だと電気代が数万もしてしまうそうです。それもいいのでしょうが僕は自分がほとんど見ることできないのに飾りつけすること自体あまりおもしろくないのでやらないことにしています。でもみんながつけるようになると、やらざるをえなくなるかもしれません。ラグーナでは船のオーナーにイルミネーションを付けるようお願いしてるとのことです。まだうちのハーバーではそこまで行ってないようですが。
それからビルジが全然なかったがちょっと不思議な感じでしたが床板をあげておいたので結構乾燥していい状態だったのでしょう。ひょっとすると船舶検査があったので、ハーバー側でめんどう見てくれたかもしれません。一応船検も無事終ったようで、新しい船舶検査証もらいました。船は通常6年に一度船舶検査がありますが、丁度中間の3年目の中間検査と言うのがあります。基本的には同じ検査内容なので3年に一度と考えてもらえばいいと思います。我がレイアも今年が3回目になります。
ところで今日は来週末に中国旅行にいくので、船の中の非常食を取ってきました。最近の中国は何を食べさせられるかわからないので、一応念のためアルファ米とカンズメを数食分持っていくことにしました。どっちみち来月非常食をレイアの仲間たちと食べることになっているのだけど事前の味見もしておけるのでまぁいいじゃないですか。まだ船にはかなり残っているので大丈夫でしょう。今年の打ち上げ会は非常食だけでなく、芋煮をやろうと言うことになったので帰りにカインズホームによって中くらいの寸胴鍋を買ってきました。もっと大きいやつにしようと思ったけどしまっておく場所もないので、大勢ではちょっと小さいかもしれませんがまぁそれはその時のお楽しみにしておきます。
秋の収穫を祝う芋煮は山形の郷土料理ですがサトイモとキノコとばら肉が絶妙です。うまくできるかどうかはわかりませんがこれもまた楽しみです。
それではまた。
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しんさんのよもやま話

2007年11月22日 23時55分19秒 | Weblog
11月22日(木)雨時々曇
今日は休暇をもらいゴルフコンペに行ってきました。寒い上にちょっと雨がパラパラでコンディションは最悪、おまけに昨日から風邪気味で薬を飲みながらのラウンドでした。出だしからトリプルの連続でスコア的には厳しいスタートでした。5ホール終ってトリプルが4つと今回も100を切るのがむずかしくなってしまったので、茶店で甘酒に熱燗の日本酒をブレンドして飲んでしまいました。ところがこの甘酒の温まることといったら、体の芯からじわーぁとなって、急に体が柔らかくなって6ホール目からはナイスショットばかりでボギー、パー、ダボ、パーと別人のスコアになって結局は53でなんとか格好がつくスコアまで挽回できたのです。そこで昼は熱燗の日本酒を飲んでほろ酔いかげんで回るとショットはかなり安定したショットになりました。ところが今度はパットがすべていいかげんになってしまい、前半はすべて2パット内に治めたのに後半は4ホールで3パットしてしまいました。それでも安定したショットのおかげでボギー4、パー1となんとかまとめて51であがりました。トータル104でまたもや100は切れませんでしたがドライバーとバフィーが思いきりよく振れるようになったのがうれしいです。酒を少し飲んでリラックスして打った方が意外ときちっとあたることがわかりました。コンペの方もハンデを一杯もらって、準優勝してしまいました。まぁ単なるラッキーだけの準優勝だけど気分は最高でした。
ゴルフから帰ってくると今晩は魅惑のベリーダンスショーに行ってきました。このブログでも9月末に篠島へのクルージングにゲスト参加してくれたNaさんとKoさんが出演するベリーダンスの発表会に我がレイアチームの面々と鑑賞してきたわけです。なかなか大したものです。はずかしいので後ろの方の席に陣取ったのでみんな同じような魅惑的な格好なので我がレイア号のゲストパートナーであるNaさんとKoさんがどこにいるのか最初はさっぱりでしたが隣のカトケンさんに聞いて遠近両用メガネを上目づかいにしてよくわかりました。二人とも化粧をしてあの衣装をまとうとなかなかのものです。うちのゲストパートナーは二人とも魅惑的だったと思うけど、出演者のなかにはまだ絞り切れてない方もいらっしゃいましたので、ベリーダンスでスリムな体になるかどうかはよくわかりません。でも今の若い子はいいですね。明るく素直に楽しさを表現できるのだから。エンディングでNaさんに手を引かれて舞台に上がってしまい、Koさんと二人に囲まれて踊る羽目になってしまい、汗がどっとでてしまいましたがまぁこれもまたよしです。隣のカトケンさんもT御大もかっこつけて出てこなかったのはちょっとさびしいですが、出て行ってしまった僕とクルーのM君は女性だらけの中でほんとにあせりましたよ。まぁM君の場合は心臓に毛がはえてるのでいいのでしょうが僕の場合はちょっとでしたね。でも周りの人たちや観客は出演者のおとうさんが出て来たと思ったでしょうからまぁいいとしましょう。
たまにはこう言うのもいいですね。
12月のレイアの今年の打ち上げ会は芋煮をやるつもりで準備してます。今日の主役の二人と観客席のゲストパートナーにも是非参加してもらい、今度はレイアチームメンバーが魅惑の味を堪能してもらおうと思います。賞味期限寸前の非常食と芋煮+αでアウトドアでの魅惑の味の世界に招待します。T御大里芋よろしく。Sさん、M君、Kaさん、Pさん、それに今日は欠席のY君サポートよろしく。
明日から3連休、今日は疲れたのでゆっくり休んで体調を整えることにします。12月の初めに休暇を少しもらい中国に旅行してきます。多分変な物を食することはないと思いますが、無事帰ってきたら土産話をこのブログでまた紹介します。その前にもう2回ぐらいは別の話が入るとは思いますが。それから今日の魅惑のベリーダンスショーの写真も携帯で撮ったのでパソコンに入れられたらまた紹介することにします。ただ動きが早すぎてみんなピンボケかもしれません。その時はご容赦を。それではまた。
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しんさんのよもやま話・・・ゴルフ編(07-16)

2007年11月17日 19時04分25秒 | 趣味
11月17日(土)晴
絶好のゴルフ日和にゴルフでさぞいいスコアかと思いきや、最悪のスコアになってしまいました。昨年肩の骨折で一年近く棒に振ったので、今年は精力的にチャレンジしているのですがなかなかうまく行きません。僕のスイングには二つのパターンがあって、今年教わったスイングができた時と昔のスイングが急に出てきてしまう時とあるようです。自己流でやっていたくせが所々で顔をだすものですからスコアがまとまりません。まぁそれはボギーがダボになる程度のことですが、これにプラスして50Y以内のアプローチがいつも失敗することとパットが1回でほとんど入らないことがスコアを悪くしているようです。100Yだと今日もすべてオンしているのに50Y以内だと、それをショートしてバンカーに入ったり、もう一度アプローチしたりで大概1~2打プラスになってしまいます。
もっともこのくらいのアプローチは練習場ではうまく行っているように感じるのですが本番ではざっくりとダフってしまうので最近は練習もしないのでうまくなる訳がないし、そんなに本番で練習できるわけがないので、もうあきらめてます。
僕もこのブログの中で心の持ち方などを良く書いているのですが、自分がなかなかできてないのでダメですよね。普通に打てば良いと思うのだがボールを目の前にすると体が固まってしまい結果がでないようです。技術もないのにうまく寄せようとする気が強すぎるのでしょう。
もう今年の目標は達成できそうもありませんが残り少ない年内のゴルフでは3オン狙いに徹し、アプローチを100Yぐらい残すようにすることと50Y以内の寄せには8番か9番アイアンでころがすことを常に続けるようにしようと思います。僕の場合いつもうまく行ったホールのあとには必ずと言っていいほど2オンを狙ったり、もっとうまく乗せようとしたりして失敗していることが多いので自分のペースを崩さず続ける忍耐が一番必要だと改めて思いました。
何事もそうですが自分のスタイルを崩さず続けることがやがては花を咲かせる一番の近道だと思うけど、特に有頂天になると忘れてしまうのが人間です。僕もこの繰り返しで日々反省の年月を過ごしてきたのに、いつまでたっても悟りが開けないのは凡人の証拠です。だから人に偉そうなことは言えませんが、多分反面教師として読んでもらえれば幸いです。
今日はすべて歩きのゴルフだったので足が痛いし、疲れてクタクタなのでこれで終わりにします。お付き合いありがとうございました。また次回まで。
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しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(134)

2007年11月15日 23時18分37秒 | ビジネス
11月15日(木)晴時々曇
めっきり寒くなりました。季節のめぐりは過去を見るかぎり早いものです。夏がありやがて冬が来るのと同じように人生も山あり谷ありです。自然界では朝日が昇れば晩には日が沈みます。海は一日に2回満潮と干潮を繰り返してますし、月は満月があれば新月もあります。草花はみごとに咲いたかと思えばやがて萎れて枯れます。でも萎んだ花はちゃんと次の花の種を残して枯れて、次にはまたみごとな花を咲かせるものです。私達人間も自然界の一員です。自然のサイクルと同じように良い時も悪い時もあってあたりまえなのです。ところが欲張りな人間は常に良くないと気がすみません。悪い時に妙に落ち込んでみたり、自暴自棄になったりして、余計に悪くしてしまうことも多々あるようです。花は枯れても、その間にしっかり種を残してやがて季節がめぐってくれば立派な花を咲かせることができます。これとまったく同じで人間も悪い時ほどじっと堪えて次の種を育てる忍耐や努力が必要です。そしてその努力は必ず新しいチャンスを生み出し報われるものです。少なくとも自分はそう信じてます。信じるか信じないかは人それぞれですが、信じないことで何も生み出すことがないならば信じた方がいいと思う。
と言うことで今日は、いい生き方・いい仕事をするための気持ちの持ち方を考えてみましょう。

もしあなたが不可能だと思ったなら、もう一度自分の目標・ゴールを思い出しみよう。
もしあなたが失敗ばかりでダメだと感じたら、過去の成功を思い出してみよう。
もしあなたが意気消沈するようなことがあったら、やがては歓喜が来ることを思い起こしてみよう。
もしあなたが悲しみに包まれた時には、自分らしくすることがやがては楽しみを運んで来ることを考えよう。
もしあなたが得意の絶頂にいると感じた時には、やがてめぐってくる失意に対する備えもしておこう。
もしあなたが幸せに感じている時には、周囲の人達に幸せを分けてあげられることはないかも考えてみよう。
もしあなたがお金持ちになったなら、少しでも貧しい人達に善意を施すよう努力しよう。

世の中はいいことばかりじゃないけど悪いことばかりでもありません。大事なことはどんな時でも自分らしく自分の信じた道を懸命に生きると言うことじゃないのかなと僕は思います。
ダメな時でも自分の信じた道ならバカにされても、格好悪くても、自分がみすぼらしくても、プライドも捨ててひたすら歩く勇気を持ちたいものです。そんな人を僕は尊敬するし、最高にカッコいい人だと思います。以前ブログで紹介したことがありますが、「十二番目の天使」(オグ・マンディーノ著)という本に出て来るティモシー少年はまさにそんなカッコいい少年です。リトルリーグに所属する最高に下手な選手だけど、いつも元気で前向きで努力し続ける姿に元気づけられた監督、最後に神はほんのちょっとの恵みを与えてくれただけなのに僕は涙を流していました。このブログを読んでいただいた方々には是非読んでほしい本の一つです。

これがビジネス編かとお叱りをうけそうですが、僕は以前にも何回か書いているように、いいビジネスをする原点は「心」のあり方だと思っています。一時的にはまやかしのテクニックもあるかもしれませんが、人間が人間を相手にビジネスをする以上、人間としてのあり方が一番大事なことじゃないでしょうか?そしてどう言う人間であればよいのかにも答えはありません。ただ先人の知恵の中から学び取ることが一番の近道じゃないかと思い老子・荘子の教え、孔子の教え等々書いているのが現状です。実はそうしながら自分もどうあるべきか学んでいる訳です。
僕もこのブログを書き始めて約2年になりますが、書くことによって自分の頭の中を整理してます。でもまだまだです。多分一生かかっても悟りは開けないかもしれませんが一歩一歩無駄な努力をして行こうと思いますので、また付き合ってください。
それではまた。

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しんさんのよもやま話

2007年11月11日 10時39分15秒 | Weblog
11月11日(日)雨のち曇
今日は”雨がしとしと日曜日・・・”って感じです。と言っても知らない人が多いと思いますが、昔若い頃そんな歌がはやってました。ヨットもゴルフもない週末が寒くなるに従って多くなってきます。マグロ人間の僕としては家でゆっくりしていることが苦痛でもあります。書斎を静岡の田舎に創ったのはよかったのですが、名古屋から行くには時間もお金もかかりすぎてそうしょっちゅう行けないので風呂に行ったりPに行ったりゴルフの練習場に行ったりですがやっぱり暇です。暇な時はブログもあまり書くことがなくなってしまいます。
と言うわけで最近思うことを少し。
僕が以前勤務で住んでいた三重では今あっちこっちで不祥事だらけです。「赤福」「お福餅」「平治最中」みんな三重を代表する老舗のお菓子屋さんです。それがみんなそろっておかしなことをやっていたと言うことです。昔仕事上赤福さんともお話したことがありましたが、その時の話だと赤福は日持ちしないので当日生産したものはその日の内に回収して、あんと餅に分け、餅はせんべいとして再スタートし、あんは別の日持ちのする菓子として再スタートすると言う話を聞いたことがありました。僕はその時すばらしい合理的なシステムだと関心したものでした。多分小さな商いのうちはこれで充分機能していたと思うのですが規模が大きくなると回収分も大きくなりすぎて、システムにボトルネックが生じたのでしょうね。そうなると回収分をもう一度本来の商品として再生することも考えるのかもしれません。10年ぐらい前だと冷凍技術も飛躍的に発展したことも背景にあるかもしれませんね。このように自分だけ規模を大きくしてもダメだと言うことですね。たいがいの社会のシステムはこんな按配です。これも昔の話ですが、ソフトウエア花盛りの頃、新興のソフトハウスはどんどんもうかると思ってかどうかは知りませんが規模を大きくした会社がかなりありました。とにかくメインフレーム全盛の時代でしたから金融機関を中心にソフトウエア資産がどんどん膨らんで、挙句の果てがバブル崩壊ですから仕事がなくなるのも当然ですが、それ以前にもおかしくなってしまった会社がいくつかありました。ソフトウエアの技術だけで規模ばかり大きくしても、ソフトウエアを入れるハードウエアの変化やソフトウエア言語の変化、ソフトウエア導入後のメンテナンスの考え方など周辺のしくみと共に発展していることを忘れて儲かることだけを考えていると失敗が多いのが世の中のようです。
ともあれ規模を大きくしようとしたら、そのものだけの需要を満たそうとする前に、そのビジネスの成立っている周辺も変わることを考慮しないとまずいんじゃないかと思います。
脚下照顧とはよくいったものです。そう言う自分も足元も見ず飛びついていることもあるのであまり人の事を批判できません。人間は間違いを犯しやすい動物です。だから歴史は繰り返すのかもしれませんが、一人一人がこのことを常に思っていたらどんな社会になるんでしょうかね?よくわからないけど立派な人だけだったら、それが普通でさらに立派な人がでてきてもっと細かいことに四苦八苦しなきゃならないかもしれません。となるとどんな社会になっても良い人と悪い人がいて、それが世の中なのかもしれません。ただ自分がどう生きるかと言うことだけが大切なことだと思います。自分もそうですがあなたが社会の中でどう生きるかをもっと真剣に考える必要があるような気がします。
なまいきなことを書いたけど最近の自分は結構いいかげんになっているので改めて気分を変えなきゃと思いました。それではまた。
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しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(133)

2007年11月07日 23時03分50秒 | ビジネス
11月7日(水)晴
今日は立冬。暦の上ではもう冬なんですね。そう言えばかなり寒くなりました。特に朝・晩はめっきりです。今朝の明け方に寒くて目がさめてしまいました。ふとんをかけ直して寝ましたが、もう掛け布団一枚だけでは寒くなってきました。ただ日中は一番過ごしやすい時期ですね。24節気の話はこのブログでもそれぞれの時期に紹介しているのですが、旧暦の行事をそのまま新暦で言うものですからどうしても季節感がでないのも事実ですね。それに最近のカレンダーには24節気を書いてあるものがほとんどありません。ちなみに我が家にあるカレンダーをすべて見ましたがありませんでした。いずれ日本の文化の中から消えていくものなのかもしれません。個人的には若い人達にはもっと伝統的な行事とその心を伝えてほしいなと思うのは僕だけなのでしょうか?もっと日本古来の行事や風習に興味を持ってもらいたいものです。なぜならそこには日本人としての先人の知恵が凝縮されてあるのですから。高々200年程度の歴史の国のいいなりになっている人達が多いことに疑問を持たざるを得ません。自分達の文化を捨てて、異宗教の国に同化した国が民族として残ることは歴史上ありません。そうならないことを祈るだけですが、目先の利益に目が眩んで国を滅ぼしそうな人がもてはやされるのもこの国のまずしさなのかもしれません。
ところで今日はビジネスの話をと思いつつかなり種切れ状態です。ビジネスのノウハウはこのブログでは書かないようにしているのでどうしても”心のあり方”とか哲学的な話が中心になりますが今日は佐藤一斎の話をしてみようと思います。多分名前を聞いても知らない人も多いと思いますが幕末の儒学者で「言志四録」の著者です。幕府直轄の昌平坂学問所の儒官として活躍した思想家で門下に渡辺崋山や佐久間象山などがいます。吉田松陰は佐久間象山の教えを受けているので幕末の志士達にも大きく影響を与えた人物です。特に西郷隆盛は彼の影響を一番受けた人物かもしれません。その佐藤一斎の話もこれからよくでてくるかもしれませんが、今日はその前段として「志(こころざし)」の話をとりあげてみます。

学は立志より要なるは莫(な)し。
→学ぶということにおいて、「志を立てる」ということこそ一番重要である
 このことはビジネスでも同じ事ですが自分がどうしたいのか、どうなりたいのかを明確にすること、即ち明確な目標を持つことからすべてが始まるのです。自分の目標が明確であればそのために必要な知識は自然と頭に入るものです。

彼は志の大切さを次ぎのようにも言っています。

志有るの士は利刃(りじん)の如し。百邪(ひゃくじゃ)も辟易(へきえき)す。
志無きの人は鈍刀(どんとう)の如し。童蒙(どうもう)も侮翫(ぶがん)す。
→志を持った者のありようは鋭く鍛えられた「利刃」ののようなものである。あらゆる邪を断ち切ってなお鋭い。従って邪は近づくこともできない。これに対し志の無い者は切れない刀のようなものである。そのありようは子供でさえ侮り、馬鹿にする。
 志を持って仕事に邁進している者にはある種の切迫感のようなものを感じるから、邪も近寄ってはこないものです。悪への誘惑を仮にしても目標がある以上乗って行く事は無いでしょう。一方、志の無い者はまわりから見ていても馬鹿にできるような組し易さがあって、悪への誘惑もし易いし、目標もないから誘惑にもすぐに乗ってしまうと言うことです。

今日は以上です。何事もそうですが、自分の確固たる信念とか目的とか考え方とか持つことが人として生きていく上で大事なことだと思います。そして若いうちに学問を通して自己を形成することが一番必要なことではないでしょうか?とかく知識を頭の中に詰め込んでテストでいい点を取ることが学問だと勘違いしているような気がしてなりません。僕も昔受験生の時は試験に受かるためにとやっていましたがその時学んだことで役に立ったことはほとんどありません。自分がヨットで早く走るために学んだことや仕事で苦境を乗り越えるために学んだことは単なる知識ではなく知恵として今でも頭の中に残っています。
佐藤一斎にはいろいろ教えられることが多いのでまた紹介させてもらいます。
それではまた。
(追記)
すみません今年の立冬は明日のようです。通常11月7日なのですが。
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しんさんのよもやま話

2007年11月04日 10時37分29秒 | Weblog

11月4日(日)晴
久しぶりに何も予定のない週末です。この二ヶ月土日と言うとヨットとゴルフの他にも、昔の仕事仲間での旅行や同窓会が入り先週は職場の釣りクラブに参加するなどで遊んでばかりだったかもしれません。いろんな行事もほぼ終って、少しのんびり過ごす日が多くなりそうです。
ホームページもリニューアルしようとYさんに手伝ってもらっています。もうすぐ自己流のページから少し洗練されたページに年内には変えられそうです。「The Greatest Salesman in the World」の翻訳も年内には終りそうです。僕は現在いろんなことに手を出し過ぎだと思われるかもしれません。ただ僕は自称”まぐろ人間”なので自分の持てる時間を走り続けるのが僕らしく生きることだと思っています。のんびり過ごす時は多分次の企画を練っている時間になっているような気がしてます。現在考え中のことは先週うまくいかなかった魚の調理方法の実習と重くなりすぎた体重をどう減量していくかと言うことです。世の中では食事制限とか自己管理と簡単に言うけど、自分の考えている減量方法は、自分の好きなことをしながら減量していくプログラムを作っていくことです。うまい食事をとりながらゴルフやヨットをしながら減量していくためのプログラムです。世の中では画一的に押し付けの減量方法はあっても、個人個人の興味や趣味に合わせて、ストレスなく減量する医療アドバイザーがいないような気がしてます。もっとそれぞれの人の立場にたったサービスがあってもいいような気がします。これからの社会は年金破綻を防ぐ上でも、予防医療サービスを提供するビジネスが本格化すべきです。食事も自分が耕したり釣ったりした材料を使ったおいしい調理をそれぞれが教えあったり、アドバイスできる仕組みを提供するビジネスがあってもいいような気がします。頭の中はすべてビジネスで考えてしまっているような書き方になってしまいましたが、言いたかったことは自分が楽しむことがそのまま社会や自分の役に立つことです。
我々世代はまさに工業化社会そのものでした。だから余計に脱工業化社会の生き方やサービスのあり方を模索しているのかもしれません。
とりとめない話になってしまいましたがとりあえずここまでです。
(追記)
やっぱりマグロ人間はじっとできずハーバーに行ってきました。ディーゼルエンジンのエアーを抜いて、ビルジポンプでマストから入る雨水を船底からくみ出して、一部衣類を持ち帰ってきました。たった一時間の作業をするために往復3時間かかるのもなんとかできたらいいのですが。仕事や家族のためには海の近くには住めないし、まぁしかたないですね。

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