昨日の『朝日』を見ていたら、ロシアのインターファックス通信が、ロシアでの世論調査の結果として、レーニンが「最も肯定的な現代史上の人物」に選ばれたと、7日の旧ロシア革命記念日に発表したようだ。「へ~」と思った。我々の学生時代は、マルクスとかレーニンとかを「かじる」のは、教養のうちだった。どれだけ深く勉強したかどうかはおいて「偉い人物がいるもんだ」と思っていた。まあ、しかし日本では、昔、レーニンを「冷忍」と書いて、揶揄するむきもあったが・・。かってイギリスのBBCが21世紀に入るに当たって「この千年紀で最も影響を与えた人物」調査で、イギリス人は「マルクス、アインシュタイン、ニュートン、ダ・ウイーン」を上位4人に上げたと発表したことがある。まあ、イギリス人二人、ドイツ人二人で、西洋人は「そう考えるのか」と思ったこともある。「ソ連」が崩壊したのは、レーニンの思想のせいではなく、むしろ、その後のスターリンらの歪曲によっているのであろう。その調査では、スターリンを否定的に評価したロシア人が、肯定を上回っている。当然であろう。歴史は「ジグザグだな」と思う。
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