西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

T.P.P.は「第二の大津波」では・・・

2011-10-17 | 時論、雑感
ナオミ・クラインさんの『ショック・ドクトリン』をざっと読んだせいか、どうか。

T.P.P.(環太平洋戦略的経済連携協定)は、農業を「壊滅」に導くだけでなく24分野全面的に日本にとって「厳しい」、特に対アメリカにおいて。

医療、福祉、雇用においても司法分野でも保険、金融でも大嵐、まあ一口に言って「T.P.P.はアメリカ発の「第二の大津波」」と言えるのではないか。これは、明らかに人災である。

「大津波」が迫っているのに、まだ「海岸」で、うろうろしている人々が多い。緊急事態ではないのか。

(こういうことを、今日、喋っていたら対話者は、対アメリカで「後から見たらやられた」というのが多すぎる、と言う。(最近では「小泉改革」がそうだ。)

その例にあがったのは昭和20年代のパンや牛乳の大宣伝だ。その人は、「米を食べると頭が悪くなる」「牛乳はカルシュウムを採るのに良い」などアメリカ発の大宣伝を知っていた。私も小学生時代そういうことを聞いたが、実は、当時アメリカで有り余っていた小麦や脱脂粉乳を日本に「圧入」するために「大作戦」を展開していたのだ。

今回も、アメリカから輸出をしやすくし(関税ゼロ、円高ドル安操作)、雇用を確保する(アメリカ企業ばかりでなく日本からの進出企業にも・・・。これって、日本の国内企業を潰し、失業者を増やすことだ)「大作戦」なのではないのか。農業どころではないのだ。)

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2 コメント

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経世済民 (Vuvantom)
2011-10-18 17:28:44
財界も含めてこぞって後押しというか御先棒を担いでいます。経済ってのは経世済民だというのは昔の話なんでしょうか。
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Unknown (ichiro)
2011-10-19 15:10:29
国民全体を視野に入れた開明的財界人が日本では極めて少ないということだろうな。
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