西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

助六鮨、市松模様

2011-10-19 | 言語・字・言語遊戯
『広辞苑』によると、

助六鮨(すけろくずし)・・・稲荷鮨と巻き鮨を組み合わせた鮨。「揚げ」(油揚げ)と「巻き」(海苔巻き)からなるところから、遊女「揚巻」が登場する歌舞伎「助六」に因んで言う。

市松模様(いちまつもよう)・・・紺と白とを交互に置いた碁盤縞を並べた文様。1741年(寛保1)江戸中村座の俳優初代佐野川市松がこの文様の袴を用いたのに起こる。

両方とも江戸時代の歌舞伎に由来している。佐野川市松が袴に「市松模様」を初めて使ったのが1741年で私が生まれた1941年の200年前である。(私としては覚えやすい)


で、上に示したのが「市松模様」である。『広辞苑』では、紺と白を交互に・・・、となっているが、その後、色はおいておいて、違う色を交互に・・・も「市松模様」と広義に呼んでいるようだ。

ところで、これらを都市の区画と考えて(大きさは様々に考えられる)、紺の部分を「建築領域」、白の部分を「公園、空地、オープンスペース領域」と考えると、例えば大震災で「紺の建築領域」が大きく破壊されても「白のオープンスペース領域」に直ちに隣りの壊された建築群を再建し、「紺の部分」の瓦礫を整理して「白の部分」に変えれば、この都市は、何時までも永続することになろう。これを私は「都市空間の市松模様計画」と呼ぼうかな。耐震予防?になるよ。

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