西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

「小売店」の将来ーセルフサービスはどうなるかー

2012-05-27 | 地域居住学
昨日、「けいはんな市民雑学大学」で、アメリカでの19世紀以来の「小売業」の進展の話を聞いた。(中野 安・大阪市大名誉教授)三段階が認められる、という。

今、日本で、「百円ショップ(ダイソーなど)」が出来、発展しているが、第一の「革命」として、アメリカでは「variety-store(ヴァラエティストア、何でも屋)」として100年以上前に出来ていたのに・・・、何でもアメリカを「見習って」きた日本として何故、最近まで出来なかったのか?

こういう質問に対して中野さんは、日本では戦前から(まあ明治の頃より)「インフレ」傾向で、「安売り」は余り流行らなかった、まあデフレ傾向が続いて「百円ショップ」が「花盛り」となった、と説明。

第二に、大面積で何でも品揃え、セルフサービス、劇的低価格の「スーパー」は、結構早く日本でも発展してきた。(千林のダイエーなど)

そして第三に、「専門スーパーの時代」という。

で、「スーパー」で確立したセルフサービス(欲しい商品を選んで「籠」に入れ、レジで支払う)は、他の「百円ショップ」でも導入されている。

これについて、中野さんは、3月20日の「天声人語」(『朝日』)に載った作家・池澤夏樹さんの言葉を紹介された。とにかく売り手と買い手に「やりとり、会話」がない「買い物シーン」を「シーンとしている」と批判しているのだ。

これについて、中野さん自身の考えを、もう少し突っ込んで聞きたかったが、講義が長引いて私も「疲れて」公的に聞けなかったが、懇親会に行く途中「連れション」で聞いたのだが「まあ一部「復活するのでは」」とのことだった。

私も、スーパーに「コンシェルジュ」(総合案内係)を!と言っている位で、商品の売買を介する会話が大いに復活すればいいな、と思っている。どうでしょうか。

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1 コメント

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Unknown (ikomaru)
2012-06-14 13:21:33
スーパーのサービスカウンターあたりがその役割も兼ねているのでは?と思いますが。
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