西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

九州の女子大生が北海道で実体験

2011-01-27 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
私が奈良女子大勤務時代に大学院生だった立松麻衣子さん(九州女子大学准教授)から大部の報告書『学生の総合的教育につなげる実体験プログラム―アウト キャンパス スタディin北海道2010』が送られてきた。今年で3年目で毎年送って貰っている。

北九州市にある九州女子大学家政学部の女子学生が9月の夏休み期間に10日間、「過疎地」の北海道厚沢部町(あっさむちょう)に行ってホームステイなどをしながら家政学を現場で学びながら、同時に過疎地の活性化についても考えるという試み、ほぼ同じ面積の北九州市、厚沢部町だが人口や産業構造は全然違い、気候風土も正反対ともいえるところも面白い。

今回は、小学生の子供たちと「ふれあいセンター」で1泊2日の合宿をしたことが新しい。

この企画は、大学と町が提携を結んで行っている。女子大生が主役で主体的に企画を立てている形だが、そこは立松さんなど家政学部の教員集団もしっかりバックアップしている様子が分かる。

取り組んだ立松さんの感想として「家政学って何でも出来るんですね」との感想手紙が添えてあった。その通り、と思う。『北海道新聞』も大々的に取り上げてくれたようだ。女子大生には極めてインパクトを与えた企画なのは明らかで、過去2年の「アウト キャンパス スタディin北海道」に参加した卒業生も社会へ出ての自信につながっているようだ。

しかし、これで北海道から九州まで女子大生が来るとは、いいにくい。でも家政学をこのように「座学、実験学」だけでなく「現場学」として位置付けるのはいいことだ、と思った。

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