西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

天龍寺の庭(窓からの理想の風景の典型)

2005-11-23 | 住まい・建築と庭
今朝のNHKTVで紅葉の京都、天龍寺の庭を放映していた。私はこの5月に金大附属高校11期生の卒後45周年の会で天龍寺にも行き庭も堪能した。その頃は新緑であったが、紅葉は一段と綺麗なようだ。夢想国師の作庭になる池の回りを巡る回遊式庭園で、嵐山を借景としている。寺自体は足利尊氏の建立になる臨済宗総本山である。
歴史的に先立つ平安時代の寝殿造りの庭が「原点」かな、と思う。
こういう建物の、(1)直ぐ前が例えば白砂を敷き詰めた空間、(2)その前に池や遣り水、(3)その向こうに植栽、(4)更に向こうに山などの借景という配置は、日本における現代に続く伝統的「住まいと庭の関係」ではなかろうか。
これが、私が思っている「窓からの理想の風景」なのである。
(写真は天龍寺の秋の庭ーインターネット検索)

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