西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

半農半Ⅹ、半々のライフスタイル

2008-09-06 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今朝の『朝日』に塩見直紀さん(半農半Ⅹ研究所)が「半農半Ⅹ」のライフスタイルについて書いている。農業は、やりだすと大変なことは分かるが、今、「半農」を入れることは魅力的なライフスタイルに映るようだ。

社会的にも地球温暖化、食料自給率低下にストップをかける方向の生き方も良い、と思われるのではなかろうか。塩見さんは、屋久島居住の作家・翻訳家の星川淳さんの「半農半著」という言葉に「これだ!」と思ったようだ。

現在、例えば、半農半歌手、半農半NPO、半農半デザイナー、半農半社会企業家、半農半ヘルパー、半農半翻訳家等々がいるようだ。半農半サラリーマン、半農半主婦というのもあっても良いだろう。
ただ、農と言っても農薬、化学肥料漬けの「農」は頂けない。自然農に範をとったものであるべきではないか。そうでないなら地球環境に優しいとは言えない。

これを見て、私は、昔から色々「半々」を考えてきたな、と思い返した。1982年に在外研究員でロンドンに10ヶ月行った時、「半学半遊」の旅と位置づけて気が楽になった。(この言葉は福沢諭吉が言ったと聞いたが、私には原典が分かっていない)辞書にある「半々」には、例えば「半信半疑」「半知半解」みたいのがあって必ずしもポジティブな意味ばかりではないが、私は、その後、人生一筋(趣味と実益が一致する幸せな場合はいい)もいいけれど「息が詰まる」面もあるかな、と思い、色々な「半々」を考えてきた。ブログにも色々あるので引用する。
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/dff40b48591470d85c0b936a1e54f478
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/9cd36e2469102a35c31e92cc827b90f3
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/25d37ef15b24314496d1264329523c54



半公半私・・・半分公的空間、半分私的空間 英語でCOMMUVACY
半内半外・・・半分内部空間、半分外部空間 縁側もそれに入る
       半分内での生活、半分外での生活
半専半素・・・半分プロ、半分アマ
半顧半望(はんこはんぼう)・・・半分過去を顧みる、半分将来を展望する
半耕半読・・・晴耕雨読と同じ
半体半神・・・半分肉体労働、半分精神労働に取り組む
半亜半欧・・・半分亜細亜、半分欧州
半空半時・・・半分空間、半分時間を考える
半村半町・・・半分村、半分町の生活

まあバランスの良いライフスタイル、と言うことだろう。
勿論、半農半専(Ⅹ)に賛成だ、憧れるが今は無理かな。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
で、実行を (ichiro)
2008-09-07 19:23:38
複眼的に見るだけでなく、生き方において実行することが大切と思います。
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ほどほどでしょうか (角田 風士)
2008-09-06 13:58:31
単一的な捉え方は弊害があるという意味で、中途半端ではないですが、複眼的な思考を持つべきであるということでしょうか。




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