西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

菅 直人の「脱原発」表明について

2011-07-14 | 時論、雑感
菅 直人首相が昨日記者会見し、「原発に依存しない社会をめざす」と表明した。大体、大変「遅い」表明だけれども私は一応「評価」しておきたい。

で、今日の『朝日』12面の「社説余滴」で政治社説担当の松下秀雄さんが「「菅おろし」にみる政治の病」を書いていて興味深い。

松下さんは、菅さんの「脱原発」に賛成のようだ。ところが、永田町では「とにかく菅は辞めろ」の大合唱になり、それに引きずられて菅内閣支持率が16%ほどになっているが、そんなことで菅さんは辞めないだろうし、現在の憲法規定では、とことん頑張れるのだ。

しかし8月中には辞める構えで、そのかわり自然再生エネルギー買い取り法案も通せと菅さんは言っている。

松下さんによると、ナチスが出てきたドイツに教訓を求めるべし、とのことだ。「多くの政党が政府を倒そうとするばかりで、議会は首相を選べなくなった。その混迷をついてナチスが台頭する。」のである。

戦後、ドイツは過去を反省し「後任を決めないと首相を不信任できない「建設的不信任」制度を設けた。」のだ。

今の民主党ほかで見る限り、「この人が菅さんの後任だな」という人はいない。

そうならば、ガタガタ言わずに、「脱原発」を承認し、自然再生エネルギーを「高く」買い取る法案を早く通すべきである。

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