西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

爆問学問 独創力 京大SP

2008-03-25 | 文化論、科学・技術論
今夕のNHKTVで「爆問学問 独創力 京大SP」を見た。「爆笑問題」の太田、田中の司会、視界良好、尾池総長はじめ教授7人が壇上に、京大生400人が参加。東大出身の教授もいるが、「本郷より京大の雰囲気がいい」と言っている。

京大に来るような教授だからそう言うのだろうな。東大にも上野千鶴子さんのように京大出身の教授もいる。相互乗り入れが「独創力」を生むのではないか。

最初に京大生アンケートによる「独創人」ランキングが発表された。4位に太田 光、で1位が何とイチローだった。たしかにプロ野球選手としては日々努力しつつ、やってることも言ってることも独創的と私も思う。なんせ私も「イチロー」ですよ。

壇上の京大教授の考える、独創的学者は、(マルクス)、ブルーノ・ロッシ(Ⅹ線天文学)、今西錦司(生物共棲論)、メンデル(遺伝学)、小川環樹(湯川秀樹の弟、中国文学)、ウエゲナー(プレート・テクトニクス、大陸移動説)だった。

テレビでは京大生では女子学生が目立った。私が学生だった1960年代には未だ女子学生は、ほんの僅かだった。世の中の「進歩」かな。だが壇上の教授は皆男性、本当に独創的京大になるには女性京大生からの教授が増え、まあノーベル賞も貰わねばなるまい。何時そうなるだろうか。

独創は、独りで創ること、ある意味で孤独だ、そういう孤独に耐える人が独創的になるのかな。

最後に京大生が感想を言っていたが「太田 光」は本当に頭の回転が速い。学んだことを最大限言ってみている。西田幾多郎、ニュートン等々だ。



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6 コメント

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本当です (角田 風士)
2008-03-26 07:08:04
学生の頃、今西錦司先生、梅棹忠夫先生の本に感動し、憧れていました。知らない内に、影響されていることがあるんですね。

私の場合、小川環樹先生は存知上げませんが、吉川幸次郎先生の御本が中国古典への入り口になっていると思います。

物理学、数学は
湯川秀樹先生、朝永振一郎先生、江崎玲於奈先生、広中平祐先生が憧れでしたが、全然理解はできていません。

学生の頃、哲学の道は歩きましたが、西田哲学はまだその深さが学びきれていないと思います。

女子学生も増えてキャンバスは華やかになっているようです。同窓生にも、弁護士になられた人もおられます。彼女達にも、更なる飛躍を期待したいものだと思います。
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コメントmerci! (ichiro)
2008-03-26 11:21:13
角田風士さん
コメント有難う。私が入学した1960年位には、法学部に未だ「京大事件」の滝川幸辰先生がおられたと思います。退官講義を聞きに行ったのでは、と思いますが、どんな話だったか忘れています。後は経済学部の島 恭彦先生、文学部の美学の先生の講義に数度出てみました。理学部・農学部構内へは生協・北部食堂は利用しましたが、講義には出ていません。喫茶店の「進々堂」で湯川秀樹先生を見かけたことは、あります。まあ、今から考えると、もっと他流試合で余所の大先生の話を聞いとけば良かったと思っていますが、後の祭りですね。若い後輩には、学問というか知的認識は、どこの学問でも通底している部分があるので、大いに他流試合をせよ、と言いたいですね。

風士さんは、風の如くmixiから去られたので、一度リアルに会うという計画が頓挫しましたね。今後、機会があれば、[Copernicus]さん交えてどうですか。
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ありがとうございます (角田 風士)
2008-03-26 15:03:17
勝手を致しまして、申し訳ありません。先生がお暇な内にお願いしたいと存じます。Copernicusさんにご都合を伺わせ頂きます。
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京大ネットは「休み」中なので (ichiro)
2008-03-28 16:39:35
角田風士さん

「京大ネット」を通じて私に連絡されようとされているのでは・・、実は一寸「京大ネット」に繋がらない状況ですので、出来れば以下のメイルへ:
ichiro@cc.nara-wu.ac.jp
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見ました。 (ぴか)
2008-11-24 11:30:41
今、再放送を見ています。
大田さんの教養に驚かされました。
どうしたらそんな考え方が出来るか不思議でした。
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私も一部見ました (ichiro)
2008-11-24 12:26:56
ぴかさん
私も見ました。明治時代に、官僚養成の東大、純粋学問の京大と「仕分け」したので、今でも「独創、独創」といっているんだ、と思います。私は、今や「百大学争鳴」でよいと思います。
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