西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

大津市歴史博物館ー大津京のことなどー

2006-04-15 | 訪問場所・調査地
昨日・今日と、平安女学院大学の新入生宿泊オリエンテーションがあった。生活環境学部では、大津市歴史博物館に行った。3,4人のグループで「感じたこと」についてプレゼンテーションして貰った。玄関にあった巨大な「しび」、近江八景、大津絵等に関心が集中したのもやむをえまい。インストラクターとしてついていって貰った3回生二人は、博物館学芸員の態度を問題にして「流石3回生」と思った。私が付き添ったいったグループでの学芸員は、天智天皇の大津京(667~672ノ5年間)について、京と言われるほどの市街地はなかったと思われるので「大津宮」と言うべし、との自論を説明していた。廃都された大津京に対しては、万葉集では柿之本人麻呂の嘆きの歌などがある。場所は、今の西大津の近くでJR湖西線沿線である。西大津駅もやがて大津京駅になるようだ。神足(こうたり)駅が長岡京市駅に替わったようなものか。その伝なら「加茂駅」も「恭仁(くに)京駅」となってもおかしくない。

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