西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

もし中高生に話するとしたら・・・5教科と4教科

2011-06-30 | 教育論・研究論
もし、中高生に今、話が出来るとしたら何を言おうかな? 一つの仮の講話である。

「皆さんは高校または大学等に向け受験勉強していますよね。その教科は文系、理系などによって少し変わりますが、大枠で受験科目と言うと、国、数、英、理、社の5教科ですよね。

ところが、まあ受験に直接関係のない4教科、即ち美術、音楽、保健体育、家庭科もありますよね。実は、これって、実社会に出て家族を形成し責任を持って有意義で楽しい生活を送ろうとすると実は必須の「科目」なのです。

私はもう定年退職した身なのですが、5教科に関わる再学習も楽しいけれど、美術や音楽は生活を彩る教養だし、健康維持では、保健体育は重要だし、基礎的生活力を涵養する家庭科も男女によらず大切だと思います。

今後の長い人生で、そのように考えて、それぞれの教科をしっかり自分の生活に位置づけて取り組んで欲しいと思います。」

この講話を中高生を集めた目の前でやるとしたら、周りにそれら9教科の先生方も聞いている格好になる。

それら、先生方への「効果」「メッセージ」は、「受験5教科だけが大切なのではない。他の基礎、教養4教科も長い人生展開の上では重要なのだ。そういう位置づけで9教科協力してほしい」ということだ。

何だか中学、高校の校長先生の気分だな。どうでしょうか。

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2 コメント

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賛成です (gy-gy)
2011-07-02 12:28:59
 現在高校生(文型)2.3年生を教えています。彼らは入試が目の前であり、入試科目以外の教科は全て見向く余裕がないような感じです。でも音楽やスポーツには時間を割いているものもいます。入学できたものは、それまでできなかったことをやり抜こうと、勉強以外のものに精力を使って、まわりから見ると「遊んでばかり」と思われます。余裕のある高校生活を送れる人は、本当に能力の高い一握りのものだけです。誰もがこうあってほしいと思うことが、当人たちに一番届きにくい。本当に現実は厳しいです。
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コメントありがとう (ichiro)
2011-07-04 11:15:52
そうですね。

何とか厳しいが楽しい、しんどいが先が見えている、といった「合理的に頑張れる」展望を教育者が提示できる環境にしたいですね。
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