西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

新幹線の車掌所作観察、聞き取り

2007-12-11 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日、「野暮用」で東京に出張、13時から17時まで会議の予定がトントンはかどって16時前に終了、東京発18時過ぎの「ひかり」で帰る予定を変更して16時36分発「ひかり381号」で帰ることにした。新横浜、豊橋、名古屋以下各駅に止る岡山行きである。私の席は12号車7A席、新横浜を過ぎた頃、車掌が検札に来た。
で、車掌の所作を見ていると、各席で乗車券、特急券を見てから、手元のメモに鉛筆でチェックしている。きわめて手際よくやっている。そこで、私は、私の番になった時に立ち上がって「すみません、社会勉強なのですが、どういう風に鉛筆チェックしているんですか」と聞いて覗き込んで見た。そこには簡単な印で各座席欄にチェックが書き込まれていた。「これは車掌各人それぞれで工夫した印です」とその若い車掌は言う。見ると、京都は「=」印だった。へーと思った。今日の新幹線では一寸した社会勉強をした。
(写真は、検札チェック中の新幹線車掌)

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6 コメント

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なるほど (norikaji)
2007-12-12 08:39:32
車掌さんってそんな風にチェックしているんですね。
意外とアナログなんですね。
実は、私もあの所作は気になっていたんです。さすが、ichiro先生、あらゆるところでしっかりと社会勉強をなさっておられますね。見習っていきたいと思います。
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一寸したこと、見逃さないでね (ichiro)
2007-12-12 12:05:38
norikajiさん、久しぶりのコメントですね。有難う。

プロは、必死にやっているが、我々は見逃している。

今日、JRの普通に乗って「山崎」の辺りでふと気づくと前の席に建設現場用みたいな大きなメジャーが忘れ物でころがっていた。最後尾だったし空いていたので車掌の所に言いに行った。女性の若い車掌だった。山崎を発車した頃、「ガラス越しに一寸待って!」と合図をしてから、車両のドアを閉めて窓から乗り出して前方注意、山崎駅のホームを無事通過して「次は高槻、高槻です。新大阪、大阪には後の新快速が先に着きます」と放送してから、対応してくれた。現場まで連れて行くと「有難う」と礼を言い、車掌室に持って行って、早速「遺失物発見書」らしきものに記載、鞄に入れた。これで、あとから落とした人が現れたら「何処で、何時、どういう状態で発見された何」とはっきりわかるので、対処できるだろう、と思った。

車掌さんが、発車してから一定時間何をしているのか、今日ははっきり分った。

norikajiさんも「生活学」、何気なく、しっかり観察して下さいね。
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ブログにお邪魔しました。 (テツ)
2007-12-12 17:45:09
座席の確認は、JR東日本では、改札で指定券をチェックして、各列車にデータを飛ばしているので、車掌が席に来てキップのチェックをすることはないです。
近鉄特急も座席のチェックはないそうです。

JRでは、車掌が目で見た乗客数を駅間ごとに所定の用紙に記載して駅のポストのような箱に入れています。この用紙を「ノリホ」というそうで、今後のダイヤ改正などの参考にするそうです。
一度、注意してみて見たらいかがでしょう。私は神戸駅でノリホを入れるのを実際に目撃したことがあります。
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新幹線、近鉄はやっている (ichiro)
2007-12-12 20:15:56
コメントありがとう。

とにかく新幹線、近鉄特急は、未だ車掌が回ってきて座席チェック(どこまで行くのか?)していると思います。それで、たまたま乗って空いている所に座った乗客から特急指定料金を取って経営に役立っているのですよ。
今日も近鉄特急で高の原まで帰ったけど、車掌が回ってチェックしていましたよ。

でも「ノリホ」って、どうしてそういうのでしょうね。
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再び投稿。 (テツ)
2007-12-12 21:25:52
車内検札について。
恐縮しますが、Wikipediaの記述を参考に引用させていただきます。

要は、車内検札が行われないのは、例外的にJR東日本の一部列車(新幹線はすべて)、JR西日本、近鉄などでは、データ以外のところに座っている場合に確認する、JR東海は車内検札の完全廃止に否定的、というところが現状のようです。


「東日本旅客鉄道(JR東日本)のすべての新幹線、および「ひたち」「あずさ」「成田エクスプレス」などの首都圏近郊の特急列車の多くでは、あらかじめ座席指定券を購入した段階でその情報が乗務員の持つ携帯端末に送られ(DoPa網を使用)、普通車およびグリーン車の指定席車両の車内改札は行わない方向に進めている。指定券が発行されていない席に乗客が着席している場合や、有人改札を利用した場合には引き続き車内改札を行っている。

同様に、西日本旅客鉄道(JR西日本)の山陽新幹線の一部や、近畿日本鉄道の特急、京成電鉄のスカイライナーでも指定席の予約状況が車掌の携帯端末に送信され、予約されていない席に着席している客に対してのみ車内改札を行うなど簡略化している。「指定券を持っていないのが一発で分かる」のはこのためである。乗客からは「睡眠を邪魔されない」などおおむね好評であるため、車内改札を省略もしくは簡略化する動きは広まっている。

一方で、東海旅客鉄道(JR東海)は、JR東日本・JR西日本と同様に携帯端末による確認も実施しているが、乗客車内改札の完全廃止に否定的であり、東海道新幹線および同線に乗り入れる山陽新幹線の列車では現在も全車両対象に車内改札が行われている。」

「ノリホ」は、「乗り」の「報告」を略しているようです。
※富井規雄『列車ダイヤのひみつ -定時運行のしくみ-』成山堂書店・平成17年(33ページ参照)
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再び有り難う (ichiro)
2007-12-12 21:51:42
確かに近鉄では車掌は検札せずに携帯端末を見てチェックし通り過ぎていきました。
しかし、JR東海では車掌は携帯端末も持っているようですが、ばっちり一席一席検札していました!
テツさんの言うとおりです。
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