西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

世界遺産ではなく地域遺産を

2008-03-04 | 色々な仮説や疑問
今日配達された『学士会会報』No.869に赤坂憲雄さん(東北芸術工科大学大学院長)が「地域遺産とは何か」を書いていて、面白いと思った。

まあ多くの人が「世界遺産云々」するが、あれは「グローバル・・」と言いつつも西欧社会の価値観で「上」から決めている傾向が強い、と言う。そして、そうではなく、オーストラリアの原住民アボリジニの「何もない聖地」とか宮沢賢治の「イーハトヴ」などこそ地域住民の物語豊かな、いわば「地域遺産」ではないか、と言う。

そうだな、我々も「けいはんな学研都市」地域で、地域遺産を残すべく、しっかり夢を持って使い、未来を形成していきたいな、と思った。

(写真は、民俗学者で東北学、仙台学等に取り組む赤坂憲雄さん)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿