西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

鈴木 浩さん頑張れー!

2011-06-16 | 地域居住学
報道によれば、第5回福島県復興ビジョン検討委員会では、明確に「脱原発」を打ち出すようだ。7月末の報告書が、世界的に注目されるだろう。

脱原発について当委員会座長の鈴木 浩さんは、「これは(今、問題が進行中の)東電福島第一発電所全体にとどまらず、第二原発も含み原発全体を福島県から一掃することだ」との趣旨を述べた。「東京新聞」が、そのニュースを報じている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061501000626.html?ref=rank(これをコピーして検索して下さい。)

鈴木 浩さんは私の友人である。東北大学工学部建築学科出身、長らく福島大学に勤め、現在は名誉教授、私のブログも読んでいただいている。
5月29日の私のブログ参照:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/26ceb95bcfe9fb2db187b29692743522

鈴木さんが座長の委員会では、ビジョンに三つの基本理念を掲げているが、それらは「「脱原発」のほか、「すべての人々の力を結集した復興」「ふるさと再生の実現」の3本柱。」である。

福島県のビジョンは、国のビジョンとも他の二県(特に宮城県)のビジョンとも大いに違っていて、大いに注目されるのである。「脱原発」について問われた他の委員も「最も過酷な福島県で「脱原発」言わないと誰が言うのだ」と毅然として語っている。

広島や長崎が核兵器廃絶の先頭に立っているように、福島こそ「脱原発」の先頭走者に相応しいと思う。鈴木 浩さん、頑張って下さいね。

「大連立」は、ほぼ無理となったが・・・

2011-06-16 | 時論、雑感
6月5日のブログで、世の(?)「大連立」傾向を批判し、おそらく無理、と言っていたが、大体その通りになりそうだ。

民主党が頼りなく政策も自民党と大筋で変わらない(例えば、普天間基地移転問題、オスプレイ配備問題で民意を無視ないし大軽視してアメリカの言いなりになっている。はっきり脱原発と言えないなど。)ので「大連立も可能か?」となるのだろうが、現在の選挙制のこと(現状では民主、自民で1議席を争う)や、それよりも第一に「大連立」のトップ候補がいるか、と言えば、いないのである。

つまり「大連立」で怖いのは、地方政府の東京都、名古屋市、大阪府の首長のような、ある意味で「カリスマ」的トップが出てくることで、そうなると国自体が「独裁的、ファッショ的」になるのだ。

大震災復興、原発事故収束で政府が「もたもた」しているから、国民がいらいらして「大連立」して「さっさとやれ」ムードが出てきているのだ。しかし、まあファッショ的指導者が出ない限りは、今のままの「大連立」は、より「もたもた」になるだろう。

だから、今は、民主、自民の「大連立」ではなく、オールジャパン、全党で智恵を集めるべきだろう。

しかし、それを実効的にするには日本共産党や社会民主党など(無所属も含め)革新勢力がもう少し勢力を伸ばさないと、と思う。民主主義の前進ために頑張って欲しいし、バランスを取るため一定の勢力になるまで応援したいと思う。