西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

頭脳、言葉の「発達」と食欲、性欲の「異常」

2011-06-07 | 色々な仮説や疑問
人間も生物、動物の一種だから「生物、動物」の生き方法則に大局的に従うはずだが、どうも逸脱しているのではないか、と思う現象もしばしばみられるのではないか。

普通、動物は満腹になったら更に無理をして食べるということは、ない。ライオンも満腹になったら、すぐ前を例えばシマウマが通っても見向きもしない。シマウマもそのことを知っていて、そういう場合、悠々とライオンの前を通り過ぎていく。

又、人間以外の動物では繁殖期がほぼ決まっていて、それ以外の季節には、繁殖行動(セックス活動)はしないし、繁殖期を過ぎた動物は、なるべく早く死んで子孫のための食料を「食い荒らさない」、そのことによってその種は「永遠に」生きながらえるのだ。

ところが、人間は、満腹になっても「別腹」とかなんとか言って更に美食に走っている。色彩鮮やかな料理本もそれを後押ししている。

又、人間の繁殖活動というか性生活は、野放図になってきており、季節ものべつまくなしに一年中だし、繁殖期間を過ぎてもなお盛んである。

これっていうのは、人間の食欲、性欲という本能が、歴史的に「歪んで」きていることをしめしているのではないか。この原因は何だろうか。一つの仮説として言えそうなのは、頭脳が異常に発達して、言葉や、図像によって、それらの本能が異常に刺激されることにあるのではないだろうか。

我々人間が食欲、性欲の二大本能の発露において、こういう異常を続けていると、メタボ、生活習慣病が蔓延し、セックス異常者(例えば、セックスした相手を殺すなど、これはセックスの元々の目的、優秀な子孫を残すことを逸脱している)が蔓延し、やがて人類は本当に滅びるかもしれない・・・。