昨夜、テレビ「関西、熱視線!」はJR福知山線脱線事故の被害者家族とJR西日本の責任者達の共同の委員会(家族7名、JR西日本8名、中立委員として評論家の柳田邦夫さん)の500日に及ぶ「この事故を今後の安全確保に活かそう」という思いの活動の記録だった。
この委員会は、被害者家族が「責任追及の場にしない」とJR西日本に申し入れてようやく成立、最後には両者で共同記者会見をするまでになった。申し入れ電話をする被害者家族(奥さんと妹を亡くした)の浅野弥三一(やさかず)さんは、私と私の妻の昔からの知り合いである。昔、このブログにも何度か書いた。
別の被害者家族の一人が、事故を起こした時間帯の宝塚~尼崎までの電車に何度も乗り、尼崎手前の駅まで徐々に時刻表から遅れ、最後に一気に遅れを取り戻そうとしていることを確認、JR西日本に申し入れるも「全体として無理のない時刻表」などと言い張って当初は平行線。
そこで又別の被害者家族の人を中心に運転手や車掌の聞きとり調査、全体では少数の運転手が「最後のところでスピードを無理にあげざるをえない、と感じる」と回答、これを受けてJR西日本でも独自に30人の同路線の運転手に調査、1人が「非常に無理を感じる」2人が「無理を感じる」だった。残りの大半は、「少しは感じる」「感じない」だった。(調査回答文は概略、テレビだからメモが追いつかない、ご免!)
これを委員会でJR西日本は「10%、1割の運転手が無理を感じ、あとは「ほぼ感じていない」と報告、これに対して浅野さんは、「1割と言うのは(少ないと言うが)10本に1本ですよ。それで安全確保していると言えるのですか」と発言、ついにJR西日本は「お説の通りです」と言わざるをえなくなった。自分の調べたデーターで、そう言わざるを得なくなったのだ。
実際の脱線事故では、最後、無理なスピードで突っ込んだことが分かっているので、このような運転手の心理状態では、今後「絶対安全」とはならないのである。以後JR西日本では運転手等への安全教育も改め、(多分、ダイヤ(時刻表)もゆとりのあるものに改め)たのではなかろうか。
原発事故では、54基中、少なくとも4基事故進行中である。1割にも満たないが、これは世界の「大事故」なのは明らかだ。
じゃあ、「脱原発」に関するイタリアの国民投票で94%余が「脱原発に賛成」というのは、どう見たらよいか。東電福島第一原発事故の後で、「近隣の」ドイツやスイスが「脱原発」を決めた後だった、という状況も勘案しなければなるまい。残りの6%弱にどういう意見が含まれるのかも考慮する必要がある。
色々な調査、統計での回答割合や確率などをみて、どのように解釈するか、よくよく考えないといけないのである。
この委員会は、被害者家族が「責任追及の場にしない」とJR西日本に申し入れてようやく成立、最後には両者で共同記者会見をするまでになった。申し入れ電話をする被害者家族(奥さんと妹を亡くした)の浅野弥三一(やさかず)さんは、私と私の妻の昔からの知り合いである。昔、このブログにも何度か書いた。
別の被害者家族の一人が、事故を起こした時間帯の宝塚~尼崎までの電車に何度も乗り、尼崎手前の駅まで徐々に時刻表から遅れ、最後に一気に遅れを取り戻そうとしていることを確認、JR西日本に申し入れるも「全体として無理のない時刻表」などと言い張って当初は平行線。
そこで又別の被害者家族の人を中心に運転手や車掌の聞きとり調査、全体では少数の運転手が「最後のところでスピードを無理にあげざるをえない、と感じる」と回答、これを受けてJR西日本でも独自に30人の同路線の運転手に調査、1人が「非常に無理を感じる」2人が「無理を感じる」だった。残りの大半は、「少しは感じる」「感じない」だった。(調査回答文は概略、テレビだからメモが追いつかない、ご免!)
これを委員会でJR西日本は「10%、1割の運転手が無理を感じ、あとは「ほぼ感じていない」と報告、これに対して浅野さんは、「1割と言うのは(少ないと言うが)10本に1本ですよ。それで安全確保していると言えるのですか」と発言、ついにJR西日本は「お説の通りです」と言わざるをえなくなった。自分の調べたデーターで、そう言わざるを得なくなったのだ。
実際の脱線事故では、最後、無理なスピードで突っ込んだことが分かっているので、このような運転手の心理状態では、今後「絶対安全」とはならないのである。以後JR西日本では運転手等への安全教育も改め、(多分、ダイヤ(時刻表)もゆとりのあるものに改め)たのではなかろうか。
原発事故では、54基中、少なくとも4基事故進行中である。1割にも満たないが、これは世界の「大事故」なのは明らかだ。
じゃあ、「脱原発」に関するイタリアの国民投票で94%余が「脱原発に賛成」というのは、どう見たらよいか。東電福島第一原発事故の後で、「近隣の」ドイツやスイスが「脱原発」を決めた後だった、という状況も勘案しなければなるまい。残りの6%弱にどういう意見が含まれるのかも考慮する必要がある。
色々な調査、統計での回答割合や確率などをみて、どのように解釈するか、よくよく考えないといけないのである。