西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

小沢一郎対検察特捜部の戦い「高みの見物」

2010-02-02 | 時論、雑感
昨日、民主党幹事長の小沢一郎が記者会見して、一昨日、検察庁・東京特捜部の再度の事情聴取に応じたと発表(これは検察もリークせず、大マスコミは何処も事前に報道していない)、そこで、2月4日に拘留期限が切れる石川衆議院議員(元、小沢一郎秘書)他の起訴があった場合、小沢さんはどうするか、と聞かれて「仮定の問題には答えられない」と突っぱねることも出来たのだが、「重大な責任を感じる」(「まあ、そういうことは想定していないが・・・」)と答えたのだ。

うーん、妥協、「取引」したのかな、と思う。まあ、最近の世論調査を見ると、小沢幹事長は責任を取るべし、が7割ほど、しかし民主党の支持率が50%前後に下がっているが、自民党の支持率は相変わらず低迷、このまま7月の参議院選挙になれば、民主党が過半数を得ることも十分可能なのだ。だから、ここで小沢さんは一旦幹事長も辞任して「謹慎」という形になるのかな、と思う。でもこれだと検察の「敗北」だろう。(こういう大マスコミの「検察リーク情報」による)小沢疑惑報道にもかかわらず、検察の取調べは、おかしいという世論が2割を越えているのも見逃せない。

まあ、最近は、小沢一郎対検察特捜部の戦いの実相は、大マスコミだけの情報では分からない。まあ、ネット情報、『週刊朝日』、『日刊ゲンダイ』などの情報で補う必要があろう。

とにかく明後日2月4日の「立春情報」が大事、どちらに「春」が来るのだろうか。

「素人」が「知ろうと」している素朴な疑問二つ

2010-02-02 | 色々な仮説や疑問
とりあえず歴史の個人的見直し二つ:

(1)江戸末期に欧米(ロシア含む)が日本列島に接近してきたが、中国や朝鮮に対する態度と少し違っていたと思う。中国に対しては、英国がアヘン戦争を仕掛け、香港を「手に入れ」、昨今ようやく中国に返還した。欧米の中国に対する見方は、膨大な国土と国民、そこに欧米は膨大な「資源や市場」をみたであろう。また、そこを押さえればアジア、東アジア全体を押さえられると考えたのではないか。それに対して、日本まで近づいた欧米は、平野も少なく山が7割で、資源は少なく、国民も中国よりずっと少なく、かつキリスト教が布教しにくかったように、メリットが少ない国土、扱いにくい国民と思ったのではないか。で、日本は、英米とロシアの対立もあって「侵略」を免れたのでは、と思うがどうだろうか。

(2)明治以降、日本は「脱亜入欧」「富国強兵」をスローガンに、英米、ロシアの動きを睨みつつ、大国・清国に日清戦争をしかけ、勝利、朝鮮半島にも進出、続いて「日英同盟」(これは対ロシア同盟)を背景に日露戦争を戦い、かろうじて勝利、終結にあたっては米国に調整を委ねた。こういうように大国・中国やロシアに対して「勝った」かたちから、当時の最大の大国の米国に無謀に戦争を仕掛けて無残に敗退したのだ。日清、日露は国際情勢に「助けられた」面があるのに、自らの「力」で勝ったように思ったのではないか。『坂の上の雲』にもそのような雰囲気が漂っている。

現在、タフな国際情勢の分析とタフな360度の外交戦略が必要なのに、まだ「島国・辺境国」のノホホン外交のように見える。