ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.6.28フェスゴ5回目+ドセタキセル5回目(6割減量3回目)+ジーラスタボディポッド5回目16日後のこと 旅は3日目、瀬戸大橋から四国上陸、はじまりの寺を経て鳴門海峡へ、最後の夜も温泉三昧

2024-06-28 17:25:41 | 

 昨夜はブログアップ後、とりあえず部屋着に着替えて本館の温泉を目指す。徒歩3分ということだったが、雨だし、暗いし、でしっかり道に迷う。そうこうしているうちにまたお腹が緊急事態。夫が道行く人に場所を確認してくれて、文字通り這う這うの体でホテルに到着。温泉に入る前にお手洗い直行。はぁぁ・・・。

 シラサギが傷を癒していたことから見つかったというこの温泉、ホテル内に鷺のモチーフが散見される。
 美人の湯(男性風呂は長寿の湯)の脱衣所には一人いらしただけで、貸し切り。やった!と黒いキャップを外して急いでシャンプーを済ませる。内風呂、露天風呂、ドライサウナをそれぞれ急いでコンプリート。
 夫と時間を待ち合わせているので忙しない。それでもやっぱり大きな温泉に浸かり、バスの長時間乗車で凝り固まった身体を解せるのは気持ち良い。頑張って待ち合わせ時間より3分早く出たのに、烏の行水の夫は既に上がって寛いでいた。

 帰り道はしっかり道を確認したところ、スイスイと到着した。こんなに近かったとは。そのままホテル別棟のスパへ。こちらはスチームサウナ、ジャグシー、寝湯がある。洗い場で若い女性が2人いたけれど、サウナもお風呂も貸し切り。こちらもぱっぱと出たつもりだったが、夫の方が早かった。

 というわけで、忙しかったが2つのホテルのお風呂を梯子して部屋に戻る。手足のケアをして寝る前にロペミン。9時間の間に3回もロペミンのお世話になったのは初めてだ。既に下痢の回数は優に10回を超えていた。就寝前にもまた下痢。お腹の中が一体どうなっているのかと思うくらいの酷い下痢だ。
 夕飯だって殆ど摂れなかったというのに。げっそりしてベッドに入ったのはとりあえず日付が変わる前。夫の方が先に寝付いたが、私もほどなくして眠りに着いた。

 そして今朝。夫のスマホアラームが先に鳴り、時間差で私のアラームと部屋のモーニングコールが鳴る。外は雨が本降りだ。うーん。と、起きた途端にまた腹痛。お手洗いに駆け込む。これでもうお腹は本当に空っぽな筈だ。とりあえずロペミンのおかげで夜中に起きず、よく眠れたことを想えば有難いことだった。

 さすがに朝風呂を愉しむ時間はない。身支度をして、パッキングをほぼ終えて、レストランに降りる。昨夜と同じ場所に座ってくださいという案内。ブッフェ台には色々あれど、お腹に優しそうなポトフのスープとホテルメイドのミニクロワッサンに白桃ジャム、リンゴジュースをちょっぴりとパイナップルを一切れ。
 食後はホテルメイドのハーブティを頂いておしまい。食後の薬、ミヤ、タケプロン、タリージェ5mgを飲む。
 
 部屋に戻り、朝ドラを視、ロペミンを飲んでから部屋を出る。フロントで昨夜の飲み物の支払いを済ませチェックアウト。既に皆さんロビーで待っている。荷物だけはバス駐車場に運んでもらえるので、身軽に駐車場まで歩く。とはいえ、雨降りだ。足元は悪い。
 予定時間より若干早い出発。今日は2列目、実質1番前だ。お手洗いのことを考えれば有難い配置だ。

 今日の最初の立ち寄り地までは2時間半かかるとのこと。走行距離は明らかではないが、かなり遠いのは間違いない。3日目と4日目の日程の入れ替えがあった関係で、当初予想していたのと違う経路で高速に乗る。
 だんだん雨が小降りになってくる。このまま行って欲しい、と思うが、目指す四国はお天気が悪そう。瀬戸大橋を渡り、ちょうど真ん中あたりの与島でお手洗い休憩。

 ここで可愛いツバメの巣を見られた。皆がスマホを構えている。大きな口をあけたヒナが、所狭しの巣から時折顔を出すのがなんとも可愛らしい。別の巣では頻繁にお母さんの姿が見えた。
 そんなこんなで15分の休みのうちにお手洗いを済ませ、ツバメを愛で再びバスに乗り込む。前回の旅では瀬戸大橋の姿は見たけれど、こうして坂出まで渡ることはなかった。四国に入ると雨が酷くなる。

 そして、1時間ほどして到着した四国八十八か所第一番札所、巡礼ふりだしの古寺、はじまりの寺の別名を持つ霊山寺に到着。駐車場には同じ紅白のバスが止まっており、ツアー名は同じ。通常日程で今日が最終日の方たち、36名様ご一行だそう。
 添乗員さんもまさかここで遭遇するとは・・・と驚いていらした。バスの中は私達のように1人2席の広々ではなく大変そう。それにしてもよりによってとんでもない土砂降り。

 立派な仁王門を潜り、境内に入ると、放生池は土砂降りの雨で、水面を打つのが噴水なのか雨なのかわからない状態。金ぴか童子たちも雨に打たれているが、池の中の大きな錦鯉たちは悠々と泳いでいる。まずは多宝塔向かいのお堂でお参りを済ませる。
 夫は足元悪いし、と踵を返して帰ろうとするが、この後、本堂に行かないでなんとする、ということで十三仏にご挨拶しながら、本堂へ向かう。天井に吊り下げられた沢山の灯篭の美しく幻想的なこと。
 ようやく無事お参りを済ませて、水たまりだらけの境内の中をへっぴり腰で歩き、駐車場に戻った。とにかく到着した時の雨が一番酷かったようで・・・。

 次なる目的地はランチ会場のホテル。地産地消イタリアンフルコースとのことで楽しみにしていたが、お腹が心配なのは想定外。既に私達より先に到着していた先ほどのバスの方たちが、大きなお部屋で食事を始めていた。私達は一番奥の個室へ。8人がけの大きなテーブルが2つ。
 地中海の旅篭屋をイメージしたとのこと。結婚式場でもあり、メゾネットホテルも併設されており、なかなかお洒落な処である。聞けば、明日はこちらで結婚式がある関係でランチが提供できなくて、私達の日程は今日と明日がひっくり返ったらしい。

 夫は今日も白ワインを所望して元気である。雨に濡れているので冷房で冷やされると、きつい。お腹が心配なので、ジャケットもストールも取れない。皆さんも寒そうなので冷房を弱くして頂く。スターターは鳴門金時のポタージュだったが、なんと冷製・・・。半分でギブアップ。続く鮮魚のカルパッチョもヒエヒエ。
 ようやく出てきた温かいお料理はスダチ鶏のリゾット、鳴門鯛のポアレがメイン。どれも半分ちょっとで残してしまって申し訳なかった。デザート盛り合わせだけは紅茶とともに美味しく頂いた。

 食事が終わって外に出ると、有難いことに日が差して雨が止んでいる。鳴門の海が良く見える。
 20分ほど走って鳴門スカイラインから四方見展望台へ到着。雨が止み、まだ雲は散見されるが、時折青空が見える。ここでは鏡島というハートの形の島が望めるが、残念ながら展望台の高さからはハートには見えない。

 瀬戸内海から淡路島までくっきりと見渡せる絶景ポイントを15分ほどで後にし、最後の立ち寄り先は、先ほど展望台から見えた大毛島。鳴門公園で鳴門海峡を一望できる。バスの駐車場からはお土産屋さんのマイクロバスに乗って、千畳敷まで。鳴門大橋の下で渦が巻くのだけれど、今日はなんとなく渦の赤ちゃん・・・を見て、お土産を買ってバスに乗り込んだ。

 ということで、本日の観光は無事終了。宿泊先は鳴門温泉のリゾートホテル。オーシャンフロントの2部屋続きバルコニー付き和室だった。本当はベッドが良かった~なのだけれど。

 夕飯まで2時間半ある中での早めのチェックイン。部屋に入って荷ほどきをした後は珈琲とおやつで一服し、夫は早くも作務衣に着替えてお昼寝中である。
 とりあえずお腹が落ち着いてくれたのでほっとした。今日も門前薬局のIさんとLINEのやりとり。

 それにしても、治療前ギリギリまでお腹の調子がこれほど安定しないとは。回を重ねるに連れて下痢の頻度が高く、きつくなっている感じがする。この状態では家にいたら引き籠りだっただろうから、強引に旅に出てきたのはある意味正解だったかもしれない。
 とはいえ、バスに乗っていつお手洗いに行けるかというのはかなりのストレス。宿に入ってしまえば、OKなのだけれど。

 今回の旅も早くも最後の夜になった。今日も屋上展望風呂と1階の露天風呂が楽しめそう。夕食後には阿波踊りの公演もあるとのこと。
 なんとか体調不良も乗り越えて、無事帰京したいと思う。
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