ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.6.27フェスゴ5回目+ドセタキセル5回目(6割減量3回目)+ジーラスタボディポッド5回目15日後のこと 旅は2日目、弁柄と石段と下痢との1日、夜は断捨離読書会、温泉へ

2024-06-27 22:00:08 | 

 昨夜は夫が充電器を忘れた、とコンビニまで遠征。なかなか帰ってこないので心配していたら、1軒目になくて2軒目まで足を延ばし、その後美観地区のライトアップを観に行ったそうな。綺麗ではあったけれど、人っ子一人いなくて怖かったとのこと。

 私は草臥れて先に入浴を済ませ、ベッドに入った。
 今朝はホテル出発より1時間半前にスマホアラームをかけていたのだけれど、更にその15分前にかけていた夫のアラームで起こされる。やけに寝汗をかいている。
 身支度をし、パッキングを済ませ、7時オープンのレストランに時間より5分ほど早く降りる。既に早起きの数組がレストランに入っている。私達も窓際の席に案内される。奇しくも20日ほど前にランチをした隣のテーブル。
 少しずつ色々頂き、30分で食事を切り上げ、夫より先に部屋に戻ってBSで朝ドラを視る。

 チェックアウトをしていざ出発。パンフレットに出ていた出発時間より20分早い。今日は昨日より席が2列後ろになった。
 最初の立ち寄り先までは1時間半ほどとのことだったが、実際にはさらに20分ほどかかった。緑深い山道をくねくねと登ってバスは進んでいく。

 到着したのはジャパンレッド発祥の地、弁柄と銅(あかがね)の街、備中吹屋である。吹屋ふるさと村として赤褐色の石州瓦と弁柄色の外観で統一された見事な街並みは、吹屋の長者たちが今に残した文化遺産だ。
駐車場でバスを降り、散策時間は1時間ほど。まずは2012年までは現役だったという日本最古の木造校舎、旧吹屋小学校まで添乗員さんが案内してくれて、ここからは自由散策。
 2022年4月から地域の観光拠点施設として公開されている。最盛期の大正時代には最大369名の児童が在籍していたという。朝ドラの子役たちもここで撮影をしたとか。

 チケットを買って小学校に入る。入場券は裏が小学校の名札になっている。朝は快調だったが、なんとなくここでお腹の調子が怪しくなってくる。スリッパを履くと、痺れた足からは脱げてしまうし、滑り止めのイボイボが痛いことといったら言葉にならない。
 ヨタヨタしながら展示室を見学。校長室ではその椅子に座り、偉そうに記念撮影。教室では教壇に立って、児童席に座る夫に睨みを利かせる。

 古いお手洗い等がずらりと並んでいたり、講堂や体操室等、昭和レトロの感じが懐かしい。夫が通った小学校はこんな感じだったそうだ。私の通った小学校は新興住宅地の新しい小学校だったので、ちょっと違ったけれど。

 夫は子供のようにガラポンをして小学校の木製キーホルダーをゲットしていた。
 再び駐車場を目指しつつ、歩く。行きは早すぎてまだ開いていなかったお店もオープンしている。お土産をちょっと買ったら、お店の方が街並みをバックに夫とのツーショット写真を撮ってくださった。もう少し時間があれば、お茶をしたり、郷土館や旧片山家住宅等の見学したり出来たのに、残念。
 時間調整で最後に弁柄染のお店を覗く。夫はキャップが気になったようだったが、かなりお値段も良くて、冷やかしに終わった。

 お天気はなんとか持ってくれて傘はお守り代わり。次は1時間ほどバスに揺られて昼食会場へ。緑の田んぼに沢山のシラサギがいる。

 今回は口福の旅、ということでお昼も2回ついている。ちょうどお昼の時間に日帰り温泉施設内の大きなレストランに到着。16人貸し切りの間で、3種のブランド牛食べ比べの昼食は、岡山和牛蒸籠蒸し、島根和牛石焼、地元新見千屋牛のすき焼きやコロッケ等これでもかと牛肉が並ぶ。もう見ただけでイナフだが、一応一切れずつ味見をして夫に横流し。
 この辺りからお腹はかなり心配になってくる。

 再び1時間半ほど揺られ、今日最後の立ち寄り地は昨日に引き続き日本百名城の一つ、津島城跡、鶴山公園。
 広大な敷地に続く高さ10m前後の豪壮な石垣が、かつての雄姿を偲ばせるというキャッチフレーズ。今にも雨が落ちてきそうな気配だが、まだ降らずにいてくれる。
 ここでも御多分に漏れずアクセスしにくい石段が目の前に立ちはだかる。登り口で既に下痢が始まり、夫には無理しないでこの辺でお茶をしていても、と言われたが頑張って上がる。
 けれど、壊れたお腹で石段を上るのがきつかったのか、最初の階段を上り終えたタイミングでまたしてもお手洗いへ。階段が終わるごとに園内にはお手洗いがあったが、3分の2は和式。来訪者が少ないからよかったけれど、という感じ。

 フウフウいいながら、夫に手を引かれて石段を上る。春は桜の名所だそう、なるほど桜並木である。今は紫陽花。とはいえ、もう腹痛が心配で気が気ではない。お手洗いがあれば、早速駆け込む。
 このままではとてもバスに乗れない、と、ロペミンを飲む。なんとか天守閣跡、本丸まで到着したけれど、靴を脱いで中に入る元気はなく、入口で写真を撮って終了。

 ここで雨がパラパラと降り出す。私は晴雨兼用傘を持っていたけれど、夫はまたしても折り畳み傘をバスに置いてきたという。うーん。藤棚を雨避けにしながら、今度は下りの石段を下りる。見晴らしは良いのだけれど、それを愉しむ余裕もなく。
 足の裏も指先も痛いし、お腹は悲惨で踏んだり蹴ったり。何とか皆さんに追いついて、駐車場となりのお土産屋さんに到着して時間調整。そしてまたお手洗い。もうよれよれのふらふら。森蘭丸の弟、森忠政公が築城したとのことで、パンフレットには諸々沿革が書いてあるが、読む元気もなく。
 ホテルまでは30分から40分ほど、とのこと。お腹にジャケットを巻いてなんとか保持たせた。

 今日の宿泊地は岡山3大名湯の一つという湯郷温泉。温泉街の中、ちょっと異質なリゾートホテルに宿泊だ。ロビーも素敵。カードキーを頂いて部屋に入ると、角部屋で洗面台が2つあり、部屋のお風呂も随分と大きい。
 それでも度重なる下痢でげっそり、夕食まで2時間ほどあるのに、温泉に行く元気もなく、荷ほどきをしたら、ベッドでゴロゴロ。部屋に入ってからも何度もお手洗いを往復して、夕食前にロペミンを飲む。

 夕食は創作フレンチ料理。地物や旬にこだわった前菜ブッフェも美味しそうだけれど、とても頂けそうにない。お魚、お肉料理が時間差で運ばれたが、お魚を3分の1ほど、お肉はまた牛ロースだったので、一切れも食べられずご馳走様。本当に情けない限り。夫は部屋着ですっかりリラックスして白ワインを愉しんでいた。

 なんとかデザートのパンナコッタと紅茶をお腹に入れて、這う這うの体で部屋に戻ってきた。今夜も昨夜と同じ練馬のご夫婦と歓談しつつの夕食だった。お腹が壊れていては食事は楽しめない。残念なことだ。

 部屋に戻って母にMeet通話をするが、なかなか出ないので、携帯にかけ直すとようやく出た。お手洗いに行って気づかなかったという。私はお腹を壊してヘロヘロと報告。母は今日はデイサービスから帰ってきて、明日はヘルパーさんが来てくださった後は午後からWさんサロンに予約が入っているという。元気なので心配なく、とのこと。有難いことである。

 ということで、せっかくの口福料理が愉しめないトホホなお腹事情の中、断捨離読書会を終えたところである。
 お腹が落ち着いたら、まずは本館の露天風呂に遠征してからこちらに戻ってスパとジャグシーをコンプリートしたいのだけれど・・・。
 明日3日目はかなりの移動距離になりそう。お天気が心配なことである。
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