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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.11.4 祭りのあと

2010-11-04 20:59:08 | 日記
 今朝、出勤して学内を歩いていると、学園祭の片付けでお揃いのジャンパーを着てゴミの仕分けをしたり、リヤカーで看板等を運んでいる学生たちの姿を見た。

 昨日までで学園祭は終了。今日は片付け日ということで授業は休講だ。昨夜はフィナーレで花火の打ち上げがあった。かつては我が家のベランダからもこの花火を見ることが出来たのだが、最近は木々が大きくなったこと、新しいマンション等が次々に建ったこともあり、音だけで光は全く見えない。ちょっと残念なことだ。

 最近ではこうした花火の音等の騒音に対する苦情も多いとみえて、学園祭前には各戸ポストに学園祭へのお誘いと騒音等について予めご理解を請うチラシが入る。住宅街を一軒々々ポスティングして回っているのだから、学生たちにとっては大変なことだろう。
 それでも学校での運動会等の声すら騒音と言われる時代だ。少子化だなんだと言いつつも、学校も保育園も実は迷惑施設扱い。そんな時代になったのだなあ、と思う。

 学内にいると、案外何も見ないでおしまいになってしまうものだが、今年は公開講義を1つ聴く機会があった。
 「朝食を食べよう!時間栄養学への招待」という演題。生体リズムやその発現を司る体内時計のメカニズムが科学的に解明されていく中で、「いつ、どのように」という食事の時間やタイミングという要素を加味した研究、「時間栄養学」という新しい研究領域についてのものだった。
 1日のうちどの時間に抗がん剤投与をすると最も効率が良く副作用が軽減出来るのかや、喘息の発作は明け方が起こりやすいので就寝前に投薬する、などという「時間薬理学」は既に研究が進んでいるようだが、同じように、脂肪蓄積に関する遺伝子は深夜に活性化されるので、脂肪合成の材料になる油脂を含む食品は寝る前に食べないように、骨形成の日周リズムは深夜に高くなるため、骨密度を上げるカルシウムの摂取は夕食後が効果的、などなど次第に解明されてきているらしい。聴講していたのは地域の高齢者が大半だったように見受けられたので、朝食抜きという方はあまり目立たなかったけれど、おそらくそうなのだろう、と言われていたことが科学的に実証されてきている、という。これぞ研究の醍醐味なのだろうな、と興味深く聴いた。

 大学の名前が変わって早いもので6年になるが、旧大学時代から息子はずいぶんこの大学祭で遊ばせてもらった。私が学園祭開催中の祝日(文化の日)に出勤しなければいけないポストにいたときには、夫と2人で訪れては、鉄道研究部のジオラマで運転させてもらったり、模擬店の綿菓子やらリンゴ飴などで舌を真っ青にしたり真っ赤にしたりして嬉しそうに帰ってきたものだ。私なら食べさせないものを、夫と二人だと「今日は特別、ママには内緒」と何でもありで、息子としては楽しいひと時だったのだろう。保育園や学童クラブでも、例年皆で連れだって児童演劇のお世話になっていた。
 あいにく今年は明日が中学最後の実力テストということで、「行きたい。」とすら言わなかった。余裕がなかったのかどうか。ゴロゴロしたりテレビを見たりはしていたので、実のところはわからないのだが。

 昨夜は、高校生の吹奏楽コンクールを追った生中継番組をついつい見てしまった。「これぞ青春!君もやってみたらどうなのよ。」と息子に言ってみたりして・・・。
 僅か720gという超未熟児で生まれ、未熟児網膜症等の後遺症で3歳まで全盲だったという男の子が親元を離れ寮生活をし、オーディションを通過し、舞台で立派にトランペットを吹いている姿にはすっかり母の目になってうるうるしてしまった。
 それにしても、吹奏楽の甲子園と言われる普門館の舞台で演奏できたことも今ではいい想い出である。

 祭りのあとは、いつもなんとなく物哀しい。
 いよいよ朝の空気が澄み、青空に大銀杏の黄色が映える季節である。

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